ルールが分かればより楽しい!ラグビー広辞苑【ラグビーW杯直前特集】

&GP / 2019年9月20日 7時30分

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ルールが分かればより楽しい!ラグビー広辞苑【ラグビーW杯直前特集】

「ラグビーはルールが分かりづらい」という人のために、基本的なルールと用語をまとめて紹介。全てを覚える必要はないが、知っておくとラグビー観戦がもっと楽しくなるはず。とにかくトライまたはゴールキックが決まると得点、レフェリーの笛が鳴ったらファウル。難しく考えなくてもラグビー観戦は楽しめる!

 

▼ラグビーの基礎知識

●1チーム15人、計30人がグラウンドで戦う
●試合時間は前後半40分の計80分間
●ボールを前に投げるのは反則。キックはOK
●ボールを持っていない相手にタックルするのは反則

▼得点方法

●トライ:5点
●コンバージョンゴール:2点
●ペナルティゴール:3点
●ドロップゴール:3点
●ペナルティトライ:7点

▼ポジション

フォワード(背番号1〜8)
スクラムやラインアウトでボールを奪い合い、バックスが捕まるといち早く助けに行く勇猛果敢な8人。ぶつかって倒されて下敷きになりながらも、また起きあがって走り回る。ひたむきに体を張る、縁の下の力持ち的な存在。

1&3番:プロップ、2番:フッカー、4&5番:ロック、6&7番:フランカー、8番:ナンバーエイト

●バックス(背番号9〜15)
フォワードが獲得したボールをパスやキックを駆使して大きく前進し、トライやゴールにつなげる。フォワードほど相手とぶつかり合う頻度は多くないため、体の大きさよりもスピードやさまざまな技術が重視される。

9番:スクラムハーフ、10番:スタンドオフ、11&14番:ウイング、12&13番:センター、15番:フルバック

【ア行】

●アーリーエンゲージ
レフリーの声よりも前にスクラムを組んでしまう反則のこと。相手のフリーキックで再開する。

●アクシデンタルオフサイド
ボールを持っている選手が、前にいる味方選手とぶつかってしまうこと。相手チームスクラムから再開する。

●アドバンテージ
ファウルを受けたチームがそのままプレーを続けた方が有利になると判断された場合に、レフリーがファウルを流しプレーを続けさせること。

●イエローカード(シンビン)
危険なプレーや同じ反則を繰り返したとして出されるカード。提示された場合、その選手は10分間の出場停止処分となる。同一試合で2枚のイエローカードをもらうとレッドカードが提示され、退場処分となる。また、ラグビーワールドカップではグループリーグで累積3枚のイエローカードを貰うと次の試合が出場停止となる。
関連用語→レッドカード

●インゴールエリア
ボールを地面に押さえるとトライが得られる区域。関連用語→トライ

●オフサイド
プレーに関与出来ない状態にも関わらず参加してしまうこと。相手ボールのペナルティキックかスクラムでプレイを再開する。基本的には、ボールよりも前方にいる選手がプレーに参加するとオフサイドの対象になる。

●オブストラクション
攻撃側のボールを持っていない選手が、守備側の選手を妨害すること。相手側のペナルティキックでプレーを再開する。

【カ行】

●グラウンディング
ボールを持っている選手がインゴールエリア内で地面にボールをタッチすること。主にトライ時の動作。関連用語→トライ

●ゴールポスト
ゴールラインの中間にある2本のポストのこと。ゴールポストはクロスバーでつながれており、相手陣地のゴールポストで挟まれた空間、かつクロスバーの上をキックでボールを通すと得点になる。関連用語→コンバージョンゴール、ドロップゴール、ペナルティゴール

●コラプシング
故意にスクラム・モールを崩すこと。相手ボールのペナルティキックで試合を再開する。関連用語→スクラム、モール

●コンバージョンゴール
トライ後に与えられるキック。トライした地点からまっすぐ下がった位置で行い、左右には動けないが、前後は距離関係なく好きな地点からキックできる。ゴールが決まれば2点が追加される。関連用語→プレースキック

【サ行】

●スクラム
軽い反則からのプレー再開などに適用されるセットプレー。双方のフォワード8人がレフリーの合図で組み合い、スクラムハーフが投入したボールを味方に掻き出すために押し合う。投入されたボールは足でのみ扱うことができ、ナンバーエイトとスクラムハーフのみ掻き出されたボールを手で扱える。スクラムを度回転させてしまうと反則になる。関連用語→コラプシング、スクラムホイール

●スクラムホイール
90度以上スクラムを回してしまうこと。相手ボールスクラムで再開する。

●スローフォワード
ボールを自分より前にいる味方に投げてパスすること。相手ボールスクラムで再開する。

【タ行】

●タックル
ボールを持った相手選手の肩より下に飛び込み、相手を倒すプレー。タックルを受けた選手は倒れたり片膝や片手、尻もちをついたりしたら、1プレー以内にボールを離さなくてはいけない。タックルする側は、相手選手の肩より上にタックルした場合や、持ち上げて叩き落とすタックルをした場合は反則となる。
関連用語→ノットリリースザボール、ハイタックル

●TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)
ビデオ判定。危険なプレーや、トライの判定が微妙な時に利用され、より正確で公平な判定をするために導入された制度。

●トライ
得点方法のひとつ。攻撃側の選手が相手側のゴールラインを越えて、インゴール内にボールを持ち込んで地面に押さえる。レフリーに認められたら5点が追加される。

●ドロップゴール
得点方法のひとつ。プレー中、持っているボールを一度地面に落としてからゴールを狙う。バーを超えたら3点が追加される。

 

【ナ行】

●ノーサイド
試合が終了すること。ラグビー発祥のイングランドでは、試合後に敵味方が称え合うという精神があり、その事に由来する。

●ノーボールタックル
ボールを持っていない選手にタックルしたときの反則。相手のペナルティキックで再開。

●ノックオン
ボールを前に落とす反則。相手ボールのスクラムで再開。

●ノットストレート
ラインアウトまたはスクラムで、ボールを真っ直ぐ投げ入れられなかったときの反則。スクラムでノットストレートを取られた場合は相手チームボールのフリーキックから、ラインアウトでノットストレートを取られた場合は、相手チームボールでスクラムかラインアウトのどちらで再開。

●ノットリリースザボール
タックルを受けた選手がボールを放さなかったときの反則。相手のペナルティキックで再開。関連用語→タックル、ノットロールアウェイ

●ノットロールアウェイ
タックルした選手がその場から離れず、相手選手の妨害をすること。相手ペナルティキックで再開。関連用語→タックル、ホールディング

 

【ハ行】

●ハイタックル
相手選手の肩の線より上への危険なタックル。相手ペナルティキックで再開。関連用語→タックル

●ハンド
スクラム及びラック内にあるボールを手で扱ったときの反則。相手ペナルティキックで再開。関連用語→スクラム、ラック

●フリーキック
やや重い反則からのプレー再開時に相手に与えられるキック。キックの方法・方向は自由だが、直接ゴールを狙うことはできない。

●ブレイクダウン
タックル後のボール争奪戦の総称。

●プレースキック
ボールを地面に置いてキックすること。トライ後のコンバージョンゴール、もしくはペナルティーゴールを狙う際に行う。ボールを固定するためにキックティーや砂を用いてもよい。現在の主流はキックティー。強風時などは味方がボールを支えて行う場合もある。

●ペナルティーキック/ゴール
重い反則からのプレー再開時に相手に与えられるキック。キックの方法・方向は自由で、直接ゴールを狙うこともできる。ゴールが決まれば3点が追加される。

●ペナルティトライ
相手チームの不正なプレーがなければ、ほぼ間違いなくトライになっていたとレフリーが認めた場合に与えられ、7点が追加される。コンバージョンキックは行わない。得点方法のひとつ。

●ホールディング
タックルした選手が相手選手を離さずプレーを妨害したときの反則。相手ペナルティキックで再開。

【マ行】

●モール
両チームの選手が、立ったまま「手に持った」ボールを奪い合うために密集状態になること。モール状態が長く続くと、レフリーの判断でスクラムに移行し、プレーを再開する。故意に崩した場合は反則となる。関連用語→コラプシング

●ラインアウト
ボールが場外に出た場合に、試合を再開する時に行うセットプレー。両チームのフォワードが並んだ間にスロワーがボールを投入する。ボールが真っ直ぐ投入されなければ反則となり、相手ボールでの再開となる。ディフェンス側はボールの確保を邪魔することは可能だが、ジャンプした選手を引きずり落とす行為は反則となる。
関連用語→ノットストレート、リフトアップ

【ラ行】

●ラック
両チームの選手が密集状態になり、地上にころがったボールを「足のみ」で奪い合うプレー。ラック状態が長く続くと、レフリーの判断でスクラムに移行、プレーを再開する。

●リフトアップ
ラインアウトで投げ入れられたボールをキャッチするために味方を持ち上げること。ディフェンス側はボールの確保を邪魔することは可能だが、ジャンプした選手を引きずり落とす行為は反則となる。

●レッドカード
非常に悪質な反則、危険な反則を行った場合に出されるカード。提示されると一発退場処分となり、悪質なプレーであればあるほど出場停止期間が長くなる。また、同一試合でイエローカード2枚目でも提示され、その場合は退場処分に加えて次の試合も出場停止となる。

>> ラグビーW杯特集

本記事の内容はGoodsPress10月号118-119ページに掲載されています

 

(構成・文/津田昌宏 イラスト/バーヴ岩下)

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