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ハイドロフラスク、スタンレー…マイボトル選ぶならどれ?使って分かったオシャレボトルの○と×

&GP / 2019年9月22日 21時0分

ハイドロフラスク、スタンレー…マイボトル選ぶならどれ?使って分かったオシャレボトルの○と×

ハイドロフラスク、スタンレー…マイボトル選ぶならどれ?使って分かったオシャレボトルの○と×

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

アウトドアやちょっとしたお出かけだけでなく、会社にマイボトルを持っていくのもさほど珍しくはなくなりました。それに伴い、サーモスや象印といったド定番メーカーから、新興のコーヒーウェアメーカーまでさまざまなメーカーから多種多様なモデルが登場しています。となると、出てくる問題が「で、一体違いはなんなのさっ!」ってこと。

これまでサーモス、象印、スタンレー、ハイドロフラスクは使ってきました(使っています)が、なんとなく使ってきたので改めてどんな違いがあるのかを、一部ほかのブランドも購入して使ってみました。

今回、選んだのは最近人気のオシャレボトル。手持ちのHydro Flask(ハイドロフラスク)とStanley(スタンレー)に加え、CORKCICLE(コークシクル)とklean kanteen(クリーンカンティーン)で比べてみました。サイズは、何かとちょうどいい500ml前後のモデルをセレクト。

この4本を使った結果、それぞれどんな特徴があって、○と×な点はどんなとこなのかチェックしてみました。

今回使った4本と、どんなところをチェックしたか?

今回使った4本はいずれも500ml前後の汎用性が高い容量を選択し、普段使う上で感じる、重さや持ちやすさ、握りやすさ、飲みやすさをチェック。

湯温に関しては、日常的に使うシーンとなるオフィスへ持ち込んで計測。7:30にお湯を入れ、お昼を食べるだろう5時間後の12:30に測りました(素人計測なので、公表データと異なります)。

写真は左からハイドロフラスク、コークシクル、クリーンカンティーン、スタンレーのキャップを取った状態。サイズはほぼ同じくらいなのですが、それぞれに個性的でした。

■携行しやすく日常使いに最適

Hydro Flask(ハイドロフラスク)
18oz Wide Mouth 4320円

容量:532ml
口径:58mm
本体寸法 高さ×幅:205×74mm
重量:325g

今回の4本の中では個人的に一番付き合いが古く、色違いも所有するハイドロフラスク。

なんとなくハワイのお土産のイメージがありますが、2009年オレゴン州ベンドで設立されたブランド。現在は水筒(ボトル)、コーヒー用マグ、ビール用タンブラー、フードフラスク(食物用のジャー)の4カテゴリーでなんと製品は100種類以上をラインナップしています。

個人的にもっともハイドロフラスクらしいなと思うこのワイドマウスで、特徴的なのがキャップについたハンドル。持ち歩くときはもちろん、蓋を閉めるときやザックのポケットから引き出す際にも重宝します。口が大きく、抽出したコーヒーをサーバーからダイレクトにも入れます。

▲二重壁真空断熱技術(TempShield)を採用。キャップはハニカム構造で、内部の温度を保ちます。お湯を入れてもあまり熱くなりません。これだけ湯温が中途半端になってしまいましたが、蓋を閉めるときは他に揃えました。

▲ドライブやトレッキング中に飲みたいときには、フリップキャップを付け替えて。これにハンドルが付いていればベストなのに

▲本体と一体化した底部。滑り止め加工が特別施されているわけではないが、気になるほど滑ることはない


・容量が大きいにも関わらず、背が低いため、カバンに入れやすく、安定感がある
・ほかのボトルに比べて60g軽く、またそれを実感できる
・豊富なカラーバリエーションをラインナップ。気分に合わせてもいいし、家族や飲み物別で色違いで揃えるのもOK
・開口部が大きく洗いやすい

×
・好みでキャップを選べるのはいいが、やはり面倒
・普通のキャップの場合、開けるたびに全開になるため温度が冷めやすい

■環境×機能を考えたオシャレボトル

CORKCICLE(コークシクル)
CANTEEN 16oz(470ml) 3996円

個人的に気になっていたのが、アメリカフロリダ生まれのステンレス製ボトル。「グッバイ、プラスチックボトル」をコンセプトに開発された、環境を考えたアイテムです。もちろんそれだけでなく、持ちたくなるデザイン性と機能性を追求したプロダクト。さまざまなカラーやコラボレーションモデルが豊富なので、つい集めたくなります。

なんと言っても独特なのが、その形状。真円ではなく、側面をフラットにカットすることで持ちやすく、また底に行くにつれすぼまっているテーパード型です。使うまでは、デザイン一辺倒かなと思っていましたが、実際に使うとその機能性を実感できます。特に、握りやすさと保温性、滑りにくさは抜群で、人気の要因がわかりました。

容量:470ml
口径:約42mm(実測値)
本体寸法 高さ×幅:245×80mm
重量:380g

▲真空スリーレイヤー構造で、冷たいドリンクをいれても結露なし。保温性が高いからか、熱いお湯を入れると、フタ周辺がかなり高熱に。ボトルを持てば問題ないですが、口をつけて飲むのは難しいほど

▲湯を入れて5時間後の12:30で80.2℃。口が狭いためか4本の中では一番保温力が高かった。ちなみに8時間後の15:30では71.8℃でした

▲冷蔵庫の製氷機で作った氷は入りますが、口は狭く、お湯を入れるには多少気を使います

▲4本の中で唯一付いているシリコン性の滑り止め。思いのほか効果は高く、オフィスのデスクに置いておく際に安心


・今回唯一ワイドマウスではなかったが、保温力は圧倒的
・カラーバリエーションが豊富でオシャレ
・直径は大きいものの、円ではないボトル形状で握りやすい
・底に滑り止めが付いていて、滑りにくい

×
・キャップ部分が非常に熱くなる。
・保温力が高い分、熱いドリンクを入れた場合、直接口をつけて飲みにくい
・口が狭く洗いにくい

■細部に至るまで機能が考えられている

klean kanteen(クリーンカンティーン)
インストレート TKWide 16oz(473ml) 4212円

最近よく目にするクリーンカンティーンは、2004年にカリフォルニア州チコで創業したブランド。環境のことを考えて、生涯使えて多用途で、そして手頃な価格の製品を生み出しているため、これまで持っている人を見ると、「あっ、環境のことを考えている人だな」というイメージがありました。

握ったときにまず感じるのが、ボトルの滑りにくさ。独自の仕上げ塗装により滑りにくく、耐久性が高くなっています。なので使い込んでも、塗装が長持ち。
もう1つ特徴的なのが、漏れ防止機能のあるカフェキャップ。持ちやすく、飲みやすいデザインになっていて、4本の中で一番機能的だと思います。また保温効果を高める真空断熱キャップにしたり、飲みやすいようストローキャップにすることも可能です。

容量:473ml
口径:66mm
本体寸法 高さ×幅:219.7×76.2mm
重量:394.5g

▲ボトル内部には、TKクロージャー内溝デザインが施されている。

▲12:30で67.3℃、8時間後の15:30では56.9℃でした

▲携帯に便利なステンレスループ、漏れ防止機能のあるカフェキャップが付属。保温効果を高める真空断熱ループキャップや飲みやすいストローキャップと取り換えも可能

▲カフェキャップは時計逆回転に回せば口が空き、時計回転に回せば閉じる仕組み。つまみがストレートではなく、微妙に湾曲しているために回しやすい

▲底は鏡面仕上げのステンレス。角が丸みを帯びているのでドリンクホルダーなどに引っかからずにスムーズに収まる


・パウダーコーティング仕上げのおかげで円形デザインなのに持ちやすい
・フックと、漏れ防止機能付きの飲み口が一体となったキャップは非常に機能的
・クルマのドリンクホルダーにちょうど収まるサイズ
・開口部が広く洗いやすい

×
・底がステンレスで角が丸みを帯びているのでオフィスの机で滑りやすい
・キャップが機能的な分、洗いにくい

時代を超えて愛される質実剛健な作り

Stanley(スタンレー)
クラシック ワンハンド 真空マグ 16oz(473ml)


容量:473ml
口径:約42mm
本体寸法 高さ×幅:235mm×73mm
重量:348g

スタンレーといえば、誰もが思い出すハンマートーングリーンのスチール真空ボトルです。残念ながらカラーは違いますが、色のトーンとしては同系です。

1913年に創設されたブランドで、今回の中ではもっとも歴史があり、キャンプ好きなら知らない人はいないと思います。昔から使っているので、何も思いませんでしたが、飲み比べてみると、今回の中で一番飲みやすかったのは意外でした。

サイズも数値以上に大きく感じ、キャップの後ろのボタンとか、デザインとか、洗練されてオシャレというわけではなく、昔ながらのアメリカンで無骨な感じ。日常使いというよりも、やはりキャンプがよく似合います。

▲薄く、シンプルな内側。口は広く、壁が内側にくぼんでいないため洗いやすく、乾きやすい

▲12:30で63.9℃。8時間後の15:30では54.4℃。必要にして十分な保温機能

▲今回の中で一番、口当たりの良かったキャップ。奥側が一段下がっていて、飲んだときに鼻が当たりにくくなっている

▲キャップ背面にあるボタンを押すと、口が開く仕組み。漏れ防止も兼ねるため押している間のみ開くた構造だが、ボタンがカチッと止まり、口が開いた状態がキープされるとなお使い勝手がいいと感じた

▲底面は別体式。取り立てて滑り止め加工は施されていないが、二重構造になっているのでタフに扱える


・プッシュ式で開口する飲み口は機能的で、口当たりも今回の中で一番
・凹凸のあるボトルデザインは握りやすい
・揃えたくなるスタンレーらしいデザイン
・開口部が広く洗いやすい

×
・プッシュ式の飲み口は押し続けている間だけ開口するタイプ。付いている位置が高く、押すのに若干力が要る
・今回の中で一番長く、わずか数cmながらその長さ、大きさを実感。

*  *  *

今回色々使ってみた結果、意外と違いがあるものだと実感。キャンプに持っていくというのはもちろんですが、こんなシーンならこのボトルというのを自分なりに感じました。

まず日常に使うならハイドロフラスク。サイズが小さいのと、携行しやすいハンドルが付いている点。あと、意外かもしれませんが、温度がちょうどいいところ。口をつけて飲むを想定した場合、熱すぎると飲めず、開口部が広いのでコーヒーを入れたときに香りを感じられます。

同じくオフィスに持っていくのに便利なのがコークシクル。直接口をつけて飲まず、カップに入れれば温かいまま。そういう面ではアウトドアにもぴったりです。また開口部が小さく、底に滑り止めがついていて安定感があるので、オフィスのデスクに置いておいても安心です。

クリーンカンティーンはドライブにぴったり。ドリンクホルダーに収まるサイズはもちろんですが、持ち手兼フックが付いているのでドリンクホルダーからも出しやすいです。飲み口も回転開閉式なので、いちいちキャップを開ける手間がないのですぐに飲めます。

スタンレーはちょっとした散歩にぴったり。飲み口のプッシュボタンは片手で押せるので、歩きながらでも飲めますし、凹凸デザインで、リュックのサイドポケットに入れていても指が引っかかりやすく取り出しやすい点もメリット。

もちろんサーモスや象印、ほかのメーカーからも多種多様なモデルが出ているので好みでべばいいと思いますが、分かったのはマイボトル選びは楽しい!もちろんペットボトルを少しでも削減するためというのもありますが、プロダクトとして面白いので自分のシーンに合ったボトルを選んでみてはいかがでしょうか。

(写真・文/&GP編集部 澤村尚徳)

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