読みやすくて美しい“鉄道時計”90周年記念モデル

国産時計として初めて指定を受けて以来、現在も各地を走る鉄道の運転席で使われ続けているセイコーの“鉄道時計”は、今年で誕生から90周年を迎えました。セイコーウオッチより、それを記念した限定モデルが10月11日に発売されます。

「国産鉄道時計90周年記念限定モデル」（6万6000円）は、初代鉄道時計「セイコーシャ」をイメージして再現された懐中時計です。

▲初代鉄道時計

ホワイトのダイヤルにマットブラックのアラビア数字がコントラストを際立たせ、太目の時分針と秒針は、ネイビーカラーで統一。鉄道時計の特徴ともいえる“時刻の読みやすさ”を示すシンプルなデザインとなっています。

カラーは時計ケースが特別感のあるイエローゴールド（ステンレススチール製）で、懐中時計ならではの提げ紐（ポリエステル製）には、卒寿祝福の色とされるパープルを採用。裏蓋に “国産時計90周年” の文字と、鉄道の日（10月14日）にちなんだ限定販売数1014個を示すシリアルナンバーが刻まれます。

ケースサイズは50.4mm径（りゅうずを含まず）×厚さ13.4mmで、重さは80.2g。風防はカーブアクリル製。ムーブメントは電池式クオーツ（キャリバー7C21）で、電池寿命は約10年。JIS対磁時計2種の対磁性能を備えています。付属する特別仕様の木製ボックスは時計を見やすい角度で納められるので、そのまま卓上時計として使用することも可能です。

世界が驚く「時刻表通りの正確な運行」を成し得た、重要な要素のひとつともいえる鉄道時計。そのレトロで味わい深い佇まいを、手元で存分に堪能してみてはいかがでしょうか。

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（文／＆GP編集部）