ナイキ「エア ハラチ」に温故知新な進化形モデルが投入されたぞ！

1991年にナイキから発売された名機「エア ハラチ」！　アッパーテクノロジーの金字塔となった“ハラチ フィット システム”を搭載した、ナイキを代表するアイコンモデルとして、'90sスニーカーの中でも鉄板の人気を獲得しています。

そんな「エア ハラチ」はその後、発売当時の完成されたデザインを継承しつつ、素材などをアップデートしたアレンジモデルが多数登場してきました。そして今季、今までのアレンジモデルとは違った、新たな進化形が登場です。それがコレ！ 「ナイキ ハラチ タイプ」です！

こちら、これまでの「エア ハラチ」アレンジモデルとは、ちょっと違うんですよね～。何が違うかというと、本作は1991年にナイキのアウトドアシューズ「ACG」から登場した「エア モワブ」がベースなんです！　本家「エア モワブ」自体もヒールのオーバーレイにラバーストラップを設けてホールド力を確保する“ハラチ フィット システム”を搭載しているので、本作は特徴的ディテールの“ハラチ”をフックアップしたモデルと言えます。

 

■名品の試作品から優れたディテールをフックアップ！

サイドパネルは、お馴染みのスウッシュが省かれて、代わりに“N.354”の文字が。ちなみにこの“N.354”とは、過去の名品のプロトタイプにあるディテールをベースに、現代のテクノロジーを組み合わせて新しいデザインのシューズを生み出す新レーベル「N.354」のロゴなんです。ってことで、本作はN.354シリーズからの新作となります。

トウまわりのナイロン生地は格子状のパターンステッチを施して、耐久性を高めています。さらにアッパー全体に縫付けられたステッチもあえてハンドメイドっぽく施されています。

アッパーのインレイは伸縮性の高いファブリックによるブーティ構造になっていて、ソックスのように足を包み込むような高いフィッティングを提供してくれます。

“ハラチ システム”の特徴的なヒールストラップには面ファスナーが設けられ、かかとのフィッティングを好みで調整可能に。ちなみにコレが過去のプロトタイプからフックアップしたディテールなのです。

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過去の名品からインスパイアされ生まれた新しいアイデア。そこから生み出された、新生ハラチ。まさにナイキの過去、現在、未来を1モデルで象徴する力作と言えるでしょう！　しかも90年代アウトドアスタイルを象徴する「エア モワブ」がベースとは、さすがはナイキ、目の付けどころが違います。

ナイキ
「ナイキ ハラチ タイプ」（1万4040円）

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（取材・文／本間新）