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ストレスフリーに火を楽しむならバーゴ「チタニウムコンバーターストーブ」とその仲間たちが最強【アウトドア銘品図鑑】

&GP / 2019年10月5日 11時0分

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ストレスフリーに火を楽しむならバーゴ「チタニウムコンバーターストーブ」とその仲間たちが最強【アウトドア銘品図鑑】

軽くてコンパクト。そして、世界中どこでも燃料を手に入れやすいアルコールストーブは、旅好きキャンパーの大切な道具です。

いろいろなメーカーからアルコールストーブが発売されていますが、その気になれば空き缶で自作することだってできるほど構造はとっても単純。デザインもどれも似たような感じなんですが、2003年スタートの比較的若いブランド「バーゴ」が生み出したアルコールストーブは、“そのテがあったか”と思わずにいられない個性的なプロダクトになっています。

今回紹介するのは、2015年に初期モデルが登場した「チタニウムコンバーターストーブ」(6000円/税別)です。

ただのゴトク付きアルコールストーブとはひと味違う、アイデアとイノベーションの塊とも言える一品です。

■3本脚でもぐいっと押し込めば安定感あり

▼組み立て

初期モデルはφ61×H32mm、48gで、現行モデルはφ61×H22mm、重量39g。10mm背が低くなっています。今回、借りて撮影したのは初期モデルです。

▲スタンド兼ゴトク。

指で持っているスタンドの左側の2脚はほぼ直角でとまり、それ以上広がることはありません。右側の1脚は自由に広げられますが、2脚がきちんと角度を保つので3点で保持しやすくなっています。

アルコールストーブを載せれば組み立て完成。10秒で準備ができました。ちなみに、写真は旧モデルです。

こちらが現行モデル。タンク容量が異なりますが、基本構造は同じです。

3本脚なのが少々不安ですが、脚の先端がとがっているので地面に押し込むようにして使うと安定感が増します。

■ウッドストーブとの併用でマルチに活躍

▼機能

チタニウムコンバーターストーブという名前からもわかるように、コンバートできます。

タンクを裏返すとくぼみがあります。ここに固形燃料や燃料ジェルを載せてストーブとして使えます。くぼみは結構深めで、燃料が流れ落ちる心配はありません。

なんといってもすごいのは、「チタニウム ヘキサゴンウッドストーブ」(9800円/税別)と組み合わせられるということ。ゴトク部分の下にも小さな出っ張りがあり、この出っ張りがウッドストーブの刻みにフィットし、ぐらつきなし。

しかも、アルコールストーブの3本ゴトクからウッドストーブの辺で支えるゴトクになるため、調理時の安定感もバツグンです。もちろん、タンクがやや落ちるので風防の役割付き。

「チタニウム ヘキサゴンウッドストーブ」は、すべてのパーツがつながっています。使用時は蛇腹状にたたまれた6面の壁を広げ、空気孔付きの底パーツにある2つの出っ張りに差し込むだけ。組み立てがとにかく簡単で安定感良し。

ステンレス製(6800円/税別)も用意されていて、チタンが116g、ステンレスが210gなので、差は約100g。ステンレス製であってもアルコールストーブをセットできます。

 

■5分待つ心のゆとりが大切

▼着火

使い方は通常のアルコールストーブと同様で、真ん中の穴にアルコールを注ぎます。量は、真ん中の穴より少し上まで。

ライターやマッチで着火。最初は中央の穴の部分だけ炎が見えます。「なんだこんなもの?」と不満に思うかも知れませんが、この段階は暖機運転のようなもの。

5分ほどでこの通り、周囲の穴から勢いよく炎が出てきます。

寒い時期は本格的な燃焼までの時間が待ち遠しく思えますが、着火後にあれこれする必要はなく、壊れて使えなくなることもありません。暖気=料理の準備時間と考える心のゆとりが不可欠です。

燃焼時間は約20分。200mlの水は約3分で沸騰しました。

アルコールストーブの弱点は、途中で燃料を補充できないこと。炊飯だけであればギリギリなんとかなりますが、米+スープのような組み合わせだとアウトです。

そんなときはウッドストーブ単体で使用すればいいんです!

ちなみに、場所が限られますが、直火派ならウッドストーブの代わりに「チタニウムディグディグツール」(3600円/税別)を持っていってかまどを作ってもいいですね。

「チタニウムディグディグツール」は幅広のペグなんですが、名前の通りdig(=掘る)が得意。ノコギリ状の歯が付いていてスコップとしても使えます。

*  *  *

コンバーターストーブとヘキサゴンウッドストーブは、両方あわせても重量155g。ディグディグツールとコンバーターストーブの組み合わせなら75g。そして3つ全部持っていっても191g!

シビアな軽量化は不要なキャンパーであっても、これだけマルチに使えてこんなに軽いシリーズ、とりこになっても不思議ではありません。

>> ケンコー社

 

>> [連載]アウトドア銘品図鑑

(取材・文/大森弘恵)

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