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手軽に挽きたてコーヒーを!アウトドアで電動ハンディミルは横着者にピッタリでした

&GP / 2019年10月6日 21時0分

手軽に挽きたてコーヒーを!アウトドアで電動ハンディミルは横着者にピッタリでした

手軽に挽きたてコーヒーを!アウトドアで電動ハンディミルは横着者にピッタリでした

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

アウトドアでコーヒーって、なんであんなにおいしいんでしょうか。キャンプでのまったりした時間に淹れたてのコーヒーなんて最高ですよね。

でもいつも思うのが“豆挽くの大変だなー”ということ。

アウトドア向けコーヒーミルの名器、ポーレックスのミルをぐるぐると回している時がいいんだよ、というのはまったくもって同意です。が、いつもキャンプに行ってコーヒーを淹れだすと、「オレもオレも」と言われ、結局何杯も淹れることになる身としては、サクッと挽ければ最高なのになー、と思っていたんです。

そんな時、&GPで紹介した記事に目が留まりました。それが「oceanrich 自動コーヒーミル」(購入時は4840円、現在は実勢価格6600円前後)。

>> ボタンひとつで挽きたてのコーヒーが完成!粗さも調整できますよ

軽量コンパクトで場所を問わずワンタッチでコーヒー豆が挽ける、充電式コードレスタイプのコーヒーミルです

うーん、まさにアウトドアに最適な仕様じゃないか!

これ! こういうの待ってたのよ! 記事掲載時は、ちょうどクラウドファンディングで支援募集が始まったとのことだったので、さっそくポチッ!と支援しました。

そんなコードレス電動コーヒーミルがようやく届いたんです。思っていたよりちょいと大きかったんですが、そんなことどうでもよくなってしまうぐらい想像以上に良かったんです。ということで、さっそく外に連れ出して外で使ってみましたよ。

 

■アウトドアコーヒーセット完成!

と、その前に。実はポチッた直後に「なんかケース欲しいかもなぁ」と思いまして。キャンプに連れて行くとなると、まとめてコーヒーセットみたいにしておきたいところ。そこで「自動コーヒーミル」のサイズをもとに、セミハードケースを準備しておきました。

これがまた、予想を超えたしっくり具合!

▲用意したのはオレゴニアン・キャンパーの「セミハードギアバッグ<Sサイズ>」(2420円)

このギアバッグ、外装はクッション性があり、内部は面ファスナー式の仕切りがふたつ付いています。カメラ用のインナーバッグに近いイメージですが、外側は硬めのナイロンが使われていて、かなりしっかりしたつくり。

ひと通り必要なモノを入れてみると、まぁ収まりがいいこと。「自動コーヒーミル」だけじゃなく、ドリッパーから付属品まですべて問題なく入りました。

▲スプーン、ハケは付属品。ユニフレームの「コーヒーバネットcute」とペーパーフィルター、コーヒー豆40gもスッポリ

このセットをキャンプに持っていけばOKって、いい感じ!

 

■挽き目調整も簡単!

実は予想よりちょっと大きかった「自動コーヒーミル」。とはいえ、500mlのペットボトルより少し太いぐらいのW85×H175×D85mm。重さも485gと、500mlペットボトルと変わりません。

そして使い方はいたってシンプル。ボタンだってひとつしかありません。

挽き目は5段階で調整可能。グラインダー部をいじるのではなく、外側にあるダイヤルで変えられるのは手軽でうれしい。

バッテリーを内蔵しているんですが、満充電で約20回挽けます。本体中央部にUSB Type-Cのポートが付いていて、ここにケーブルを接続して充電。モバイルバッテリーからも充電できるので、キャンプで電池切れになっても心配なし。ちなみにLEDランプが4つ付いていて、バッテリーの残量を確認できます。

挽き目ダイヤルの上で本体はふたつに分かれる構造になっていて、分離させて豆を投入します。

豆は最大で20gまで投入可能。1杯1杯淹れることを考えたら十分ですが、一度に大量に淹れたい人にはちょっと物足りないかも。

ひとまず10g豆を入れてみました。たしかに20gでパンパンだな、こりゃ…。

そしてこのミル最大のポイントが、臼式刃を採用していること。石臼のように潰しながら豆を挽くので、粒度のバラつきが少なく、微粉も少なくできる方式です。コーヒーミルには大きく分けてカット式と臼式がありますが、臼式を採用しているのは、業務用などの大型ミルに多いんです。挽いた粉の粒の大きさがバラバラだと味わいにブレが出てくるなどの問題があるんですが、これだけ小さいサイズで臼式というのはスゴイ!

期待に胸も鼻も膨らませつつ、挽いてみました。

■やっぱり挽きたては香りがイイ!

本体下部にはガラス製容器が付いています。これを付けたまま挽いてもいいんですが、今回は容器を外して、フィルターを付けたドリッパーにダイレクトに粉を落としてみました。

用意したコーヒー豆は焙煎浅めの固いモノ。なのでかなり大きな音が出るかと思っていましたが、そこはさすが臼式。豆を切るのではなく潰すので、想像以上に静かな音です。モーター音もかなり控えめなので、これなら朝の自宅キッチンでも、そこまでうるさく感じないのでは。

ミルの回転スピードもかなり抑えられています。速く回ると摩擦熱が発生し、コーヒーの風味が飛んでしまう。電動ミルでもちゃんとしたモノほどゆっくり回るんです。それをこのサイズで実現するなんてスゴイ。

約45秒で10gの豆を挽き終わりました。しかも、挽き終わったら自動で止まります。無駄にバッテリーを消費しないので助かるぞ!

今回はあっさりめが飲みたいと思ったので、挽き目のダイヤルは「4」に。粗めなので、さすがに粒度に多少のバラつきはありますが、この粗さでこれなら問題なし。というより、お手頃価格のミルを使ってこの粗さで挽こうものなら、ものすごく大きい粒があったりするので、むしろ拍手モノです。

さっそくお湯を沸かして、淹れてみました。

う~ん、いい香り!

今回はエチオピア産のコーヒー豆を使ったんですが、穏やかな酸味はしっかり感じられ、後味にはふわっと甘みが残る。豆が持つ風味をちゃんと感じられました。やっぱりコーヒーは挽きたてを淹れるのが一番!

せっかくなので、ハムチーズのホットサンドと一緒に。ホットサンドをちょいと焦がしちゃいましたが、アウトドアで食べたらそれもまたイイ(言い訳)。

このサイズで電動、さらにコードレスで、しっかり豆を挽いてくれる。これなら、キャンプに行って、テント立てて料理してちょっと疲れちゃった時や、朝起きたてで寝ぼけ眼の時でも、挽きたて淹れたてを手軽に楽しめそうです。

もちろん、自宅で使っても問題なし。朝はおいしいコーヒーが必須だけど、朝からミルをごりごり回すのはちょっと…、という人にはピッタリなんじゃないでしょうか。置き場所も取らない点もうれしいですよね。

 

■容器を使えば粉の持ち歩きもできる

今回は直接ドリッパーに挽いた粉を落としましたが、下に付いているガラスの容器に粉を落とせば、朝挽いた粉を持ち歩くこともできますよ。

容器には最大でコーヒー豆40g分の粉を入れられます。

実は本体最上部が容器のフタになるんです。でも容器を持っていくと、本体の置き方に困るかも。まぁひっくり返して置けるんですが…。

コーヒーって、豆を挽きたてにしただけで、ぐんと味が変わります。香りが最も立つのは挽いた瞬間。その香りを逃さず味わうには、挽きたてが一番です。これまで、ハンドミルはちょっと面倒だなぁ、でも電動ミルは高かったり粒度がイマイチだったりするしなぁ…、そう思ってハンドドリップを挫折してしまった人にはピッタリではないでしょうか。

そしてキャンプでも手軽に挽きたて淹れたてコーヒーを楽しみたいという人にもオススメです。

>> ユニーク「oceanrich 自動コーヒーミル G1」

 

(取材・文/円道秀和<&GP>)

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