世界の機内食案内［3］ Air France 東京〜パリ

今回の目的地はイタリアのフィレンツェでしたが、エールフランスを利用しました。パリ経由でヨーロッパ各地をつなぐエールフランスは意外と便利です。イタリアのフラッグキャリアであるアリタリア航空だと、東京－ローマ便も東京－ミラノ便も、それぞれ1日に1本だけですが、東京－パリ便は本数が多いですからね。

そんなわけで、今回は、東京からパリを経由し、イタリアのフィレンツェへと飛びました。まずは、エールフランスで行く東京－パリ間のエコノミークラスの機内食を紹介します。

 

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 ※便名と機内食メニューは2015年の夏季シーズン時のものです

【羽田 → パリ】AF279

エールフランスが素晴らしいのは、エコノミークラスでも、食前のドリンクサービス時にシャンパンが選べることです。当然、シャンパンをいただきます。

さすがフランスのフラッグキャリア！　ビバ　フランス！　Vive la France！

 

○オムレツホ ワイトソースかけ ポテト添え
○クロワッサン
○コッペパン、バター
○フルーツ
○十勝ヨーグルト
○オレンジジュース（カップ入り）

 

クロワッサンとコッペパン、パン2個が付き、メニューは完璧に朝食です。というのも、この便は羽田を7時半過ぎに出発するからです。

眠い目をこすりながら1回目の食事をとり、食事が終わると、日本時間では太陽が出ているのに機内は暗くなってきますので、この後は眠らない方が時差ボケ対策には有効なのですが……。

 

 

○トマトソースのチキン　ポテト、ニンジン、ブロッコリー添え
○スモークサーモン 豆のサラダ
○チーズ（フランス産、President）
○クラッカー（ナビスコ）
○パン、バター
○チョコレートケーキ
○パック入りのミネラルウォーター（日本産、MORITA）

１食めはワインが飲みにくい朝食タイプでしたが、2食めは白ワインが合いそうな内容なので、白ワインをチョイス。もちろん、食事の前のドリンクはシャンパンをいただきました。

チーズが付き、デザートが付いてくるのも、さすがエールフランス。

パック入りのミネラルウォーターは、名古屋に本社を持つ株式会社盛田（みりん等をスーパーでよく目にします）が福井県の越前山系を源流とする湧水から得た軟水。これはこの時に飲まず、後々のためにキープしておくことをおススメします。

 

 

ワインはフランスのラングドック地方産のシャルドネ。ミニサイズですが、スクリューキャップのボトルでもらえるというのが嬉しいですね。

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【パリ → 羽田】　AF274

 

 

○カレーライス
○野菜ソテー
○パン
○チーズ（フランス産、President）
○デザート
○オレンジジュース
○ミネラルウォーター（ペットボトル）

パリ発AF274便は夜の11時半頃に出発し、離陸後に落ち着いたらすぐに、1回めの食事がサービスされます。すでに夜中ですからね。夜中ですけれど、しっかりした内容の食事が出てきます。もちろん、当たり前のようにシャンパンも。

メニューにカレーがあったので、迷わずチョイス。極上とはいえずとも、カレーを食べると、なんだかほっとします。

ミネラルウォーターは、もちろん飲まずにキープし、途中で喉が渇いた時の水分補給用とします。

 

　

 

○オムレツ
○パン2種、バター、イチゴジャム
○オレンジジュース
○フロマージュブラン（カップ入り）
○フルーツムース（フランス産Valade社）

2食めは朝食バージョンでした。カップ入りのものが並び、そっけない感じですが、温かいオムレツにほっとさせられました。

しかし、ジャムにジュースにムースと、フルーツの加工品三昧。男性は物足りなく感じたかもしれません。

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日系以外では、エールフランスは、私の中ではかなり上位に位置付けしているキャリアです。第一の理由は、エコノミーでもシャンパンが飲めるからです。機内でサービスされるワインは、特にエコノミーではピンキリで、ハズレも多いですが、その点、シャンパンは安心です。

シャンパン以外のワインがミニボトルでもらえるのも高ポイントですし、チーズやデザートもしっかり付いてくることが多いので、食いしん坊には嬉しいキャリアです。

 

（取材・文／綿引まゆみ）