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小型なのに納得の画質!ミラーレス一眼&コンデジ6選【秋の新製品NEXTヒット】

&GP / 2019年10月15日 19時0分

小型なのに納得の画質!ミラーレス一眼&コンデジ6選【秋の新製品NEXTヒット】

小型なのに納得の画質!ミラーレス一眼&コンデジ6選【秋の新製品NEXTヒット】

【特集】秋の新製品NEXTヒット

旅先で秋の景色や家族の表情を残すなら、専用のカメラを一台は用意しておきたい。持ち歩きやすい小型サイズで、画質や機能も十分。さらに快適に操作できるモデルなら、旅の思い出を手軽に美しく残せるはずだ。今回は、小型でもハイスペックなミラーレス一眼&コンデジを6点を、写真家の大浦タケシさんのオススメポイントと共に紹介しよう。

■旅の思い出を残すためにカメラは1台持っておきたい

秋の行楽シーズンに向けてカメラを新調するなら、やはり携帯性に優れたミラーレス一眼やコンパクトデジカメが有力な候補。小型とはいえ性能は十分で、写真家の大浦さんも「熟成したモデルが多く、画質や機能も満足できる」と話す。

「どのメーカーも同シリーズで世代を重ねたモデルが多く、性能の高さが目を引きます。最近はフルサイズのミラーレスが注目されていますが、対応レンズが大きいこともあって旅に持ち歩くとなると荷物が多くなりがち。その点、小型化も進んでいるAPS-Cサイズのミラーレスやコンデジなら、気軽に持ち歩けて扱いやすさも上回ります」

サイズ重視ならスマホでも十分と考えるかもしれないが、やはり画質はデジカメに分がある。

「スマホのカメラ機能は進化が著しいですが、センサーサイズやレンズ性能の差で、ボケ味や精細感に差が出ます。旅先での絶景や思い出のシーンをきれいに残すなら、カメラを一台持って行きたいところですね」

写真家 大浦 タケシさん
フィルムカメラから最新デジタルカメラ、ドローンまで興味の対象は幅広く、カメラ誌やWeb媒体等で多くの記事を執筆。2006年よりカメラグランプリ外部選考委員を務める

 

 

1. 軽快な操作性とバリアングル液晶で風景も人物も楽々撮影

富士フイルム
「FUJIFILM X-A7」(市場想定価格:9万2000円前後)

高速・高精度なAFを実現した新開発センサーを搭載し、顔や瞳にスムーズにピントが合う。バリアングル液晶により多彩なアングルでの撮影も可能。高精細な4K動画撮影にも対応する。15-45mmのレンズを同梱。10月下旬発売。

【SPEC】
●撮像素子:有効約2424万画素APS-Cサイズセンサー
●連写速度:最大約6.0コマ/秒
●液晶モニター:3.5型約276万ドット
●サイズ:W119×D41.2×H67.7mm
●重量:約320g(バッテリー、カード含む)

▲バリアングル液晶により、上下からの撮影や自撮りも簡単。液晶モニターの輝度が高いため、屋外でも被写体を視認しやすい

▲液晶モニターはタッチ操作に対応。フィルム・シミュレーションなど表現に凝った撮影の際も、直感的に操作できる

同社の中でも手頃なシリーズの新モデルですが、基本性能のバランスが優れています。シリーズ初のバリアングル液晶搭載モデルで、多彩な撮影を楽しめるでしょう(大浦さん)

 

 

2. 携帯しやすいポケットサイズでミラーレス譲りの高速撮影を実現

ソニー
「RX100 Ⅶ」(実勢価格:15万9000円前後)

高性能コンデジの代表シリーズ「RX」の新モデル。メモリー一体の積層型CMOSセンサーを搭載し、高感度と色再現性が向上。フルサイズミラーレス「α9」と同様の信号処理能力で、AF速度や連写性能もアップしている。

【SPEC】
●撮像素子:有効約2010万画素1型センサー
●レンズ:24-200mm相当
●連写速度:最大約20コマ/秒
●液晶モニター:3型約92 万ドット
●サイズ:W101.6×H42.8×D58.1mm
●重量:約302g(バッテリー、カード含む)

▲レンズは「ZEISSバリオ・ゾナーT*」で、光学約8倍のズーム撮影が可能。コンパクトサイズながら、広角から望遠までカバーする

▲タッチシャッター対応のチルト式液晶を搭載し、幅広い撮影スタイルに対応。ポップップ式の有機ELファインダーも内蔵している

細かな進化を重ねてきたシリーズ7代目モデル。連写やAF機能がアップしましたが、レンズやセンサーの性能も高く、絵作りや写りの良さはこのシリーズならではと言えます(大浦さん)

 

3. 高精細センサーと高速連写で幅広いシーンに対応

キヤノン
「EOS M6 MarkⅡ」(実勢価格:12万6000円前後)

小型ながら高い性能を備えた「EOS M6」の後継モデル。センサーと画像エンジンを一新し、連写性能がアップ。フルHDや4K30pの動画も撮影でき、動画撮影時も瞳AFが使える。

【SPEC】
●撮像素子:有効約3250万画素APS-Cサイズセンサー
●連写速度:最大約14コマ/秒
●液晶モニター:3型約104万ドット
●サイズ:W119.6×H70×D49.2mm
●重量:約408g(バッテリー、カード含む)

▲連写性能は、AF固定・追従ともに最大約14コマ/秒。電子シャッターによる約30コマ/秒(AF追従)の連写機能も備える

初代EOS Mの登場から7年が経ち、キヤノンユーザーを納得させられる性能に進化しました。特に連写性能が大きく向上。メカシャッターでの14コマ/秒の連写は秀逸です(大浦さん)

 

4. スタンダードモデルながらAF機能が充実

ソニー
「α6100」(市場想定価格:9万9000円前後)

0.02秒の高速AFやリアルタイムでピントを合わせ続ける瞳AFなど、AF機能が充実した1台。瞳AFは猫や犬などにも対応する。4K30pでの動画撮影も可能。10月25日発売。

【SPEC】
●撮像素子:有効約2420万画素APS-Cサイズセンサー
●連写速度:最大約11コマ 秒
●液晶モニター:3型約92.2 万ドット
●サイズ:W120×H66.9D×59.4mm
●重量:約403g(バッテリー、カード含む)

▲背面の液晶モニターは180度可動するチルト式で、上下にアングルを変えた撮影や自撮りなどに便利。タッチ操作にも対応する

世代を重ねることで、スタンダードクラスながら機能を充実させたモデルと言えます。特にAF機能は力が入っていて、動物にも対応する瞳AFの搭載はαシリーズならではの特徴です(大浦さん)

 

5. 高精細センサーと高速連写で幅広いシーンに対応

キヤノン
「PowerShot G5 X MarkⅡ」(実勢価格:11万5500円前後)

同社のデジカメで初となる「積層型CMOSセンサー」を搭載し、最大約30コマ/秒の高速連写や高画質な動画撮影に対応。ダイヤル配置も変更し、スムーズに露出補正できるようになった。

【SPEC】
●撮像素子:有効約2010万画素1型センサー
●レンズ:24-120mm相当
●連写速度:最大約30コマ/秒(RAWバースト時)
●液晶モニター:3型約104万ドット
●サイズ:W110.9×H60.9×D46mm
●重量:約340g(バッテリー、カード含む)

▲ポップアップ式の有機ELファインダー(236万ドット)を内蔵。アイセンサーを備え、液晶モニターとの表示切り替えを素早く行う

携帯性と画質、性能のバランスが取れた1台。EVFを内蔵しているのも特徴で、これがあると液晶モニターが見づらい明るい屋外での撮影に便利。場所を選ばず撮影が楽しめるでしょう(大浦さん)

 

6. 画質も動画性能も納得のコンパクトモデル

キヤノン
「PowerShot G7 X MarkⅢ」(実勢価格:10万1500円前後)

「G5 X MarkⅡ」と同様に積層型CMOSセンサーを採用。EVFを搭載せず、レンズの焦点距離も少し短い分、ひと回り小さいサイズを実現した。縦位置で記録できる動画撮影機能も備える。

【SPEC】
●撮像素子:有効約2010万画素1型センサー
●レンズ:24-100mm相当
●連写速度:最大約30コマ/秒(RAWバースト時)
● 液晶モニター:3型約104万ドット
●サイズ:W105×H60.9×D41.4mm
●重量:約304g(バッテリー、カード含む)

▲単体でYouTubeにライブ配信できる機能を搭載。内蔵マイクのほか、外付けマイクなどを使って手軽に本格的なライブ配信を楽しめる

G5 X MarkⅡと基本性能はほぼ同じですが、こちらはよりコンパクト。価格も少し安いので、撮影時にEVFを使わず、携帯性を重視するなら、こちらがお勧めです(大浦さん)

 

>> 秋の新製品NEXTヒット

本記事の内容はGoodsPress11月号30-31ページに掲載されています

 

(文/高橋智)

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