アンダー5万円で見つける極上のワイヤレスヘッドホン5選【秋の新製品NEXTヒット】
&GP / 2019年10月21日 20時0分
アンダー5万円で見つける極上のワイヤレスヘッドホン5選【秋の新製品NEXTヒット】
【特集】秋の新製品NEXTヒット
前回の記事(>> アンダー3万円で見つける高音質ワイヤレスイヤホン5選【秋の新製品NEXTヒット】 )で、ワイヤレスイヤホンの傾向とオススメのワイヤレスイヤホンを紹介した。ではヘッドホンの傾向はどうなっているのだろうか。引き続き、オーディオライターの折原一也さんに傾向と人気のモデルを聞いてみた。
■“音に浸りたい”という人に人気のヘッドホン
「ノイズキャンセル機能は当たり前になっています。ただ、日本のユーザーは、イヤホンが8に対して、ヘッドホンは2くらいの割合ですね。まだまだ、屋外でワイヤレスヘッドホンを使って音楽を聴く人の割合は少ないんです。それでも、やはり重低音重視の音楽を聴きたい、音に浸りたいという人には人気があります。実際、今回のセレクトも、重低音に定評があるモデルを主眼に置いてセレクトしてみました」(折原さん)
重低音を聴くにも、繊細な中高域音を再現するにしても、スピーカー部を大きくできることと、イヤーパッドによる外音の遮蔽性などが有利に働くのだ。以前なら高級モデルにしか備えられていなかった機能が付加された、5万円以下のモデルもある。試してみてはどうだろうか。
オーディオライター折原一也さん
オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などでレビューをはじめ多彩な記事を執筆
■アンダー5万で見つかる極上のヘッドホン
重低音の再現性を重視するか。それとも音に包まれる感覚を楽しむか。ヘッドホン選びはこのふたつの感覚が基本。それを高次元で実現している機種を紹介していくので、ぜひとも “自分好みのモデル” を見つけ出す参考にしてほしい。
1. 重低音の再現性に優れた高コストパフォーマンスヘッドホン
Sony
「WH-XB900N」(実勢価格:3万円前後)
重低音に長けたドライバ ーユニットとノイズキャンセリング機能によって迫力の音源再生が可能。また、最大30時間の連続再生が可能なので、外出時も安心して使用することができる。
▲本体右側に内蔵されたタッチセンサーで、連携しているデバイスを取り出すことなく操作が可能。電話の発着信や音声アシスタント機能に対応することもできる
「XB」というのはエクストラベース、つまり重低音を意識した名称です。専用の振動板で臨場感に満ちた重低音再生を可能にし、クリアな高音も両立させたコストパフォーマンス満点のモデルです(折原さん)
2. ノイズキャンセルの老舗は、洋楽に威力を発揮
BOSE
「ノイズキャンセリング ヘッドホン 700」(4万6750円)
環境に合わせてノイズキャンセルレベルを11段階に調整できる。4マイクシステムを搭載し、ユーザーの声とノイズを分離して、周囲が騒がしくても音声も音もクリアに。
ノイズキャンセル技術の老舗、BOSEが2年ぶりに出した新モデル。聴こえなければいけない音と騒音を区別するバランスが良いんです。もちろん信頼のBOSE音質で安心して聴けます(折原さん)
3. 音源が持っている情報量を余すところなく伝えてくれる
Panasonic
「ワイヤレスヘッドホン RP-HD610N」(実勢価格 2万4000円前後)
ノイズキャンセリングとハイレゾ音質を併せ持っているモデルです。音の情報量をしっかりとリスナーに伝えてくれる、バランスの取れた優秀なヘッドホンです(折原さん)
4. 高音質リスニングはもちろん、クリアな通話もできる
Jabra
「Elite 85h Titanium Black」(3万8500円)
搭載された8個のマイクのうち、4つが周囲のノイズを遮断するデジタルANCに使用され雑音をカット。また、6個はユ ーザーの音声を拾う役割も果たすように設計され、通話音質が高められている。
実はJabraは、通話用のヘッドセットが得意なブランドで、その技術を応用しています。音楽リスニングのノイズキャンセルレベルはもちろん、通話時の騒音カット性能も高いモデルです(折原さん)
5. ヘッドホンなのに、ライブ感覚音の振動を体感できる
SkullCandy
「Crusher ANC」(3万9930円)
圧倒的な重低音を実現するセンサリーベースにアクティブノイズキャンセリング、アプリによるユーザーの聴力に合わせたパーソナルサウンドによって、圧倒的な音楽体験が楽しめる。
振動を物理的に頭に伝えてくれて、音を体で感じることができます。それにパーソナルサウンドは聴力の左右差を補正してくれるので、本当に細かい音まで聴こえてくるんです(折原さん)
>> 秋の新製品NEXTヒット
本記事の内容はGoodsPress11月号43・45ページに掲載されています
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(取材・文/松尾直俊 写真/湯浅立志<Y2>)
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