残高の出金機能で比べるコード決済 ー〇〇Payの選び方[07]

&GP / 2019年10月23日 22時0分

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残高の出金機能で比べるコード決済 ー〇〇Payの選び方[07]

種類が多すぎて悩ましい「○○Pay」ですが、本当に便利なのはどのサービスなのでしょうか? そこで、主要なスマホ決済サービスとして以下の7サービスをピックアップ。連載第7回は、残高を現金に変えられるかどうか、について各サービスを比較します。

・au PAY
・Origami Pay
・d払い
・PayPay
・メルペイ
・LINE Pay
・楽天ペイ

スマホ決済サービスの残高を現金として出金できるかどうかは、サービスによって大きく異なりますが、大きく分けるならば(1)残高を現金として銀行口座に振り込む、(2)セブン銀行ATMで直接引き出す——という2パターンに分類可能です。

(1)の場合、サービスによっては振り込んでから反映されるまでに時間がかかることもありますので、注意が必要です。

(2)はキャッシュカードが要らず、スマホのみで24時間いつでも現金を引き出せるという大きなメリットがありますが、利用できるサービスは限られています。


 

■au PAY(au WALLET)

au WALLETの残高は、同アプリで「じぶん銀行」の口座を連携している場合のみに払出可能。アプリ内にある「払出」メニューから操作します。

ただし、チャージ方法によって払出できない残高がある点に注意しましょう。具体的には、「auかんたん決済」「クレジットカード」「au WALLET チャージカード」を用いてチャージした残高は払出に非対応です。

▲「じぶん銀行」タブから「申し込み」をタップして、画面指示通りにじぶん銀行の口座を連携させる(左)。口座連携後、左上のメニューボタンから「払出する」を選択(中)。払出額を入力して「OK」をタップ(右)

払出手数料は、払出金額が2万円未満の場合に税抜200円、2万円以上の場合に、払出金額の1%となります。また、払出の上限は10万円/回まで。

 

■Origami Pay

Origami Payには、残高をチャージするという概念がないため、残高を出金する操作はありません。

 

■d払い

d払いで使えるドコモ口座の残高は、指定の金融機関口座から出金可能です。「d払い」アプリの「ウォレット」タブにある「出金」をタップして操作します。なお、所定の初期設定が済んでいない場合にはアラートが表示されるので、画面指示に従って操作を進めましょう。

払出できる金額は最大2万円まで。出金操作を行うと、1〜2営業日を目安に現金として振り込まれます。払出手数料は税抜200円、みずほ銀行は月1回のみ税抜100円です。

▲「d払い」アプリの「ウォレット」タブにある、「出金」をタップ(左)。ブラウザで専用サイトが起動する。出金用の銀行口座を指定していない場合には、「銀行口座の登録・変更」から登録しよう(中)。金額を指定して「確認」をタップ(右)

ドコモユーザーの場合には、ドコモ口座の残高をセブン銀行ATMで出金することもできます。この場合、「ドコモ口座」アプリが必要です。

まず、セブン銀行ATMにて「スマートフォンでの取引」を選択し、QRをコードを表示しておきます。続いて、「ドコモ口座」アプリの「その他」タブにある「ドコモ口座から出金する」を選び、「セブン銀行ATMから」を選択。出金金額を入力して、表示されたコードリーダーを先ほどのQRコードにかざしましょう。最後に、アプリに表示される企業番号と暗証番号をそれぞれATM側に入力して、出金金額を確認すれば操作完了。その場で現金を受け取れます。

払出可能な金額は、最低1000円〜最大10万円/回。月に10回までという回数制限もあります。払出手数料は税抜200円/回です。

 

■PayPay

PayPayの残高にはいくつか種類がありますが、出金に対応するのは「PayPayマネー」のみです。

「PayPay」アプリの「残高」タブにある「銀行口座に出金」をタップします。本人確認が済んでいない場合には、受け取り用の銀行口座を登録しつつ、銀行口座で本人確認を行うのが簡単です。

ジャパンネット銀行への出金には手数料が発生しませんが、その他の金融機関の場合には、100円がかかります。出金のスケジュールも金融機関によって異なり、ジャパンネット銀行の場合は即日となりますが、その他の金融機関では翌営業日〜4営業日が目安となるので気をつけましょう。

▲PayPayのFAQページには出金のスケジュールについて記載がある

 

■メルペイ

メルペイ残高はメルペイの売上金でもあるという特殊な事情があるため、所定の「振込スケジュール」に基づいて、指定の金融機関口座に振込が行われます。手数料を上乗せすることで、翌営業日〜翌々営業日に振り込まれる「お急ぎ振込」も用意されています。

>> メルカリ「振込スケジュール」

操作としては、「メルカリ」アプリの「メルペイ」タブを選択。画面下部にある「振込申請」をタップします。ここで口座を指定し、金額を入力すればOKです。

▲「メルカリ」アプリの「メルペイ」タブにある「振込申請」をタップ(左)。金融機関口座を指定(中)。金額を入力して手順を進める(右)

振込手数料は、一律200円。お急ぎ振込の場合は400円です。

 

■LINE Pay

LINE Payは、d払いと同じく銀行口座への振込および、セブン銀行ATMでの出金操作に対応しています。そして、こちらはドコモユーザーのみという縛りもないので、いざ困ったときにコンビニ出金をしやすいサービスと言えます。

残高の出金を行うには本人確認が必要となります。本人確認を済ませていない場合には、LINE Payの「設定」>「本人確認」>口座を選択し、画面指示通りに手順を進めましょう。

銀行口座への出金操作は、LINEアプリ内のLINE Pay画面下部にある「設定」から「出金」を選ぶと実行できます。また、セブン銀行ATMへの出金は「LINE Pay」画面にある「セブン銀行ATM」をタップし、「出金」をタップすると素早く操作が可能です。

▲LINEの「ウォレット」タブで残高をタップし、「LINE Pay」画面を開く(左)。「セブン銀行ATM」をタップ(中)。「出金」をタップ(右)

また、「LINE Payカード」を持っている場合には、セブン銀行ATMに挿入して、暗証番号を入力することでも、出金操作が行えます。

セブン銀行ATMから出金する場合、手数料として税抜200円がかかります。出金可能な金額は最低1000円〜最大1万円/日です。

 

■楽天ペイ

楽天ペイでは、「楽天キャッシュ プレミアム型」に以降した楽天会員は、楽天銀行の口座があれば出金が行えました。しかし、2019年3月18日以降にチャージ・受取・付与がされた楽天キャッシュ プレミアム型の出金は「一時停止」扱いで、本記事を執筆した10月23日時点でも停止されたままとなっています(ただし、同年3月18日より前にチャージ・受取・付与された楽天キャッシュプレミアム型の残高は引き続き出金に対応中)。

*  *  *

「キャッシュレス」を徹底するようになると、“現金を持たずに出かけてしまい失敗した”という場面に出くわします。そんな時に備えていくつかのサービスで出金操作を試しておきましょう。こうした視点でいくと、オススメはLINE Payになります。

また、今回は紹介しませんでしたが、東急線の対応券売機でのみ現金を引き出せる「ゆうちょPay」の「キャッシュアウト」も便利ですので、対象地域にお住まいの場合にはチェックしてみてください。

 

>> [連載]〇〇Payの選び方

(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。

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