【もうすぐ出ますよ!注目の輸入車】リアスポがド派手!!アバルト70周年を祝う特別な「695」
&GP / 2019年11月4日 19時0分
【もうすぐ出ますよ!注目の輸入車】リアスポがド派手!!アバルト70周年を祝う特別な「695」
フィアットの各モデルをチューニングした高性能車を世に送り出すブランド・アバルトが、2019年、節目となる創業70周年を迎えました。
それを記念し登場したのが、アバルト「695 70thアニヴェルサリオ」。今回は、メーカー純正モデルとは思えないド派手なエアロパーツをまとうこのモデルのポイントをご紹介します。
■200km/h走行時のダウンフォースが約42kgも増量
去る10月5日と6日、イタリアのミラノにおいて、ヨーロッパ最大規模を誇るアバルト車のファンミーティング「アバルト・デイズ2019」が開催されました。その会場でファンにお披露目されたのが、アバルトの創業70周年を記念して誕生したスペシャルモデル、695 70thアニヴェルサリオです。
アバルトの創業者であるカルロ・アバルトといえば、単にエンジンのパワーやトップスピード、加速性能を追求するのではなく、クルマをトータルでチューニングすることで、走りのパフォーマンスを追い求めた名チューナー。その手法は多くの支持を集め、今ではフィアットの高性能ブランドにその名が冠せられています。
今回お披露目された695 70th アニヴェルサリオは、そんなカルロ・アバルトへのリスペクトモデル。アバルト創業年の1949年にちなみ、世界で1949台が限定生産されます。
過去にも何度か「695」の車名を冠したスペシャルモデルをリリースしてきたアバルトですが、今回の695 70th アニヴェルサリオで目を引くのは、これまでのモデルでは見られなかった派手なエアロパーツ。中でも特徴的なのは、新開発のリアスポイラー“アセット・バリアブル”です。
このスポイラーは、イタリア・トリノにあるFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)社の風洞実験施設でテストが繰り返された“機能パーツ”であり、0〜60度まで任意に角度を変更できます。
ちなみに、スポイラーの角度を最大の60度にセットした(=立てた)場合、200km/h走行時に生じるダウンフォースは最大42kgもアップ。その結果、サーキットなどでのスポーツ走行時にグリップ力と走行安定性が高まり、ドライバーがステアリングを修正する頻度も大幅に軽減されるとうたわれています。
そのほか695 70thアニヴェルサリオには、前後のフェンダーアーチやサイドスカート、ミラーキャップといったボディキットも装着。ボンネットにはアバルトのシンボルであるサソリを、ルーフにはチェッカーフラッグを、それぞれモチーフにしたステッカーがあしらわれています。
ボディカラーは、695 70thアニヴェルサリオ専用色として、新色のモンツァ1958グリーンが設定されました。これは1958年に、モンツアサーキットで6つの世界記録を打ち立てた、初代のフィアット「500アバルト」に塗られていたカラーを現代風にアレンジしたもの。前後のフェンダーアーチやサイドスカートは、アバルト車でお馴染みのグレー“グリジオカンポボーロ”にペイントされています。このほか欧州仕様には、ホワイトやブラック、濃紺などのボディカラーも設定されていますが、日本にも導入されるのか? 気になるところです。
■トップスピードは225km/hという韋駄天ぶり
695 70thアニヴェルサリオに搭載されるエンジンは、180馬力/25.5kgf-mを発生する1.4リッターターボ。静止状態から100km/hまでの加速タイムは6.7秒(MT仕様)、最高速度は225km/hをマークします。さらに、アバルト車でお馴染みの“レコードモンツァ”アクティブエキゾーストシステムが装着されているため、刺激的なエキゾーストノートにも期待が持てます。
そうした強心臓によるハイパワーを受け止めるべく、695 70thアニヴェルサリオは足回りも強化。17インチのタイヤ&ホイールを装着するほか、名門・ブレンボ製のブレーキシステムを標準装備。さらに、快適性とコーナリング性能を両立する、コニ製のショックアブソーバーも採用されています。
一方のインテリアは、スペシャルモデルならではの特別な仕立てに注目。サベルト製のスポーツシートは、ヘッドレスト部分にイタリアントリコロールをあしらった専用のシート生地を採用。センターコンソール部には限定モデルらしく、シリアルナンバーを刻んだプレートが装着されます。
そのほか、コクピット中央にある7インチのディスプレイには、走行パフォーマンスを測れる専用アプリ“アバルト・テレメトリー”を内蔵。また、Apple Car PlayやAndroid Autoにも対応しているので、スマホを接続することで「Google Map」を始めとするナビゲーションアプリなども活用できます。
気になるプライスは、歴代の695シリーズや、すでにオーダーを受け付けている並行輸入業者の値づけなどから判断し、約500万円と予想。来る11月9日、富士スピードウェイで日本版のアバルト・デイズ2019が開催されるのですが、会場で上陸時期や価格といった詳細がアナウンスされることに期待しましょう。
(文/&GP編集部 写真/FCA)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダ「コンパクトSUV」が“走り系モデル”に進化!? 新開発の「サスキット」スゴい! 無限カスタムの「ヴェゼル」の実力は?
くるまのニュース / 2024年9月19日 22時10分
-
斬新な外観だけじゃない!? “神社仏閣スタイル”と呼ばれた日本的な個性を表現するホンダ「ドリームC70」とは
バイクのニュース / 2024年9月9日 19時40分
-
レクサス「LS “最速仕様”」に反響多数!? 「これはヤバい」「欲しい」 斬新「斜めマフラー」&650馬力「V8ツインターボ」搭載! まさに“LS-F”な「TS650」とは
くるまのニュース / 2024年9月4日 19時10分
-
スタイリッシュなだけじゃない! 空力パーツが走りにもたらす驚きの効果~カスタムHOW TO~
レスポンス / 2024年8月31日 6時30分
-
ロータス初の電動ハイパーGT『エメヤ』日本初公開…4シーター5ドアクーペ
レスポンス / 2024年8月25日 20時0分
ランキング
-
1226kmを走破「世界一超人の91歳」その驚く肉体 20年間食べ続けてきた「食事メニュー」を公開
東洋経済オンライン / 2024年9月23日 10時0分
-
2痛くて腕が上がらない…【医師監修】五十肩という思い込みには要注意!痛みの原因と病状セルフチェック
ハルメク365 / 2024年9月23日 11時50分
-
3お財布も「ETCカード」も忘れて「高速」乗ったらどうなる!? つい「うっかり」が大ごとに? 二度と経験したくない「一部始終」とは
くるまのニュース / 2024年9月23日 7時10分
-
4岸田総理「税収増を国民に還元する」→財務大臣が「真っ向から否定」した結果…財務省が“総理大臣よりも偉い”日本の権力構造の不可解【森永卓郎の見解】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月23日 12時0分
-
5〈倍速老化の恐怖〉痛みがまったくないのに体の中は地獄絵図…急に老け込む人に見られがちな6つの病態、その真犯人とは
集英社オンライン / 2024年9月23日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください