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スバルワークス“STI”の体幹トレで「フォレスター」と「インプレッサ」を操る楽しさが濃密に

&GP / 2019年11月23日 19時0分

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スバルワークス“STI”の体幹トレで「フォレスター」と「インプレッサ」を操る楽しさが濃密に

NISMO(日産自動車)、TRD(トヨタ)、無限(ホンダ)、STI(スバル)といった、いわゆる自動車メーカー直系のチューニング&カスタマイズ会社による「ワークスチューニンググループ合同試乗会」。

スバルワークスのSTIは、いつものように“いぶし銀”のチューンメソッドを訴求します。

■STIパフォーマンスパーツで操舵感がスッキリ!

もしかしたら、スバルのディーラーに足を運んだ際、目にしたり耳にしたりしたことのある人がいるかもしれません。STIが提唱するのは、クルマ“体幹チューニング”。人は、カラダの軸である体幹を強化すると、自然と姿勢がよくなり、カラダを思い通りに動かせるようになります。そんなトレーニング手法をクルマに応用し、まずは土台であるプラットフォームをより強靭でしなやかなものとし、安定した気持ちのいい走りを目指すのが、STIの体幹チューニング。

日常的に運転する人なら、もっとリラックスしてハンドルを握れるように、たまに運転する人なら、もっと安心してドライブできるようにするのがその目的。運転が安全で楽しければ、ドライブの可能性はもっと広がるはず。そのために、さりげなく「アレッ!? 運転が上手くなったかも」と感じさせるのが、STIによるチューニングなのです。

体幹チューニングのための具体的なパーツの代表例が、「フレキシブルタワーバー」と「フレキシブルドロースティフナー」。そして先頃、新たに「サポートフロントキット」が加わりました。

フレキシブルタワーバーは、フロントのサスペンション頂部を左右につなぐもの。バーの中央部にピローボールを組み込むことで、走行中にボディが横方向に変形するのを防ぐ一方、上下動はある程度許容することで、しなやかさを残します。日常使いのためには、ただ「ガチガチに硬めればいい」というわけではないのです。

フレキシブルドロースティフナーもその考えを活かしたもので、こちらはボディ後部の強化を受け持ちます。ボディ下部のフレームとサスペンションのメンバーとをつなぎ、スティフナーに内蔵した強力なバネでテンションをかけ、柔軟性と剛性アップの両立を図ります。

今回「フォレスター」と「インプレッサ」用が追加されたサポートフロントキットは、スバルの最新プラットフォーム“SGP(スバルグローバルプラットフォーム)”に対応したもの。“クランプスティフナー”と“サポートアーム”の2部品で構成され、フロントのクロスメンバーに装着することで、ステアリングギヤ付近の剛性を高め、また路面からの入力をさらにしっかり受け止められるようになります。

こうしたパーツがボディ各部の“遊び”を極小化させ、ドライバーのステアリング操作に即座にクルマが反応するようになり、「思い通りに運転している」感を強めるのです。

試乗会場には比較用として、STIパフォーマンスパーツを装着した「フォレスター X-BREAK(エックス・ブレイク)」と、ノーマル仕様とが用意されていました。

まずノーマル仕様のステアリングホイールを握ったところ、「これはこれ」で特に不満は感じませんでした。今やスバルの屋台骨を支えるまでに成長したSUVですから、安心感高くドライブできます。

続いてSTIパフォーマンスパーツ装着車に試乗したところ、なるほど、操舵感がスッキリしています! SUVならではの少々まったりした走行フィールがなくなって、全体にシャキッとした印象。

STIのスタッフによると、ステアリングを切ってからヨーが発生するまで、つまりクルマが回転方向に動き始めるまでが約17%早くなり、横Gが発生するのもSTIパフォーマンスパーツ装着車の方が約14%早いとのこと。これなら普通に運転していても、「意のままに操っている」感覚を得られるはず。

比較的地味なSTIのパフォーマンスパーツ群が“スバリスト”ことスバル好きのみならず、一般ユーザーからも支持を得てロングセラーを続けている理由が、ちょっと分かった気がします。

(文&写真/ダン・アオキ)

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