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ブレないムービー! DJI 「OSMO」は本当にブレないのか?

&GP / 2016年2月6日 11時0分

ブレないムービー! DJI 「OSMO」は本当にブレないのか?

ブレないムービー! DJI 「OSMO」は本当にブレないのか?

気になる最新ガジェットをテストし、その使い勝手や性能を確かめる雑誌『GoodsPress』の連載「最新ガジェット“快感値”」。今回は、ドローンのメーカーDJIが展開する個性派カメラ「OSMO」をチェック。“ジンバル”といわれる装置を備え、歩きながら撮影してもブレにくいのが特徴だが、一体どんな写真や動画をどのように撮影できるのか。イベントの取材などで試してみた。

■手持ちで動かしてもブレないのはホント?

DJI「OSMO」は、球体のカメラ、それを支えるジンバル、グリップで構成されている。映像の確認や撮影モードの切り替えは、カメラとWi-Fiで接続したスマートフォンの専用アプリで行う仕組みだ。

1_0a(camera) ブレにくい特徴を生かし、三脚を使わずとも長時間露光による印象的な写真を撮影できる。静止画は最大4000×3000ピクセル、動画は4K(4096×2160)の映像を記録可能。バッテリーはグリップに内蔵し、最長撮影時間は60分。重さは201g

 

いざ使ってみると映像がとにかくブレない! 例えば、東京消防庁の出初式を取材中、目前を往来する消防団員を移動しながら撮影しても歩行中の微振動がしっかり抑えられていた。5_3(timelaps) 5_2(timelaps)

0_2(_MG_5268) 可動式の球体カメラの向きは、グリップ後方に備わるスイッチで変更できる。レンズが固定されていることから、パンする際には本体ごと動かさなければならない通常のビデオカメラとは異なり、歩きながらカメラの向きを変えてもブレにくい点も、大きな魅力だと実感した。スマートフォンを固定する“フォンホルダー”は着脱式。別売りのユニットに差し替えることで撮影の幅を広げられる

 

ほかにもパノラマ撮影機能や、連続写真を動画のように再生できる“タイムラプス”機能などもチェック。いずれも結果は上々で、印象深い写真や動画を残せる点も見逃せない。

 

 

滑らかなタイムラプス動画を撮影するには、できるだけカメラを固定しなければならない。通常は三脚が必須だが、ブレにくい設計のOSMOなら手持ちでもOKだった。撮影の際は、専用モードに切り替えて静止画の撮影ボタンを押すだけ。

 

4(panorama)

 

専用アプリで“パノラマ”モードに切り替え、静止画の撮影ボタンを押すと、カメラが左右に動きながら複数の写真を記録。数秒待つだけで、それらを合成したパノラマ写真の出来上がる。写真の継ぎ目も全く目立たない。

 
1_0b(_MG_5303) 撮影データはカメラ側のmicroSDスロットに挿入したカードに記録。アプリ経由でスマートフォンへの転送も可能だ

 

あえて残念な点を挙げるとすれば、ズームに非対応なこと。「もっとアップしたいなぁ……」と思うことが、正直何度かあった。とはいえ動き回る人を追いかけながら撮る、または大勢による路上パフォーマンスや広い景色といった大きな被写体を歩きながらでもブレずに撮影できる“快感”は病み付きになりそう。ぜひお試しあれ!

【DJI「OSMO」】
8万5000円
DJIジャパン http://www.dji.com/ja/

 

 

 

(写真/園田昭彦・文/田尻 健二郎[GoodsPress編集部])

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