SuicaやQUICPayが使えないスタバでスマホ決済する方法 ー〇〇Payの選び方［12］

スターバックスコーヒーの支払いでは、プリペイドカードの「スターバックスカード」が使えます。しかし、基本的に「Suica」や「QUICPay」のような電子マネーによる決済や、QRコード決済などは使えません。スマホメインのキャッシュレス生活に慣れて財布を持ち歩かないことが増えた人にとっては、ちょっとした難関です。そんなスターバックスのレジでの決済を、スマホで済ませるにはどうしたらいいか知っていますか？

 

■スターバックスアプリを使う

実はスマホにスターバックスカードを登録して使う方法が、主に2通り存在します。

1つ目の方法は、スマートフォンのアプリストア（AppStoreまたはGoogle Playストア）からインストールできる「スターバックスジャパン公式アプリ」を使う方法です。同アプリ内に用意された「Pay」タブに「Digital Starbucks Card」を登録しておき、レジでの決済時に提示します。

まず、物理カードのスターバックスカードを持っていない人は、同アプリの「Pay」タブから、「Digital Starbucks Cardを発行」をタップ。次画面で、カード情報、紛失届設定（本人確認情報）を入力します。利用規約を読み、「同意して登録する」をタップして発行完了です。

また、すでに物理カードのスターバックスカードを持っている人は、同じく「Pay」タブで、登録したいカード裏面に記載された16桁のカード番号と4桁のPIN番号を入力し、「次へ」をタップします。次画面でカード情報、紛失届設定（本人確認情報）を入力。利用規約を読み、「同意して登録する」をタップすれば、準備完了となります。

なお、複数のカードに分かれてしまうと管理が面倒なので、後述する「LINE」を使った方法を併用したい人は、先にLINEでの操作を行っておくことをおすすめします。

残高をチャージするには、使用するカードを選択した状態で、「入金」ボタンをタップし、入金額と支払い方法を指定して「次へ」をタップ。設定したパスワードの入力、または生体認証によって認証が完了すると、残高がチャージされます。ここでの支払い方法は「クレジットカード」か「Apple Pay」（iOSのみ）を選択できます。

あとは店頭レジで「支払い」をタップし、画面に表示されたバーコードをレジで定時して読み込んでもらえば支払いが行えます。

 

■LINEの「マイカード」を使う

2つ目の方法は、「LINE」内のマイカード機能からスターバックスカードを発行する方法。こちらはチャージ手段で「LINE Pay」を使えるのが特徴です（※LINEポイントも残高チャージ時に利用可能）。

登録手順は、まず「LINE」を起動し、「ウォレット」 ＞ 「マイカード」 ＞「LINE Starbucks Card」をタップ。スターバックス カードの権限を許可します。「次へ」をタップ。

すでにスターバックスアプリなどを利用している場合には、「My Starbucks会員」にログインすれば、登録完了です。または、まだ会員になっていない場合には、「新規発行」をタップして、内容を確認し、「LINE Starbucks Card」を発行しましょう。

LINEマイカードの画面で「LINE Starbucks Card」を選択すると、カード画面が表示されます。残高をチャージするには、「LINE Payで入金」をタップして、金額を選択し「次へ」をタップ。内容を確認し、「〜円を支払う」をタップ。次画面で、パスコードや生体認証を完了すればOKです。

店頭で支払う場合には、LINE Starbucks Cardの画面を起動し、バーコードを提示して、レジのリーダーで読み取ってもらいましょう。

なお、右下の「メニュー」アイコンから、「カード番号」をタップすると、16桁の番号が確認できます。先述のスターバックスアプリと併用したい場合に活用しましょう。

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ちなみに、スターバックス公式アプリのDigital Starbucks Cardでは、クレジットカードを使用する場合のみ、オートチャージの設定も可能です。頻繁にスターバックスコーヒーを訪れるという人にはオススメです。

（12/6 追記）
Androidのおサイフケータイ対応端末であれば、「モバイルスターバックスカード」を登録し、非接触型決済を利用するという選択肢もあります。こちらもクレジットカードでの入金や、オートチャージ設定にも対応しています。

 

>> ［連載］〇〇Payの選び方

（取材・文／井上 晃）

いのうえあきら／ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。