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足りない機能は…ないかも!高コスパ2画面スマホ「LG G8X ThinQ」を使ってみた!

&GP / 2019年12月5日 19時0分

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足りない機能は…ないかも!高コスパ2画面スマホ「LG G8X ThinQ」を使ってみた!

12月6日に、ソフトバンクが「LG G8X ThinQ」というスマホを発売します。約6.4インチの有機ELディスプレイを搭載するハイスペックモデルなのですが、「LGデュアルスクリーン」なるものが付属していて、それを装着すると、折り畳める2画面スマホに変身するんです。2画面それぞれで異なるアプリを起動できることはもちろん、2画面を連結する「ワイドモード」でウェブを見ることもできます。

端末代金と通信料金を分離する施策により、スマホの端末代金は高くなる傾向にあります。LG G8X ThinQは、スペックと昨今の相場から察するに10万円くらいでもおかしくない端末ですが、ソフトバンクが発表した価格は、なんと税込5万5440円。特に縛りはなく、新規でも機種変更でも、分割払いでも一括払いでも5万5440円です。要するに、iPhone 11 Proの半額以下で買えるんです。気になりますよね? ものすごく気になった筆者が、いち早く使ってみました。

 

■2画面の使い方は自由自在

LG G8X ThinQは、本体とLGデュアルスクリーンのどちらにも約6.4インチ(2340×1080ドット)の有機ELディスプレイが搭載されています。USB接続でドッキングし、2画面が並ぶように装着できます。ヒンジは360度回転するので、画面を内側にして折りたたむことも、外側にして折りたたむこともできます。任意の角度で固定もできるので、画面が見えやすいように立てることも可能です。

▲本体とLGデュアルスクリーンはUSBで接続

▲折りたたんだ状態の正面。現在時刻や通知を表示するサブディスプレイを搭載

▲LGデュアルスクリーンを装着したままで、デュアルカメラで撮影可能

▲このようにディスプレイが見える状態で折りたたんで操作することも可能

▲自由な角度で固定できるので、動画を観るにも重宝

▲画面を外向きにして立てることもできる

さて、2画面をどう生かせるのか? 最も用途が広いのは、それぞれの画面で異なるアプリを使うこと。たとえば、一方の画面で動画を見ながら、別の画面でウェブを検索したり、Twitterをチェックしたり。メッセージを確認しつつ、地図を開いてみたり。英文のウェブページを読んでいる時に、わからない言葉を辞書アプリで調べるといったこともできます。

▲デュアルスクリーンのメニューは、画面端に表示されるアイコンをタップすると呼び出せる

▲「YouTube」を見ながら、Twitterのタイムラインをチェックしたり、ツイートしたりできる

▲目的地に向かう際は、地図を常に表示しておける

ブラウザを開いて、2つの画面に異なるWebページを表示し、比べることができます。さらに「ワイドモード」に切り替えると、2画面を連結させた大画面表示になります。ただし、2画面の境目は黒帯で分断されるので、やや視認性には影響があります。横向きにして見るのが望ましいでしょう。電子書籍との相性もよく、プリセットされている「eBookJapan」の電子書籍・コミックもワイドモードで表示して楽しめます。

▲「&GP」のページをワイドモードで表示させてみた

▲電子書籍を読むには、縦画面でのワイドモードが適している

アプリによっては、2画面を効率よく使える仕様も組み込まれています。たとえば、「Chrome」とは別に「Whale」というブラウザアプリがプリインストールされていますが、これを使った場合、Web上のリンクをタップすると、片方の画面にリンク先のWebページが表示されます。「ギャラリー」で写真を見る場合は、サムネイル表示から選択した画像を、片方の画面に大きく表示できます。カメラで撮影した写真は、すぐに片方の画面で確認でき、その写真を素早く共有したり、次の写真を撮影したりできます。

▲「Whale」アプリでYahooニュースを表示。ヘッドラインから気になる項目をダブルタップすると、隣の画面に表示される。1画面だと、いちいち戻る操作が必要になるが、その手間が省けて、気になるニュースを素早く読める

▲「ギャラリー」から写真を選ぶ際に、タップした写真が大きく表示され、すぐに共有操作に移れる

▲カメラで撮影した写真は、カメラを起動したままで、片方の画面で確認できる

▲インカメラで自撮りをする際は、片方の画面を白く光らせてレフ板のように使うことも。明るさや色味も調整可能

ゲームを楽しむ場合は、片方の画面に専用のゲームパッドを表示できます。CPUにSnapdoragon 855を搭載し、RAM(メモリ)は6GB、電池は4000mAhというパワフルな仕様なので、ゲームを存分に楽しみたい人も検討の価値があるでしょう。「ポケモンGO」や「ドラクエウォーク」など位置情報ゲームを楽しんでいる人は、1つの画面でゲームをプレイしつつ、もう一方の画面で他のアプリを使ったり、同時に2つのゲームをプレイするといったこともできるわけです。

▲ゲームを存分に楽しむために2台のスマホを所有している人は、LG G8X ThinQなら1台で済む

▲横画面でプレイするゲームは、操作用のゲームパッドを表示可能。複数のゲームパッドがプリセットされている

 

■1画面でもパワフルに使い倒せる!

LG G8X ThinQはLGデュアルスクリーンを装着せずに、本体だけで使ったとしても魅力的なスマホです。先述しましたが、CPUはクアルコム社の現行機種向けでは最高峰のSnapdragon 855(最大2.9GHz/オクタコア)を採用しています。RAM(メモリ)は6GB、ROM(ストレージ)は64GB。最大512GBのmicroSDも装着できます。本体側に約4000mAhのバッテリーを内蔵し、LGデュアルスクリーン装着時は本体から給電する仕組みになっています。つまり、LGデュアルスクリーンを装着せずに本体だけを使う場合は、バッテリーライフも長くなります。

▲本体は約160×76×8.4mmで、重さは約193g。狭額縁の大画面スマホだ

▲LGデュアルスクリーン装着時は、充電する際に同梱のアダプタが必要になる

アウトカメラは約1200万画素+約1300万画素のデュアルカメラで、インカメラは約3200万画素。本体は防水・防塵に対応し、本体だけでなくLGデュアルスクリーンもミルスペックの耐衝撃性能を備えています。さらに、フルセグ・ワンセグを搭載し、おサイフケータイにも対応。ワイヤレス充電も可能。先進的なインディスプレイの指紋認証にも対応しています。要するに “全部入り” です。足りない機能は…、思い付きません。

▲背面には、標準+広角のデュアルカメラを搭載

▲インディスプレイの指紋認証にも対応。反応もスピーディーだった

2画面を必要としない人でも、全部入りの大画面スマホとして、検討すべき仕様を備えています。5万5440円という価格は、たとえ1画面でも安いかも…。

強いて弱点を挙げるとしたら重さでしょう。LGデュアルスクリーン装着時は約331gと、それなりの重さになります。ポケットには入るけど、スマートには納まりません。

スーツやパンツのポケットに入れて持ち歩くのなら、本体(約193g)だけを持ち歩き、LGデュアルスクリーンは鞄に入れて、必要な時だけドッキングさせるのが理想です。もちろん、常に鞄に入れて持ち歩くのであれば、LGデュアルスクリーンは付けっ放しでOK!

仕事柄、筆者はさまざまなスマホに触れていますが、久しぶりにワクワクする端末でした。

>> SoftBank「LG G8X ThinQ」

 

(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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