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日本的な作り込みと音の個性で勝負するag「TWS02R」【イヤホンレビュー】

&GP / 2019年12月7日 11時0分

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日本的な作り込みと音の個性で勝負するag「TWS02R」【イヤホンレビュー】

“安くてもいい音”で評判の有線イヤホンの定番ブランド、finalを擁する日本のSNEXT社。ここが立ち上げた新イヤホンブランドが“ag”です。そんなagから初の完全ワイヤレスイヤホンが登場。“ag”というブランド名は古語の“有り難き”が由来。今回紹介するモデルのシリーズ名“R”は“うらたし”が由来。finalブランド監修による、日本らしさ溢れるシリーズです。

全3モデルで搭乗した最新シリーズから11月15日に発売したミドル機「TWS02R」(実勢価格8480円)の実力をチェックしていきましょう!

■ちょっと個性あるナチュラルサウンド

ag「TWS02R」のパッケージを開封して中身からチェックしていきます。

イヤホンとしての外見は、アンテナがちょこんと呼びる可愛らしいデザイン。つや消しのカラーで全6色で今回はブルーを選んだのですが、表面も粉雪塗装で滑りにくく皮脂も目立たないと細部まで作り込まれています。実際に装着してみても耳へとピッタリ収まります。

半透明のイヤーピースなので人前で外しても耳垢が目立ちにくい、という配慮もスゴイ。ちなみに標準イヤーピースS/M/Lサイズの他に、音質がマニアから評価の高い“final TYPE E”のイヤピースSS/S/Mサイズが付属しているのは豪華です。音質の違いは後ほどチェックします。

ただ、防水防滴設計ではない点はランニングなどを考えている人は要注意です。それに本体のみの連続再生時間が約3時間と、今となっては“業界で最も短い”と呼べるほどかも。

付属のバッテリケースバッテリー容量は2000mAh。ケース込みなら合計39時間再生。このケースもよく作り込まれていて、本体と同じくマットなカラーで上質な存在感あるつくり。USB-A端子が付いているので、モバイルバッテリーとしても使えます。なお、バッテリーケース自体の充電はmicroUSB端子で行います。

スマホとイヤホン本体の接続ですが、初回はケースから取り出すとまず自動で左右のイヤホン本体がつながります。その後、スマホとペアリングーモードになる流れです。ちなみに、英語ですが音声アナウンスが流れます。イヤホン左右のボタンで操作できるのは再生、一時停止、通話、ボイスアシスタントのみ。曲送り/戻し、音量操作はできません。

 

■イヤーピースを交換するのもオススメ

では音質をiPhoneと組み合わせてチェックしていきます。

宇多田ヒカルの『あなた』を聴くと、全体はFinalのイヤホンにも通じる耳に付く音のない上質なナチュラル系。歌声をセンターに定位しつつ、音楽全体では音の広がりを出す珍しいタイプ。イヤホンの微妙な装着角度で声の遠近感が変わるので、聞こえ方に個人差が出るかも。BrunoMarsの『24K Magic』もノリ良くはいきませんが、空間の中で鳴る雰囲気。重低音の沈みと音圧感があるので、十分こなしてくれます。

“final TYPE E”のイヤーピースに交換すると、歌声を中心に全体の音のクリアネスが上がり、音の立ち上がりがシャープに。定位感の特徴はイヤーピースを交換してもそのままです。

混雑した商業施設で音楽を聞いて接続性を確認すると、時々音切れが。最新のモデルとしては、やや音切れは多い方かも。

*  *  *

新ブランドagの「TWS02R」ですが、随所の行き届く日本ブランドらしい心遣いがある一方で、連続再生時間が3時間と短かったり防水でなかったり、操作性が弱かったりと、デメリットもある機種です。サウンドはナチュラル系で、定位感に特徴のある個性派。同時にagから発表された「TWS01K」「TWS03R」とも、ちょっと音傾向が異なるんですよね。でも、音本位で完全ワイヤレスを選べるとなると楽しいかも、と思わせてくれる一台。機会があれば実際のサウンドを試聴してみることをオススメします!

>> ag「TWS02R」

 

(取材・文/折原一也)

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