ローソンで「Apple Pay」払いだけでPontaポイントも貯められる ー〇〇Payの選び方［14］

キャッシュレス決済を利用するときは、キャンペーンでなくてもポイント還元によって決済額の数パーセントがお得になるのは皆さんご存知のとおり。店舗によっては、さらに別途ポイントカードを提示して、二重でポイントをゲットできます。しかし、ポイントカードの提示って意外と面倒なので、なるべく手間を減らしたいという人も多いのでは。

そこで今回は、iPhoneのApple Payを利用してローソンで決済する場合、「Pontaカード」を提示せずとも自動でPontaのポイントが貯まる設定についてご紹介します。ポイントカードの提示が億劫だと感じていたならぜひ試してみてください。

 

■「Pontaカード」アプリをインストールする

まずはAppStoreから「Pontaカード（公式）」アプリをインストールしておきます。アプリを起動したらPontaカードを登録するのですが、すでにPontaカードを利用している場合と、新規のデジタルPontaカードを発行する場合では手順が異なります。

▲「Pontaカード（公式）」アプリをAppStoreからインストール

▲同意にチェックを入れ、「次へ」をタップ（左）。手持ちのPontaカードを紐づけるか、新規でデジタルPontaカードを発行するかを選択しよう（右）

すでにPontaカードを利用している場合には、「PontaWeb会員登録」を選択したのち、手持ちのPontaカードに記載されているバーコードをアプリ内のカメラから読みこんでください。続いて「Ponta会員ID」と「セキュリティコード」を入力。リクルートIDを入力して、認証を行えば紐付け完了です。その後、アプリ内に表示される「Apple Walletに追加」を選択し、画面指示通りに操作すれば、「Wallet」アプリにPontaカードを登録できます。

▲「すでにPontaカードを利用している」を選択した場合。PintaWeb会員登録を選択し（左）、Pontaカードのバーコードをカメラで読み取って手順を進める（右）

Pontaカードを利用していない場合には、「新規にデジタルPontaカードを発行する」を選択し、会員IDの発行を行います。実質的には「リクルートID」になるので、すでに持っている場合は、それを活用しましょう（持っていない場合は、PontaWebから登録できます）。メールアドレスで認証を行い、規約に同意したら、登録完了です。アプリ内に表示される「Apple Walletに追加」を選択し、画面指示通りに操作すれば、「Wallet」アプリにPontaカードを登録できます。

▲「新規にデジタルPontaカードを発行する」を選択した場合。「Ponta会員IDの発行をはじめる」を選択し、リクルートIDのログインまたは登録を行い、手順を進める（右）

どちらのケースも覚えておきたいポイントは2つ。（1）「リクルートID」と紐付くのでIDとパスワードはしっかりメモしておくこと。（2）Walletアプリに登録する手順で「自動で選択」を有効にすること。

 

■最新バージョンのアプリでも「Apple Walletに追加」が表示されない場合

筆者のiPhoneで試すとこのパターンになるのですが、もしかすると一度登録したことがある場合には、Pontaアプリ内に「Apple Walletに追加」が表示されないのかもしれません。例えば、Wallet内の操作でうっかりPontaカードを消してしまったといった場合は、こちらの手順で登録できるので覚えておきましょう。

▲Pontaアプリの左上のボタンから表示できるメニュー画面で、下部にある「Apple WalletのPontaカードについて」をタップ（左）。中央タブを選び、「今すぐApple Walletに追加する」をタップ（中）。「Ponta Webにログイン」をタップ（右）

まず、「Pontaカード」アプリのメニューを開き、左下の「Apple WalletのPontaカードについて」をタップ。ブラウザが起動し、PontaWebのサイトが起動するので、「Apple Walletに追加する」のタブを選択。「PontaWebから追加する（＋）」をタップし、下部の「今すぐApple Walletに追加する」をタップ。「PontaWebにログイン」を選択し、ID・パスワードを入力します。

▲リクルートIDでログイン（左）。「Apple Walletに追加」をタップ（中）。「許可」をタップ（右）

すると、「Apple Walletに追加」のボタンが表示されるのでこれをタップし、ポップアップで「許可」をタップ。以上で、PontaカードがWalletに追加されます。

 

■店頭でPontaを貯めつつ支払うときには「Apple Payで」と伝えよう

ローソンで支払う場合は、「Apple Payで」と伝えて決済すると、自動でPontaが連携してポイントが貯まる仕組みになっています。Apple Payに登録してあるどの支払い方法を選択してもOKです。例えば「QUICPay」や「Suica」を使って決済するだけです。

しかし、決済するときにうっかり「Apple Payで」ではなく「QUICPayで」「Suicaで」と言ってしまうと連携されません。かならず「Apple Pay」と伝えましょう。

なお、それでも店員さんからは9割方「ポイントカードはよろしいですか？」と言われます。「Apple Payで」と伝えて決済するだけでPontaが貯まるので、ほかに提示するカードがなければ「大丈夫です」と答えましょう。

ちなみに、貯まったPontaポイントにはいろいろな使い方がありますが、ローソンの店頭支払いで使ってしまうのが最もシンプルです。「Pontaで支払います」と伝えて、「Pontaカード」アプリを表示し、バーコードを読み取ってもらうことで、プリペイドカードのように使用できるので、覚えておきましょう。

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12月16日には、KDDIとローソンが資本業務提携を発表しています。PontaはリクルートIDと関連するだけでなく、au IDと連携し将来的には「au WALLETポイント」が「Ponta」に統合される予定です。au WALLETアプリにも「デジタルPontaカード」が実装されるとのことで、ますますPontaの重要性が増してきます。

正直に言うと、現状の登録手順がややこしくて親しみやすいとは思えませんが、iPhoneユーザーの方はいまのうちからWalletアプリでのPontaの使い方に慣れておくことをお勧めします。

 

>> ［連載］〇〇Payの選び方

（取材・文／井上 晃）

いのうえあきら／ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。