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マルチに使えて高コスパ!激売れ中のユニフレーム「フィールドラック ブラック」【アウトドア銘品図鑑】

&GP / 2019年12月28日 9時0分

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マルチに使えて高コスパ!激売れ中のユニフレーム「フィールドラック ブラック」【アウトドア銘品図鑑】

キャンプサイトの見せる収納、もはや常識です。キャンプ場を見渡すと、アイアンラックやハンガーなんかに上手に小物を配置している人たちばかり。

そして、なかなかの確率で使われているのが、ユニフレームの「フィールドラック ブラック」(3611円/税別)です。

ユニフレームの商品はジワジワ評判になって、あるとき一気に人気に火が着きます。「フィールドラック」もそのひとつ。
 

「フィールドラック」としての登場は2013年ですが、市場に現れたのはもっと前。以前は「クーラーBOXスタンド」という名前、さらにその前は、1998年登場の「テントサイトシステムセット」というラックが5台セットになった製品として参入していました。高さなど細部の違いはありますが、基本構造は原型モデルとなる「テントサイトシステムセット」と同様です。

おおよそ20年前はオートキャンプ人気が一段落した頃で、今のようなロースタイルが定着しておらず「便利だけれどバラバラのラックを重ねたり並べたりするよりも、キッチンスタンドでいいのでは?」という気分でした。

ところが時代が変わり、2017年。

前年、ブラック仕様のツインバーナーが大ヒットを記録したユニフレームは、それまでの伝統、クロムメッキ仕上げであった「フィールドラック」にブラックを追加。

これが多くのキャンパーに刺さったようで、品切れ店が続出するヒット商品になったのはご存じの通り。

さて、20年の時を経て、キャンパーの心をわしづかみにした「フィールドラック」。その魅力を改めて見ていきましょう。

 

■とにかく薄くて収納場所に困らない

<収納サイズ>

これまでのラックに比べて、フィールドラックは驚くほど薄くたためて、重量も2kg以下。それでいて分散耐荷重は30kgを約束しています。

収納サイズは60×35×1cm、重量1.7kg。2枚重ねても厚みは2cmですから、コンパクトカーのラゲッジにも無理なく入れられます。よくある、天板が同等の広さを持つ3段木製ラックは厚みが10cmほどになると思えば、フィールドラックの薄さが際立ちます。

木製ラックは3段で約3kgのものが多く、3台分の「フィールドラック」と比べると、重量でいえば木製ラックのほうが優位ですが、耐荷重ではフィールドラックの圧倒的勝利。

 

■脚を広げるだけのイージー組み立て

<組み立て>

「フィールドラック」には細かな部品はなく、ネジもなし。ただ広げるだけで準備できます。

脚はこのようにパイプが溶接されていて、その中に脚が刺さっています。ネジではないのでゆるむことはありません。

脚と脚の中間にツメがあるので、これを一番端のワイヤーに引っかけます。思い切って広げないといけない作業なので、力の弱い人はうっかり2番目のワイヤーに引っかけがちですが、これではぐらついてしまいます。間違えないようにしましょう。

完成です。見た目は華奢ですが、クーラーボックスやダッチオーブンを載せてもぐらつきません。

 

■1台の組み立てサイズは60×35×23cm

<並べ方・重ね方>

単体でも並べても重ねてもいいというマルチぶりが「フィールドラック」大ヒットの一因。一体どのように使えるでしょうか?

60×35×23cmなので、ローチェアと並べるとやや低く感じます。

とはいえ手は届くので、飲み物や焚き火道具を置くといい感じ。2台並べるとソロキャンプの極楽・快適作業スペースになります。

次は2台を垂直方向に重ねてみました。高さは約45cm。ローチェアにちょうどいい高さになりました。3段、4段重ねるとキッチンスタンドのようになり、立って料理しやすい高さになります。

脚を浮かせている状態なのでちょっとわかりにくいのですが、上段の脚は、下段の天板となる2本のワイヤーがしっかり支えられる絶妙な幅になっています。さらに、天板部分は周囲のフチが高くなっているためズレにくい構造。

4段まで重ねられ、3段以上重ねる場合は別売のコンプレッションベルト1300(834円/税別)を利用して固定すると安心です。

シンプルな作りのため拡張アイテムを自作するDIY自慢のキャンパーの姿も。自己責任となりますが、自分らしくアレンジできることもフィールドラックの魅力です。

 

■アレンジしやすいメッシュの天板

<天板>

メッシュ1コマは3.5×4cm(実測)。どの程度のものであれば問題なく載せられるのでしょうか?

シェラカップは安定感がありますが、カトラリーはちょっと斜めに立てると落ちてしまいます。でも、水が溜まらないので食器類の乾燥にはメッシュ天板は正義。食器棚代わりに使うなら、不織布を敷くなど工夫が必要です。

ちょっと贅沢な使い方ですが、通気性がいいので薪スタンドとしても優秀。木炭や拾ってきた薪を並べておくと湿気の影響を受けにくく、焚き火やバーベキューをスムーズに進行できますね。

スチールにカオチンメッキを施しているので熱に強い! シングルバーナーは脚が落ちないモノを選ぶ必要がありますが、この上で調理をしてもいいですし、熱い鍋をそのまま置けるのも重宝します。

 

■来期も勢いが止まらない?

<オプション>

フィールドラックにはオプションとして木製天板とステンレス天板、収納袋、コンプレッションベルトが用意されていますが、先日行われた2020年発売予定の新製品展示会では、さらに進化したアイテムが登場。

従来から天板は用意されていますが、ステンレス製の天板は生産終了。2020年版は両脇にシェラカップなどを引っかけられるワイヤーを装備したステンレス天板に生まれ変わります。この引っかけ用ワイヤーは、不要なら内側に引っ込められるのが秀逸。

同時にメッシュのボックスも発表。全面細かなメッシュなので、根菜類の保管、食器の乾燥などにいい感じです。メッシュボックスのスリーブにフィールドラックの脚を差し込むので、ズレにくいのもいい。

*  *  *

20年の時を経て、大ヒットした「フィールドラック」。ユニフレームは前身が「新越金網」ということからわかるとおり、メッシュ製品に定評があります。「フィールドラック」も華奢に見えても耐久性抜群。オークションサイトではまれにテントサイトシステムセットやクーラーBOXスタンドが出品されており、いずれも使用感があるものの今も問題なく使えるものばかり。

キャンプ用品は製品サイクルが短いものが多いのですが、スタイルを変えないことで時代が追いつくこともある。そう教えてくれる良品です。

>> ユニフレーム

 

>> [連載]アウトドア銘品図鑑

(取材・文/大森弘恵)

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