インテリア家具になる？三菱電機の真っ赤なエアコン

ライフスタイルや好みが多様化している現在、かつてブームとなった「デザイン家電」以来、家電にもインテリア性を求める人が増えていた。しかしエアコンに関しては、部屋の印象を決めるほどの大きなサイズでありながら、未だ“いかにも”な姿のイメージが強い。

三菱電機は思い切って真っ赤なエアコン「霧ヶ峰 Style FL シリーズ」を３月下旬に発売する。さて、消費者の反応がどうなるか気になるところだが、インパクトは確かにある（笑）。

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■性能はおなじみ霧ケ峰シリーズを踏襲

「霧ヶ峰 Style FL シリーズ」6 機種は、高い省エネ性・快適性はそのままに、思い切ったデザインを採用。シンプルな横長のフォルムと「ボルドーレッド」「パウダースノウ」のカラーは、エアコンでは考えられなかった風合い。

高級感のある色合いは、特殊な塗装により実現。透明なパネルの裏面に凹凸のあるヘアライン加工を施し、さらに光を反射する粒子を塗装することで、表面から見て深みと透明感を感じさせるデザインに仕上げた。

細部に目をやると、シンプルな四角いフォルムにするために、様々な工夫が凝らしてある。正面から吹出し口が見えないように格納式の「匠フラップ」を新開発。また、「霧ヶ峰」の特長である高精細サーモカメラ「ムーブアイ極」を運転停止時には本体ボディに格納する構造にした。

ムーブアイ（格納時）

 

機能性は言うまでもない。独自の高精細サーモカメラ「ムーブアイ極」で人の手先・足先など細部までの温度変化をサーチ、「匠フラップ」の高度な気流制御で効率的にしっかりと室温、体感温度をコントロール。省エネ性も高い。

そしてリモコンも、同じくヘアライン柄を施した「スタイリッシュリモコン」に。これはデザインこだわり派にとって地味にうれしい改良だ。

また、面倒なエアコンの掃除もより簡単に。「お掃除アシスト」ボタンを押すと自動で外観のフラップが開き格納式フラップが前方に出てくる「はずせるボディ」を採用、ラクに取り外してフラップや室内機の中まで掃除することができる。

また、手入れの難しいエアコン内部の熱交換器・ファン・通風路には独自の「ハイブリッドナノコーティング」を施し、ホコリなどの付着を抑制して清潔を保つ仕組みだ。

FLシリーズのラインナップは定格冷房能力2.8kWから7.1kWまでの6種類でオープン価格。

（文／&GP編集部）