非日常の世界へ?防災用で買ったソーラーランタンでベランピングしてみた!
&GP / 2020年4月19日 21時0分
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非日常の世界へ?防災用で買ったソーラーランタンでベランピングしてみた!
<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
以前、ランタン付き充電器を購入してから少しずつ防災用品を意識しだした今日このごろ。( )
以前紹介した「マグネ充電器」は、水と塩を使い、LEDライトで周りを照らしながらスマホの充電もできましたが、もし材料のどちらかがなくなったら? そう考えたとき、モバイルバッテリーは複数持っているので、別のライトを持っておいても良いのでは、と思いました。そこで、防災グッズや、防災グッズに使えそうなアウトドアギアを探しているうちに見つけたのが、太陽光で充電し、明かりを照らすソーラーランタン「CARRY THE SUN(キャリー・ザ・サン)」(Mediun:3800円/税別、Small:2600円/税別)。
折り畳めて携帯もしやすく、電池も水も塩も必要なし。複数買って防災備品に入れておきました。いつでも使えるようにと充電したので、せっかくだから使ってみよう、どうせならライトの特性を生かして、ベランダでベランピングできないか、そう思ってさっそく取り掛かってみました!
■折り畳むとわずか1.2cm
▲(左)「Small Cool Bright」(右)「Mediun Warm Light」
太陽光で充電でき、コンパクトに折り畳める「CARRY THE SUN」。山小屋やテント、キャンプで使用や、災害時の非常用ライトとしても活躍してくれる便利なLEDソーラーランタンです。ランタンと聞くとレトロな照明器具を思い浮かびますが、「CARRY THE SUN」は紙風船のような折り畳み仕様のLEDランタンです。
▲(右)収納時:210×110×12mm (右)使用時:110×110×110mm
重さは86gという軽量で、折り畳むとわずか1.2cmほどまで薄くなります。これなら収納も持ち運びもラクチンです。
折り畳まれた本体は、上下のベルトループを引くことで紙風船のように膨らみます。小さな穴がひとつ空いていて、空気がそこから内部に入って膨らむ仕組みです。膨らむとサイコロ状になり、テーブルやマットの上に置いたりできるほか、ループがあるのでカラビナなどで吊るすことも可能。
収納する時も上から押さえればあっという間に畳めます。登山のキャンプ時はテーブルや手元に置いて周辺を照らす、テント内で荷物の整理するときなどに天井のループに掛けて使うなど、さまざまなシーンで活躍してくれます。
■明るさは3段階から調整可能
光量は弱(10ルーメン)、中(20ルーメン)、強(100ルーメン)3段階から調整可能です。弱モードは常夜灯や非常灯、中モードはインテリアライトや読書、そして強モードは狭い部屋全体の点灯にぴったりです。点滅モードもあり、SOSや事故防止など万が一の時にも使えます。
▲10ルーメン
▲20ルーメン
▲100ルーメン
使う光量によって内蔵充電池の消耗も変わり、フル充電の状態からだと弱なら72時間、中で42時間、強で10時間の連続点灯が可能です。
光源は温もりのある暖色系LEDで、ボタンを押すと点灯モードを変更できます。1プッシュで5秒間ほどインジケータランプが点灯し、充電残量が4段階で表示されます。もう一度プッシュすると弱で点灯、押すごとに中、強と調整が可能。もう一度押すと点滅、消灯となります。
本体の黒い面がソーラーパネルになっており、7~9時間ほど直射日光に当てることで充電できます。電池はリチウムポリマー電池1200mAhを採用しており、約500回繰返し充電可能です。
▲日光に当てているときに濡れてしまっても、充電には影響ありませんでした。
また、IP67の防水・防塵性能を誇ります。多少水に浸かっても問題ありません。水に長時間浸けるのはNGですが、雨で濡れるくらいなら、問題ありません。
「CARRY THE SUN」は火を使う本来のランタンとは違い、LEDなので熱くなることもなく火の危険もありません。軽量でコンパクト、電源から充電する必要のないソーラータイプであること、継続して使用できる点灯時間など、持ち運びが苦にならないことに加え高性能な点が魅力的なアイテムです。
■「CARRY THE SUN」でベランピングしてみた
平日はリモートワークで外には基本でず、週末も外出自粛ということでほぼ家の中にいる日々。さすがに生活の中で変化をつけないと、精神的にも良くないので、せめてベランダで何かできないかと。見栄えを良くするためにウッドデッキを並べてはいたものの、それ以降はずっと放置したので、この機会に超簡単なベランピングを。持っているキャンプ道具を引っ張りだして、一晩過ごしてみました。
▼ベランダでソロキャン飯
ライトの明るさを「大」にしてまずは食事。ただし、ベランダでシングルバーナーやカセットコンロといった火器を使うのは近隣にも迷惑がかかるかもしれないので、料理は室内で行い、外で食事。キャンプっぽく贅沢にお肉!と思ったけど、今回は簡単なインスタントラーメン。キャンプ場で食べるラーメンってインスタントでもすごく美味しく感じますが、まさにそんな感じです。
▼雰囲気を出しながら外でちょっとお仕事
食後はコーヒーを淹れ、ライトの明かりで雰囲気を出し、夜の街の様子を伺いながら仕事。自室で行うのとではやはり開放感が違います。ベランダから観る景色っていつも同じだと思っていたけど、座る角度や高さによって、いつもとは違った景色が見えますね。
▼都心のど真ん中で就寝
すっかり夜も更けたことなので、ここまで来たら外で寝てしまえ!とベランダで就寝。エアマットレスを敷き、シュラフに潜っておやすみなさい! 街灯の明かりや、マンションの明かりがあったので、弱にして近くに並べるだけでも普段とは違った夜を味わえました。「都心のど真ん中で仰向けになって外で寝る」なんていうのは初めて。満点の星空…なんてオシャレなものは見えなかったけど、どこか非日常的な空間にいる感覚です。
* * *
本来の目的は「防災用品」ということで購入した「CARRY THE SUN」。せっかく持っているのだし、一度くらい使っておこう、という軽い気持ちで使ってみたら、思いの外便利なものだと思いました。道具ひとつで、普段の日常に「変化」を与えてくれるアイテム、今後も注目していきたいですね。
文/野田博記<&GP>
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