“ふたつ折りスマホ”が新鮮なFREETEL、「通話定額」開始へ

FREETELは3月9日、2つ折りのAndroidスマホ「MUSASHI」の予約を開始しました。発売開始は3月下旬で、価格は2万4800円（税抜）です。また、新たに3つのサービス開始が発表されました。

1. LINEなどのメッセンジャーアプリのデータ通信が無料になる「データ通信量0円サービス」（3月9日より提供）
2. 音声通話が定額で利用できる「FREETELでんわ」（3月25日より提供）
3. 端末を分割支払いで購入できる「0円スタートプラン」（3月23日から提供）

モニター2個搭載するSIMフリースマホ「MUSASHI」

 

今回発表された「MUSASHI」はSIMフリーのスマホですが、フィーチャーフォンのように2つ折りで物理キーを搭載しています。OSにはAndroidを搭載しているので、PlayStoreからLINEなどのアプリをダウンロード可能です。また、特徴的なのはディスプレイがふたつあること。端末の開閉に関わらず、タッチディスプレイ操作ができます。スマホとケータイの両方の操作ができる「二刀流」と表現されています。カラバリはシャンパンゴールド、ブラック、ホワイトの3色を展開。

 

開くとこんな感じ。画面はタッチパネルなので開いていても操作できます

閉じるとこんな感じ。画面下部には、ホームボタンや戻るボタンも表示されます

閉じるとコンパクトですが、厚みは17.6mmなのでそこそこ肉厚です。端末右側面には、USBとイヤホンの接続端子。左側面には、音量キーを配置しています

物理キーでの操作についても検証してみました。表面にはうっすらと筋が入っていて、指紋が付きにくいです。メールやインターネット、電話など基本的な機能のショートカットがひと通りボタンとして用意されています。また、十字キーでアプリを選択可能です。

「クリア」ボタンを一度押すと、通知一覧が表示され、もう一度クリアボタンを押すとクイック設定パネルの画面が表示されます。また、「お気に入り」ボタンには、よく使うアプリを登録できます。

 

キーボード側の本体裏カバーが取り外せるようになっています。SIMカードはマイクロサイズ。2枚を挿入できるデュアルSIM仕様です。なお、電池パックは交換可能。

【MUSASHI】
2万4800円（税抜）　3月下旬発売予定
●OS: Android 5.1 Lollipop
●CPU: クアッドコア、 1GHz
●RAM: 1GB
●ROM: 8GB
●ディスプレイ: 4インチ x2 タッチ操作対応
●解像度: 800×480 WVGA
●カメラ: 8MP(背面 CMOS) LED フラッシュ付き 2MP(前面 CMOS)
●SIM Slot: microSIM x2 (Dual-SIM)
●バッテリー: 2000mAh
●サイズ: 123.1×63.1×17.6mm
●重量: 未公開
●通信:
4G：Bands 1, 3, 8, 19
3G：Bands 1, 6, 8, 19
2G：Quad Bands
WiFi：802.11 a/b/g/n（2.4/5GHz）
Bluetooth：4.0LE対応

新機種「REI」を参考展示

今回の発表会では、「REI(麗)」についてもチラ見せされました。こちらは2月に開催されたMWCでも参考展示されていた機種です。SAMURAIシリーズの新モデルに相当し、5.2型フルHDディスプレイやAndroid 6.0を搭載する予定。

本機については、参考展示のみ。実機にはまだ触れられませんでした。

新サービスは3つ
さて、新たに発表されたサービスも要注目です。今回発表されたのは下記の3つ

1. 「データ通信量0円サービス」
2. 「FREETELでんわ」
3. 「0円スタートプラン」

 

 

「データ通信量0円サービス」はLINEやWeChatといったメッセンジャーアプリのデータ通信が無料になるサービスです。LINEの場合、テキストメッセージ、画像、スタンプのデータ通信料が非課金となります。なお、動画や音声メッセージ、音声通話、ビデオ通話、アプリなどは対象外です。

 

 

「FREETELでんわ」は音声通話が定額で利用できるアプリです。通話メニューは3つ用意されており、「1分間かけ放題」（月額399円 税抜）、「5分かけ放題」（月額840円 税抜）、「いつでも半額」（月額0円、10円／30秒 税抜）の中から、自由に選択できます。本アプリに関しては、限定10万個のパッケージが3月25日より発売。ヨドバシカメラ、ビックカメラ、FREETEL eSHOPで販売されます。

 

「0円スタートプラン」は要するに端末の分割支払い購入サービスです。対象となるのはKIWAMI、MIYABI、pirioriなど。例えば、同社が販売する端末「KIWAMI」の場合、月額1900円（税抜）×24か月で購入可能。24か月の端末補償も付きます。ただし、対象となるのは限定1000台です。

 

なお、FREETELでは、MNPで乗り換えると1年間のデータ通信量が無料になる「春の1年無料キャンペーン」も3月28日まで実施中。今回発表された新サービスと合わせれば、かなりお得に使えるので、格安SIMへ乗り換えを検討中なら要チェックですよ。

 

（文／井上 晃）

いのうえあきら／ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。