Googleアプリなしでも欲しくなる!? HUAWEI P40 Pro 5Gの真価とは
&GP / 2020年6月3日 7時30分
![Googleアプリなしでも欲しくなる!? HUAWEI P40 Pro 5Gの真価とは](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_301452_0-small.jpeg)
Googleアプリなしでも欲しくなる!? HUAWEI P40 Pro 5Gの真価とは
ファーウェイ・ジャパンがスマートフォンの最新フラッグシップモデル「HUAWEI P40 Pro 5G」の日本発売を発表しました。市場想定価格は10万8800円(税別/以下同)で、6月12日発売です。同時にミッドレンジの「HUAWEI P40 lite 5G」(3万9800円)と「HUAWEI P40 lite E」(2万4800円)も発表。これら2モデルは6月19日から販売されます。
■通行人も消せる新機能にビックリ!
HUAWEI P40 Pro 5GはPシリーズの最新モデル。Pシリーズは、2016年に発売された「HUAWEI P9」以来、ライカが監修するカメラを搭載し、その性能は世界的に評価されています。
▲約6.58インチの有機ELディスプレイを搭載するHUAWEI P40 Pro 5G
▲背面にはライカのクアッドカメラを搭載。カラバリは、このシルバーフロストのほかにブラックがある
年々進化を続けてきたカメラは、昨年発売されたP30 Proでは、遂にクアッド(4眼)カメラになりました。後継となるP40 Pro 5Gも4眼ですが、カメラの画素数もセンサーの大きさもAIによる画像処理能力も大きく進化しています。
▲P40 Pro 5Gのカメラの仕様
▲ライバル機種よりも大きい、1/1.28型のセンサーを搭載
P40 Pro 5Gの4眼カメラは、広角(約5000万画素/23mm/F1.9)+超広角(約4000万画素/18mm/F1.8)+望遠(約1200万画素/125mm/F3.4)+ToF(3D深度センサー)という構成。超広角もF1.8の明るいレンズで撮影でき、光学ズームで5倍、超解像技術を組み合わせハイブリッドズームで10倍、最大50倍のズーム撮影ができるという贅沢な仕様です。
▲ビデオ撮影の性能も向上
6月2日にオンラインで開催された発表会の後に、報道陣向けの新製品体験会が開催されました。新型コロナウイルス感染防止対策のため、実機に触れられる時間には制約があったのですが、P40 Pro 5Gのカメラ性能などをいち早く試してみることができました。
ズーム倍率は前モデルのP30 Proと同じですが、センサーの大きさや性能が向上したためか、10倍以上の倍率で撮影しても、かなり鮮明な画質で撮れるように進化していました。手ブレ補正の精度もグンと進化した印象です。
▲肉眼でも判別がつかない被写体をズームアップしてみた
▲最大の50倍ズームで撮影した結果。「HUAWEI P40 Pro」という文字を読み取ることができた
「HUAWEI Golden Snap」という新しい機能も追加されました。デフォルトの「写真」ではなく「アニメーション写真」(短い動画)に設定して撮ると有効な機能で、シャッターを押すと数コマが撮影され、AIがベストショットを選んでくれます。それだけならさほど目新しくはないのですが、さらに偶然写り込んだ通行人を消したり、ガラス越しに撮った時に写り込む反射を消したりもできるんです。
▲被写体の後方に通行人が写ってしまった場合、「編集」画面を開いて「通行人を削除」をタップすると…
▲このように通行人を消した写真を残せる
▲ショーケースに陳列された物などを撮影した場合に、ガラスへの映り込みを抑えて、被写体がはっきり見える写真を残せる
P40 Pro 5Gのディスプレイは約6.58インチで、解像度は2640×1200ドット。リフレッシュレートは最大90Hzで、映画にも使われる「DCI-P3」という広い色域の表現に対応しています。
プロセッサーは、ファーウェイ製では最高峰の性能を誇る「Kirin990 5G」で、メモリ(RAM)は8GBが確保されているので、ゲームでも画像編集でも軽快に操作できるはずです。バッテリー容量は約4200mAhで、最大40Wの急速充電に対応。さらに最大27Wのワイヤレス充電にも対応しています。5Gは国内3キャリアに対応し、デュアルSIMスロットに加えて、eSIMも使えます。
▲2枚のnanoSIMを挿して同時待ち受けができるが、5Gは1枚に限られる。eSIM(組み込み型SIM)にも対応したので、海外渡航時にも重宝するだろう
申し分のないスペックを実現したハイエンドモデルですが、購入を決めるにあたり、ひとつだけ注意が必要です。4月に発売された「HUAWEI Mate30 Pro 5G」と同じく、GMS(Googleモバイルサービス)には対応していません。「Gmail」「Chrome」「Googleマップ」「YouTube」などのGoogle純正アプリはプリインされておらず、「Playストア」にもアクセスできません。ただし、プリインの「メール」アプリでGメールを送受信することはでき、「ブラウザ」からウェブ版の「Googleマップ」や「YouTube」を利用することはできます。
アプリは、HMS(Huaweiモバイルサービス)に対応するアプリを、「AppGallery」というストアからダウンロードできます。ほかにも、いま使っているスマホから移すなど、アプリをインストールする手段はいくつかあるのですが、どうしても使いたいアプリがある場合は、それが使えるかどうかを事前に確認すべきでしょう。
▲「LINE」「メルカリ」「U-NEXT」「乗換案内」など、「AppGallery」で配信されるアプリは増えつつある
■3万9800円でクアッドカメラ+5Gに対応
ファーウェイは、昨年は「HUAWEI P30 lite」、一昨年は「HUAWEI P20 lite」など、コスパに優れたSIMフリースマホを大ヒットさせています。そして、今年の夏は「P lite」シリーズとして2機種が発売されます・
HUAWEI P40 lite 5Gは、機種名の通り5Gに対応するモデルです。プロセッサーは、P40 Pro 5Gに搭載されるKirin 990よりもグレードが低い「Kirin 820 5G」ですが、それでも最大2.36GHzのオクタコアで、ハイエンドモデルと比べても遜色がない動作性を期待できます。
▲約6.5インチの液晶ディスプレイを搭載するHUAWEI P40 lite 5G
▲カラバリは、スペースシルバー、クラッシュグリーン、ミッドナイトブラックの3色。いずれも光沢が強めで、リッチな質感だ
背面にはAI対応のクアッドカメラを搭載し、メイン(約6400万画素/F1.8)+超広角(約800万画素/F2.4)+マクロ(約200万画素/F2.4)+被写界深度(約200万画素/F2.4)という構成。4Kビデオや960fpsのスローモーションに撮れるなど、標準的なスマホよりもワンランク上の楽しみ方ができるでしょう。
▲約6400万画素をメインとするクアッドカメラシステムを搭載
HUAWEI P40 lite Eは、4G対応モデルで、純粋にP30 liteを後継するモデルといえます。2万4800円というお手頃価格ですが、約6.39インチのディスプレイは、パンチホール型のフロントカメラを搭載することで約90%の画面占有率を実現。背面には、メイン(約4800万画素/F1.8)+超広角(約800万画素/F2.4)+被写界深度(約200万画素/F2.4)のトリプルカメラを搭載しています。
▲最も安いHUAWEI P40 lite Eも、上位モデルと同じくパンチホールデザインを採用
▲カラバリは、オーロラブルーとミッドナイトブラックの2色
■高コスパのタブレット3機種も発表
スマートフォンと同時にタブレット3機種も発表されました。約10.8インチの高精細ディスプレイを搭載する「HUAWEI MatePad Pro」は5万9800円で、6月12日に発売されます。Kirin 990を搭載するパワフルに使えるタブレットで、Harman Kardonがチューニングした4チェンネルのスピーカーで迫力のあるサウンドを楽しめることも利点。別売のキーボードと接続させてPCのように使ったり、別売のスタイラスペンでイラストを描いたり、手書きのドキュメントを作成したりもできます。
▲仕事にも、プライベートでもバリバリ使い倒せそうなHUAWEI MatePad Pro。別売のキーボードは1万4900円で、スタイラス「M-Pencil」は9990円
スペックを抑えた普及モデル「HUAWEI MatePad」は、約10.4インチのディスプレイを搭載し、LTEモデルが3万6182円で、Wi-Fiモデルが2万9800円。どちらも6月12日に発売されます。さらに、8インチ画面のコンパクトな「HUAWEI MatePad T8」も発表されました。市場想定価格は1万3900円で、7月初旬に発売されます。
▲約10.4インチ画面のHUAWEI MatePadもM-Pencilに対応している
▲約8インチ画面のHUAWEI MatePad T8は、片手でつかめるサイズ感
なお、タブレット3機種もGMSには対応せず、HMSのみの対応です。アプリは「AppGallery」からダウンロードすることになるので注意が必要です。
>> ファーウェイ
取材・文/村元正剛
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
Huawei待望のカメラフォン「Pura 70 Ultra」に注目 20万円超えでも「欲しい」と思える仕上がり
ITmedia Mobile / 2024年6月23日 11時42分
-
スマホカメラ"進化”の最前線に迫る【買って得モノ&夏のトレンド大調査】
&GP / 2024年6月14日 20時0分
-
今売れている「SIMフリースマートフォン」ランキング10選&おすすめ XiaomiのSnapdragon 8 Gen 2搭載7万円切りのモデルがTOP3に【2024年6月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年6月10日 6時10分
-
Redmi Note 13 Pro+ 5G レビュー - シャオミのミッドレンジ機のパフォーマンスと2億画素カメラを試す
マイナビニュース / 2024年6月4日 22時13分
-
Huaweiの新ハイエンドスマホ「Pura 70 Ultra」を試す 制裁下でこの性能は“魔法を使っている”と思わせるほど
ITmedia Mobile / 2024年6月2日 11時21分
ランキング
-
1早く歩けよ!ゲーマーに嫌われがちなNPC護衛/尾行ミッション…海外ゲーマーの恨みが募る
Game*Spark / 2024年6月28日 12時30分
-
22億画素カメラと120W充電対応で6万円以下! さらに高コスパ化したシャオミ「Redmi Note 13 Pro+ 5G」
ASCII.jp / 2024年6月29日 12時0分
-
3お風呂が超苦手な柴犬の“逆襲”に家族が大パニック! 爆笑の展開に「やることが大胆」「腹の底から笑った」
ねとらぼ / 2024年6月28日 8時30分
-
4「スト6ですか?」 “餃子の王将の価格改定”が「格ゲーの調整みたい」と話題に…… 「全体的にアッパー調整」
ねとらぼ / 2024年6月28日 12時0分
-
5高評価ファンタジー農場シム『Sun Haven』、最新アップデートで有志翻訳を削除。代替の機械翻訳に多数の困惑の声
Game*Spark / 2024年6月28日 11時17分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)