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auが独占販売「Galaxy S20 Ultra 5G」の100倍ズームは望遠鏡レベルだ!

&GP / 2020年6月25日 6時30分

auが独占販売「Galaxy S20 Ultra 5G」の100倍ズームは望遠鏡レベルだ!

auが独占販売「Galaxy S20 Ultra 5G」の100倍ズームは望遠鏡レベルだ!

au(KDDI)が5G対応スマートフォン「Galaxy S20 Ultra 5G」の発売を発表しました。サムスン電子製のフラッグシップ「Galaxy S20」シリーズの最上位モデルで、日本ではau限定で、7月3日から販売されます。価格は16万5980円(分割の場合は4180円×23回 + 6万9840円)で、次の機種変更時に端末を返却する「かえトクプログラム」を利用する場合の実質負担金は9万6140円となります。

 

■メインが約1億800万画素の4眼カメラを搭載

Galaxy S20シリーズは、グローバルでは「S20」「S20+」「S20 Ultra」の3モデルが販売されています。最上位のS20 Ultraは、メインが1億800万画素のクアッドカメラを搭載していることもあり、世界中の “スマホ好き” から注目を集めていました。

しかし、日本で発売されたのはS20とS20+だけで、S20 Ultraの日本発売は見送られたと思われていました。auによると、3月に5Gスマホの第1弾を発表した際にはS20 Ultraを取り扱う予定はなかったそうなので、海外での売れ行きなどを見て、取り扱いを決めたと考えていいでしょう。

▲左からGalaxy S20 5G、Galaxy S20+ 5G、Galaxy S20 Ultra 5G。S20とS20+はauとドコモが販売しているが、S20 Ultraはau独占販売となる

Galaxy S20 Ultra 5Gは、Galaxyシリーズの最上位モデルであり、いま日本で買えるスマホの中でも最高峰に位置づけられるモデルです。したがって、セールスポイントはたくさんあるのですが、やはり特筆すべきはカメラです。

▲約1億800万画素をメインとする4眼カメラを搭載

背面に搭載されたクアッドカメラは、超広角(約1200万画素・F値2.2)+広角(約1億800万画素/F値1.8)+望遠(約4800万画素/F値3.5)+ToF(深度測位カメラ)という構成です。光学10倍ズームで撮影でき、光学TOデジタルとAI処理を組み合わせた「スペースズーム」で最大100倍での撮影を実現しています。

 

■100倍ズームで撮ってみた!

その100倍ズームをいち早く試してみました。望遠カメラに切り替えると、画面に「10×」「30×」「100×」といったアイコンが表示され、それをタップするだけで瞬時にズームアップできる仕組みです。もちろん、ピンチ操作や画面に表示されるスケールをなぞって細かいズーム倍率を設定することもできます。高倍率で撮る場合、ズームアップしている位置がわかるガイドが表示されるのも便利です。

▲超広角で撮影。窓ガラス越しに撮影したため、室内の照明が映り込んでしまったが、そこは気にしないでいただきたい

▲広角(1×)で撮影

▲5倍ズーム(5×)で撮影

▲10倍ズーム(10×)で撮影。ここまで倍率を上げても、画質劣化はほとんど気にならない

▲30倍ズーム(30×)で撮影。画面右上に表示されるガイドが便利

▲100倍ズーム(100×)で撮影。さすがにピントが合わせづらくなるが、遠くの文字が読み取れるくらい鮮明に撮影できた

100倍にすると、さすがに画質が粗くなりますが、肉眼では見えない文字をくっきり捉えることができました。写真を撮るためには30倍くらいまでが実用レベルという印象ですが、それ以上の高倍率も、望遠鏡の代わりとして役立ちそうです。

ちなみにインカメラは約4400万画素(F値2.2)。シングルレンズですが、画角は広角と標準の切り替えができるようになっています。セルフィーを撮ることが多い人はもちろん、ビデオ通話やオンライン会議などでも活躍してくれそうです。

▲インカメラも高画質で撮れる

▲短い動画を撮ると、エフェクトが施された最大14種類の写真や動画が自動生成される「シングルテイク」も楽しめる

▲8K動画を撮影できることも魅力

 

■大容量メモリ&大容量バッテリーも魅力

CPUはSnapdragon 865(2.8GHz×1コア + 2.4GHz×3コア + 1.7GHz×4コア)。RAM(メインメモリ)は12GB、ROM(内部ストレージ)は128GBという、超パワフルな使用です。さらに最大1TBのmicroSDカードも装着できるので、高画質の写真や8K動画などをたくさん保存したい人にも安心です。

ディスプレイは約6.9インチの有機ELで、解像度は3200×1440ドット。映像コンテンツやゲームを楽しむにも最適です。5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちにも期待できます。

▲高精細の大画面ディスプレイは、動画配信サービスを楽しむにも最適

▲ディスプレイには指紋センサーも搭載されている

 

■auの5Gスマホのラインナップは全8モデルに

Galaxy S20 Ultra 5Gの発売によって、auの5Gスマホのラインナップは全8モデルへと増えました。そのうち3モデルがGalaxy S20シリーズで、画面サイズやカメラ性能、価格などを比べて自分に最適なモデルを選べます。

▲auが3月23日に発表した5Gスマホのラインナップ。このうち4モデルが発売中で、残り3モデルは7月以降に発売される予定

▲左からGalaxy S20 5G、S20+ 5G、S20 Ultra 5G。5Gには6GHz以下の「Sub6」と高周波数帯の「ミリ波」が使われるが、S20 5GはSub6のみの対応で、S20+ 5GとS20 Ultra 5GはSub6とミリ波の両方に対応している

Galaxy S20 Ultra 5Gが最も高性能なモデルであることは言うまでもありませんが、その分、サイズが大きく、重さも約222gとそこそこあるので、購入を決める前に実機に触れることをおすすめします。また、おサイフケータイに対応していないことも、S20/S20+との差分です。おサイフケータイ機能を欠かせない場合はS20+を選ぶべきでしょう。

▲Galaxy S20 Ultra 5Gのサイズは約167×W76×D8.8mm。画面サイズのわりにはスリムだが、片手での操作には向かない

▲Galaxy S20 Ultra 5Gのカラーはコスミック ブラックのみ

せっかく5Gのスマホを買うのだから、一番いいのが欲しい! という人は、auショップや量販店などに行ってみてくださいね。なお、取り扱い店舗が限られているので、事前にauのホームページで確認することをおすすめします。

 

>> au

取材・文/村元正剛

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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