ガラケーみたいな折りたたみスマホ「motorola razr 5G」が日本にやって来る!?
&GP / 2020年9月10日 19時0分
![ガラケーみたいな折りたたみスマホ「motorola razr 5G」が日本にやって来る!?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_322013_0-small.jpg)
ガラケーみたいな折りたたみスマホ「motorola razr 5G」が日本にやって来る!?
モトローラ・モビリティが折りたたみ式スマホの第2弾「motorola razr 5G」を発表しました。今年2月に発売された初代モデルは日本は未発売でしたが、新モデルは日本での発売も検討しているとのこと。期待しましょう!
■折りたたんだままでアレコレできます!
razr(レーザー)は、ガラケーが主役だった時代に、スタイリッシュな薄型ボディが世界中で人気を集めた「RAZR」のデザインを継承し、スマホとして復活させたモデルです。
▲折りたたみ時のサイズは72.6×91.7×16mmで、オープン時は72.6×169.2×7.9mm。重さは192g
日本でも発売されているサムスン電子の「Galaxy Fold」など、ほかのメーカーのフォルダブルスマホは、本のように折りたためて、開くとタブレットさながらの広い画面を利用できることが特徴。これに対してrazrは、ガラケーのように縦に折りたたむタイプなので、折りたたみ時はコンパクトに持ち歩けて、開くとフツーのスマホとして使えることがアドバンテージです。5Gに対応させつつ、重さは192gに抑えられています。
折りたたみ時は2.7インチの「クイックビューディスプレイ」を利用でき、かかってきた電話に応答したり、受信メールを確認して返信したり、音楽再生などの操作ができる仕組み。クイックビューディスプレイには、あらかじめ「カメラ」「メッセージ」「計算機」「Keep」「Googleニュース」「Googleホーム」「YouTube」がプリセットされていて、さらに自分がよく使うアプリを素早く起動できるようにカスタマイズもできます。
▲折りたたんだままでメッセージを作成・送信も可能
▲クイックビューディスプレイでもアプリが使える。しかも、スワイプの仕方でよく使うアプリを素早く起動できる独自のショートカット機能も搭載されているという
■開くと6.2インチのワイドスクリーン!
開閉は片手ででき、オープン時の画面サイズは6.2インチ。画面アスペクト比は21:9で、縦向きではウェブ閲覧やマルチウィンドウが使いやすく、横向きにするとワイドな画面で映像コンテンツを楽しめる趣向です。
▲開くと6.2インチの大画面ディスプレイを利用可能。有機ELを採用している
▲背面のモトローラロゴは指紋センサー
razrの初代モデルは、折り曲がるところが気にならないほどフラットになることに驚きましたが、新モデルは初代モデルユーザーからフィードバックを受け、さらにヒンジ部の強度を高めたとのこと。モトローラの調査によると、razrのユーザーは平均で1日に40回開閉し、ヘヴィユーザーは100回も開閉するそう。新しいrazrは最大20万回の開閉に耐える設計で、毎日100回開閉したとしても、5年以上使い続けられる計算です。
■48メガピクセルカメラで自分撮りも楽しめる!
カメラの性能も初代モデルから大きく進化を遂げました。初代モデルのアウトカメラは16メガピクセルでしたが、新モデルは48メガピクセルで、4つの画素を組みわせて効率よく光を取り込む「クアッドピクセルテクノロジー」を採用。F値は1.7で、光学式手ブレ補正にも対応しています。
また、折りたたみ時も開いた時も高画素のアウトカメラで撮影できることがアドバンテージ。クイックビューディスプレイを見ながら、手軽に自撮りを楽しめます。
▲折りたたんだ状態でも高画質のアウトカメラでセリフィーが撮れる
さらに、オープン時に使える20メガピクセルのインカメラも搭載。ビデオ通話やグループでのセルフィーに利用できます。
■コンパクトボディを維持しつつ5Gに対応!
5Gに対応したことも大きなセールスポイント。一般的に5G端末は、より多くのアンテナを内蔵する必要があり、電池消耗が激しく放熱にも配慮しなければなりません。そのため4G端末よりも大きくなりがちなのですが、razr 5Gは、前モデルよりバッテリー容量を増やしつつ、本体サイズのコンパクト化を実現しています。
▲バッテリー容量は前モデル(2510mAh)よりも多い2800mAhになったは、重さは前モデル(205g)よりも軽い192g
OSはAndroid 10。CPUはSnapdragon 765Gなので、ハイエンドではないものの、ミドルレンジの最上位クラスと考えていいでしょう。メモリ(RAM)が8GBで、内部ストレージ(ROM)も256GBとたっぷり。ただし、microSDは装着できません。nanoSIMは1枚しか挿せませんが、eSIMにも対応し、nanoSIM+eSIMで2回線を同時に使用できます。
カラーバリエーションは、Polished Graphite、Liquid Mercury、Blush Gold の3色から選べます。
▲左からLiquid Mercury、Polished Graphite、Blush Gold
日本でいつ頃に発売され、どれくらいの価格になるかは未定。されど、ガラケーのRAZRの愛用していた人や、とにかくカッコいいスマホが欲しい! という人は発売を待つ価値はあるでしょう。モトローラ・モビリティ・ジャパン様、早期の日本発売をお願いしますっ!!
▲アメリカでの価格は約15万円。パッケージはクール!
>> モトローラ
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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