キャンプに持っていく調理器具は何でも入ってるMSRのキッチンツールセットが便利です!
&GP / 2020年9月20日 21時0分
キャンプに持っていく調理器具は何でも入ってるMSRのキッチンツールセットが便利です!
<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
キャンプやBBQの醍醐味といったらやっぱり料理! 自然の中で楽しむ食事は、自宅で食べるそれとは一味違います。前日、キャンプ場に着いたら何作ろっかな〜なんて考えながら自慢のキッチン道具を用意してバッグに詰めたものの、現地で確認したら「あ、あれが入ってない! わすれてきた!」なんて経験ありませんか? ありますよね? 私はあります! キッチン道具ってバラバラしているから、準備する時に色々と忘れてしまうんですよね。
友だちといったキャンプで「じゃあ、それもっていくわ〜」なんて言っておいて忘れたなんていったら、キャンプ中のヒエラルキーは最下位に…。
そんなわすれん坊な人(自分)にピッタリなツールを見つけました。MSR「アルパインDXキッチンセット」(8360円)は、調理に使えるさまざまな道具がひとつになったキッチンセット。キャンプやBBQ、登山に行くときにもこれだけ持って行けば大丈夫です!
セットの中身は、使いやすい二つ折りのカッティングボードにキッチンナイフをはじめ、折り畳みしきおたま、ストレイナーなど、野外での調理に必要なキッチンアクセサリーがひとつにまとまっています。これだけあれば、ある程度の料理にはほぼ対応できるといっても過言ではないかと思います。
内容物は以下の通り
(1)DXカッティングボード
(2)キッチンナイフ
(3)フォールディングスプーン(おたま)
(4)フォールディングストレイナー
(5)フォールディングスパチュラ
(6)ボトルオープナー
(7)ソルト&ペッパーシェイカー
(8)スクィーズボトル2本
(9)ディッシュタオル
(10)ディッシュブラシ
▲カッティングボードを固定するゴムも付属。付属品を全部いれても、スペースにはまだ余裕があります
真っ赤なボディーにMSRのロゴがドーンと目立つケースは、中に収納ポケットがふたつ。それぞれファスナーが付いているので、ケースの中で道具がゴチャゴチャになることはありません。また、ケースにベルトが付いているので、木やポールにぶら下げられます。調理台の近くなどに置いておけば、すぐに取り出せるので便利ですね。ケースのサイズはW約25×H18×D7cm。若干、嵩張るかもしれませんが、この中に調理に必要なツールが一通り入っているのであれば、それも気にならないでしょう。
さて、道具を全部紹介すると長くなってしまうので、使った中でよかったものをピックアップして紹介します。
▼ナイフ&カッティングボード
▲鉄板で焼いた肉もスパッと切れます
まずは定番の「キッチンナイフ」から。刃の長さは約11cm、重さは約48gと思ったより小ぶりですが、肉や人参、ジャガイモ等、定番の食材を切るのには十分の切れ味です。安全面が考慮されており、プラスチック製のサヤが付属しています。
「DXカッティングボード」は、ふたつ折りしたときのサイズがW13.3×19cm。広げると、W26.7×H19、重さは177gです。湾曲のクセが少し付いていますが、手で少し抑えると平になります。食材を切ったあと谷折りにすれば、こぼすことなく、鍋などに食材を入れられます。
また、食材を切った面とは逆方向に折ってしまえば、汚れた面を内側にできるので、他の荷物を汚すこともなさそうです。
▼フォールディングスプーン
使う場面が多かったフォールディングスプーン。収納時(折り畳み時)の長さは約15cm。広げた時の長さが約25cm、スコップの長さ約6×10cm。見た目はちょっとしたスコップにも見えますが、先端が細くなっているおかげで、クッカーの底に残った食材なども上手にすくえます。折り畳み部がツメで固定されて十分な強度を持っているので、カレーや豚汁といった具材が多い料理を混ぜるときや、よそうときにも重宝します。
▲飯号で炊いたご飯を予想のにも最適。角のお米もしっかりとすくえました
素材が金属ではので(ナイロン樹脂)、クッカー類を傷つけないのもいいですね。内側には目盛り(メモリ幅は15、30、60、80ml)まであります。
▼ボトルオープナー
実は、最初使い方に迷ったボトルオープナー。最初何も考えずにキャップを外し、ワインのコルクにスクリューをネジネジ差し込んでいたのですが、どうもやりにくい。実は使い方が間違っていました(笑)
▲間違ったやり方。うまく力が入らないからスクリューがコルクに入っていかない…
▲指を入れていた穴にスクリューを保護していたキャップを刺しこんてT字型に。これでうまく力を入れて回せます
▲正しいやり方
正しい使い方は、本体上部の穴の開いた部分に、スクリューを保護していたキャップを差し込むことで、捻りやすくなります。
■もし道具を加えるなら…
10個ある道具を全てケースに入れたとしても、まだまだスペースはあります。ただ、そのなかで使う頻度が多いものと少ないものは分けて、使わないものは置いていく、という選択肢も。実際に、スクィーズボトル2本はちょっと使う機会が少なさそうなのでお留守番に。その代わりに箸やフォーク、トングやキッチンバサミなどを追加で入れておいたら、さらに使いやすさがアップしそうですね(実際にフォーク、スプーン、ナイフ、つなぎ箸のセットをケースに入れて使っています)。
* * *
細々した調理器具を一纏めにしておけば、キャンプ場に着いてテントやテーブルやらのセッティングを終えたらサッとだして、蓋を開ければ道具の準備は完了! 必要な道具をササッと取り出して調理を進められます。今年はこれからキャンプやBBQにいける状況なのかまだわかりませんが、ツール自体は家でも使えそうなので、これからも重宝していきたいとおもいます。
<写真・文/野田博記(&GP)>
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