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ソロキャンにぴったり!コーヒーを美味しく淹れられる小さなドリップポット見つけました

&GP / 2020年9月27日 21時0分

写真

ソロキャンにぴったり!コーヒーを美味しく淹れられる小さなドリップポット見つけました

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

キャンプに持っていく道具の中で、お気に入りだったり、よく使ったりするものは多々あります。たとえば、初キャンプの時に購入した赤ガスが使えるコールマンのピーク1やホットンのビリー缶、最近出番が多いYOKAの焚き火台に、使い勝手抜群なSOTOのFUSION ST-330など。新旧さまざまですが、逆にお気に入りが見つからなくて困っているものがありました。

それが、野外でコーヒーを抽出する道具。

というのも13年前に某コーヒー機器メーカーで豆のことから抽出、焙煎技術までを学んで以来、抽出と焙煎にどっぷり。アウトドア用の道具もたくさん出ているのですが自宅と同じ感覚でドリップできるようなものがなかなか出合えていなかったんです。だから、普段のキャンプでは、スケール、サーバー、ドリッパー、ドリップポットは、自宅で使っているものと同型のものを携行。

ところが、キャンプも大人数で行けないし、この冬はソロキャンプに集中しようかなと思ったわけです。

となると、荷物を絞らなければなりません。幸い手持ちのキャンプ道具はほとんどソロ用なので問題はないのですが、難しいのがドリップ用のポット。単に小さければいいわけではなく、細く、長く、湯量を上手にコントロールできるものでなければ、自宅同様の感覚でドリップができません(もはや自己満足の世界ですが…)。

目に止まったのが、ハイマウントの「ミニドリップポット300ml」(2970円)です。普通のドリップポットをそのまま縮小したような形状で、ネックも細く注ぎやすそうなので、早速使ってみました。

ステンレス(2750円)もありますが、購入したのはブラック仕様。タカヒロのドリップポット「雫」のマットブラック仕様のような、ブラックにそそられました。

右が普段アウトドアに持っていくユキワのドリップポットM-5で、左がハイマウントのミニドリップポット。大きさの違いは歴然。重さも約300g違います。

■淹れてみて使い勝手はどうなのか?

見た目良しなこのドリップポットですが、実際使ってみてどうなのか。早速、キャンプに持って行って使ってみました。

詳細は後述するとして、1杯抽出用としては、値段も含め現時点で個人的にベスト! 理由はもちろんドリップのしやすさです。

■コンパクトながら想像以上に抽出しやすい

ミニドリップポットは、幅が約170mm(ハンドルから湯口先端まで)、高さ約120mm、フタの直径が約75mmです。重さは約200gで、満水容量が300ml。素材は、18-8ステンレス鋼でフッ素樹脂加工が施されています。

ハンドルはクローズドタイプで、ノズルが緩やかに曲線を描く、シンプルながら非常に均整の取れたデザインです。本体は寸胴タイプで、ドリップポットによくある上部にいくほどすぼまる円錐形でないのは、コンパクトさと満水容量を考えてのことだと思います。

その分、間口が広くなっているため、洗いやすいのがメリットです。

お気に入りポイントのひとつが、このフタ。本体とヒンジで繋がっているタイプではなく、完全に取り外せるタイプですが、フタに留め具が3カ所付いていてドリップ中も落ちない構造になっています。ポットを傾けた時にフタが落ちるとかなりのストレスですので、ここは意外と大事なポイント!

ドリップする際、ポットのフタは閉めなくてもいいのですが、この小ささで、しかもステンレスの厚さが約0.65mm(底厚)しかないため、開けたままでは湯温が下がりすぎます(閉めていても、小さくて薄いので湯温が下がるのは早いです)。注湯したい湯温になったらフタを閉めてドリップするのが個人的にはおすすめです。

満水容量は300mlとなっていますが、抽出時にポットを傾けることを考えると230mlがギリギリ。1杯分150mlを抽出するには、湯がだいたい190ml〜必要(エグみや雑味が含まれるお湯は最後まで落とさない)なので、200mlを入れるとちょうどいいくらいです。200mlだと、ポットの傾き加減もちょうどよく、1湯目が勢いよく飛び出してしまうということもありません。

2杯分を抽出する場合は、ドリップポットの湯がなくなるタイミングで、湯沸し用のポットから追加すればOK!

斜めにカットされた湯口(注ぎ口)は、下を向き過ぎておらず、湯切れがいいのも特徴です。

湯口に近い方のノズルが適度なカーブを描いているため、湯をコーヒー粉の中心に置くように落とせます。湯口の形状と軽量な本体のおかげで傾きをキープしやすく、点滴抽出も思いのまま。野外でじっくり抽出と向き合えます。

ノズルは、根元から湯口まで一定の太さ。また根元から湯口までの高さが最大限に取られ、ハンドルから湯口までの距離も適度なので、あまり傾けなくても細く、ゆっくりと湯量をコントロールできます。

ハンドル形状もよく考えられていて、3本の指を内側に入れ、外側から小指で支える感じです。小指が当たる部分がちょうどいい具合のアールになっており、しっかりとホールド可能。ただハンドルが1枚の板なので、ここは革を巻くなどして、握りやすくするといいかもしれません。

熱さ対策にもなりますし、カスタムすることで愛着がわきます。

底径は75mmで、うまくバランスを取れば、SOTOのFUSIONの五徳にかろうじて載りますが、底端が曲線を描いているので安定感は悪いです。またブラックはフッ素加工が施されているので強火もダメですし、湯沸しは別のポット(クッカー)に譲り、ドリップ専用するのがベストかもしれません。

もし直接火にかけるのなら、隙間の狭い五徳のバーナーにするか、五徳の上に載せる耐熱網を使うのがいいかと思います。ハンドルが熱くなるので注意も必要。

■ソロキャンプ用のコーヒーセットが完成

ということで、ソロキャンプに持って行くコーヒー道具が確定しました。

前列右からコーヒー豆を入れる真空キャニスター、コーヒーミル、ドリップポット、湯沸し用ポット(クッカーで代用可)、バーナー、後列右からサーバー替わりのカップ、ボトル(抽出後に入れる場合)、ドリッパーです。

とはいえこのままだとまだまだ多いので、実際にソロキャンプに行くならさらに荷物を絞り込む必要がありそうです。

なので、ほかで代用できる湯沸しポットと、必ずしも必要でないボトルを外し、さらにドリッパーを折りたたみ式にしたら、asobitoのツールボックスS(W33.5×H14×D14cm)にぴったり収納。ソロキャンプ用のコーヒーセットが完成しました。

これでアウトドアでも美味しくコーヒーが飲めそうです!

このミニドリップポット、価格を含めポットとしての完成度はかなり高く、特に湯量のコントロールは申し分なし。1杯分を抽出したり、ドリップパックに淹れる人にとってはオススメです。

>> ハイマウント「ミニドリップポット300ml」

<写真・文/澤村尚徳(&GP)>

 

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