主役級勢揃い!ハイエンド5Gスマホの本命モデル5選【冬こそ安くて良いモノ】
&GP / 2020年11月17日 20時0分
主役級勢揃い!ハイエンド5Gスマホの本命モデル5選【冬こそ安くて良いモノ】
【特集】冬こそ安くて良いモノ
スマートフォンの主戦場は、いよいよ5Gへ。今秋登場の新モデルはそう実感させるラインナップが揃った。中でも注目なのがiPhoneシリーズで、多彩なサイズ展開で5Gスマホの牽引役となりそうな勢いがある。
もちろん他にも注目モデルが目白押しだ。特にハイエンドモデルは性能や個性が光る機種が多い。全体の傾向をケータイジャーナリストの石野純也さんは次のように語る。
「まずカメラ機能は高級コンデジに迫るレベルになっています。AIの活用などで暗所や逆光などにも強くなり、シーンを問わず高画質で撮れるモデルが多いですね。ディスプレイも進化していて、リフレッシュレートが90Hzや120Hzなどの端末が増えています」
リフレッシュレートに注力したモデルは、画面書き換え速度が高速になり、動画視聴だけでなく、ブラウジングやアプリ使用時にも快適さが増す。5G対応の大容量コンテンツが増えてくると、その快適さをより実感できるようになるだろう。
また、新たな使い方を楽しめるのも、最新の5Gモデルならでは。
「ペン入力や折り畳みなど、従来のスマホにはない特徴を持った端末も選択できる」(石野さん)ので、5Gのスピードとともに、次世代の使いやすさも実感できる。
SIMフリーモデルも増えていて「デュアルSIMやeSIMに対応した機種も選択可能」(石野さん)な状況。5Gスマホによる新しい体験を、より自由に選べる環境が整ってきたのだ。
ケータイジャーナリスト・石野純也さん
大学卒業後、携帯電話関連誌の立ち上げに携わる。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ネットワークから端末、コンテンツまで多彩な分野を対象に、幅広い媒体で執筆やコメントなどを行う
■ハイエンド5Gスマホ本命5モデル
1. 満を持して登場したiPhone初の5Gモデル
アップル
「iPhone 12 Pro/Pro Max」(SIMフリー:Pro 11万7480円/Pro Max 11万7800円、ドコモ:Pro 12万9096円/Pro Max:14万2560円、au:Pro 12万7495円/Pro Max:14万1900円、ソフトバンク:Pro 13万7520円/Pro Max:15万1920円
※いずれも128GBモデル)
センサーシフト型の手ブレ補正や、他のiPhoneより大きな撮影素子を搭載。Dolby Vision対応の動画がキレイで一見の価値ありです(石野さん)
高性能チップセットA14 Bionicを搭載し、5Gの高速通信や高度な画像処理を実現。 Proは6.1インチ、Pro Maxは6.7インチのSuper Retina XDRディスプレイを採用する。表面には強化ガラスCeramic Shieldを使用し、IP68等級の耐水性能もサポート。
▲メインカメラは超広角、広角、望遠の3眼構成で4倍の光学ズームやRAW撮影に対応。深度センサー LiDARテクノロジーにより、暗所での撮影にも強い
▲磁力を使い本体にケースやカード入れを装着できるMagSafeに対応。ワイヤレス充電にも利用でき、対応充電器(4950円)も登場している
2. ハイスペック&専用スタイラスで新たな使い方を提案
SAMSUNG
「Galaxy Note20 Ultra 5G」(au:15万9830円)
Sペンは遅延が少なくなり、文字や絵の書き心地が大きくアップ。1億800万画素のカメラで超精細な写真を撮れるのも、この機種ならではです(石野さん)
6.9インチの有機ELデイスプレイを採用し、手書き入力などに使える専用スタイラスを装備。メモリは12GB、ストレージは256GB。他機器へのワイヤレス充電やディスプレイ内蔵式指紋認証センサーなど便利な機能も充実する。
▲メインカメラは高速AF対応の広角(1億800万画素)と超広角(1200万画素)、望遠(1200万画素)の3眼構成。光学5倍ズームや8K動画撮影にも対応する
▲専用スタイラス “Sペン” は、作成したメモをMicrosoft WordやPDF形式で書き出したり、メモを取りながら録音したりと、多彩な使い方に対応する
3. 手頃な価格でGoogleならではの便利な機能が充実
Google
「Google Pixel 5」(SIMフリー:7万4800円、au:7万9935円、ソフトバンク:8万7840円)
スペックは他のハイエンドモデルから一段落ちますが、グーグルのAIを使ったカメラの写りは驚異的。特に暗所撮影はトップクラスの性能です(石野さん)
フルHD+解像度の6インチ有機ELディスプレイを備えたシリーズ最上位モデル。ディスプレイは90Hz駆動に対応。メモリは8GB、ストレージは128GB。nanoSIMとeSIMをサポートし、IPX8準拠の防水性能を備える。
▲メインカメラは1220万画素広角と1600万画素超広角の2眼構成。4K/60Pの動画撮影やRAW記録、 AIによる画像処理に対応する
▲バッテリー容量4000mAhで、ワイヤレス充電やバッテリーシェア機能を搭載。ワイヤレスイヤホンPixel Budsなど対応機器にスマホから給電できる
4. 高性能ディスプレイをはじめ映像も音もハイクオリティ
ソニーモバイル
「Xperia 1 Ⅱ」(SIMフリー:13万6400円、ドコモ:12万3552円、au:13万3600円)
ミラーレスカメラα風の操作感で撮影できるのが魅力。SIMフリー版は各社の5Gに対応し、デュアルSIMで仕事と私用の使い分けも可能です(石野さん)
シリーズ初の5G対応モデル。約6.5インチ、アスペクト比21:9の4K有機ELディスプレイを搭載。90Hz相当の駆動で映像を滑らかに表示する機能も備える。HDR 10やDolbyAtmosに対応し、標準映像をHDR相当に変換して高画質で映し出す機能も搭載。
▲カールツァイス監修レンズを採用したトリプルカメラ(いずれも約1220万画素)を搭載。最大20コマ/秒の連写やプロ仕様の動画撮影も可能だ
▲アスペクト比21:9のディスプレイを活かして、ふたつのアプリを同時表示することも可能。動画を見ながらSNSをチェックするなど柔軟に使える
5. 5Gのメリットを活かせるフォルダブルモデルの新作
SAMSUNG
「Galaxy Z Fold2 5G」(au:25万9980円)
折り畳んで使うとスマホ、開くとタブレットに。複数アプリを同時に開いても画面が狭くならず、使いやすい。カメラも高性能です(石野さん)
曲げられる有機ELディスプレイを採用し、画面を折り畳めるモデル。7.6インチのメインディスプレイと、閉じた時に使う6.2インチのカバーディスプレイを備える。迫力のサウンドを楽しめるデュアルスピーカーも内蔵している。
▲背面に超広角、広角、望遠(いずれも約1200万画素)のトリプルカメラを搭載。カバーディスプレイをファインダーに使った自撮りも可能だ
▲画面を垂直に近い角度で開いた時は、ノートPCのようなスタイルで使える。下側にアイコンや操作ボタンを配置した専用アプリも用意する
※価格はすべてキャリアの買い替えプログラム等を利用しない端末価格
※2020年11月6日発売「GoodsPress」12月号掲載記事をもとに構成しています
<取材・文/高橋 智>
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