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電動工具系クリーナーはパワーがあって取り回しやすく部屋以外の掃除にも大活躍です!

&GP / 2020年11月29日 21時0分

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電動工具系クリーナーはパワーがあって取り回しやすく部屋以外の掃除にも大活躍です!

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

在宅ワークが続き、作業部屋の掃除のためにクリーナーを購入しようしようと思いながら数ヶ月。なかなか購入の踏ん切りがつきませんでしたが、そろそろ年末。ホコリもたまり、きれいにしないとなと思い、意を決して買うことにしました。

これまで購入を決断できなかった大きな理由は2つ。そもそも掃除が好きではないので、テンションが上がらない。その上、お値段が想像以上。なんともネガな理由ですが、こればかりは仕方ありません。

『&GP』でもロボット掃除機、キャニスター型、スティック型とさまざまなタイプのクリーナーを紹介しているのでどれにしようか本来は迷うところですが、購入を決断した瞬間、ある程度候補は絞り込んでいました。

選んだのは、電動工具系のスティッククリーナー。理由は、掃除目的が部屋の掃除以外にもあるから。仕事部屋をサッと掃除するのはもちろん、SUP(スタンドアップパドルボード)についた砂を吸い取ったり、たまにDIYした時に出る木屑を吸ったり、焙煎豆を冷却した時に飛び散るチャフを掃除したりするので、汚れを気にせず、気兼ねなく吸え、取り回ししやすいというのが選びの基準でした。

もうひとつの理由は、バッテリーを持っているため、購入するのは本体だけでよく、コストを抑えられるというのも理由です。

となると、あとはバッテリーの問題ですが、家にあるマキタのバッテリーは10.8Vしかなく、さすがにクリーナーでこの出力は心もとない。ということで手元にある36Vバッテリーを使える、HiKOKIの「コードレスクリーナ R36DA」(1万8100円/税別※本体のみ)を購入しました。

10月に出たばかりで、吸込仕事率が155Wという大パワー、そして使用用途が一般家庭での掃除のほかに、「作業現場での仕上げ掃除」「ビル、ホテルの掃除」「自動車車内の掃除」というのも決め手になりました。

電動工具系クリーナーはここ数年、使えると話題でした。実際に使ってみると、もちろん残念な点もありましたが、想像していたよりも使えるシチュエーションが多く重宝してます。

■業界最強パワーはダテじゃない!

まずはスペックから。サイズは、本体長476(1003※延長管、床用ノズルを付けた状態) × 幅112 × 高さ169mm、1.6kg、集塵容量は560ml。吸込仕事率は、【強】が155W、【標準】が65W、【弱】が35Wです。

付属品は、床用ノズル・延長管(ノズルホルダ付き)・スキマノズルのみ。

そんなHiKOKIの「コードレスクリーナ R36DA」ですが、自宅に配送業者さんが持ってきてから、使ってみるまでの感情変化は、こんな感じでした。

小ちゃ「配送屋さんが持ってきた箱を見て」

軽っ「配送屋さんから手渡しされて」

ちゃち「箱を開けて」

うるさ「スイッチを入れて」

おっ、吸う!「掃除を始めて」

思ってたより小さく、外装がテカテカなプラスチックなので安っぽく、低騒音と書かれていたので静かなのかなと思ったら意外にうるさく、でも使ってみたら想像以上にハイパワー!

延長管を装着した状態の写真を見て購入したので、通常のクリーナーとそう変わらないと思っていましたが、延長管を付けなければ約60cmちょっと長めのハンディクリーナーで、電動工具感が漂います。

早速、掃除をするとグングン吸ってくれるので、楽しくなりました。ちょっと掃除に目覚め、ゴミがあるとすぐにスイッチオン! 本体が1.6kgとありますが、重心バランスがいいのか、重さを感じず取り回しもしやすいので、床だけでなく窓の桟(さん)や机の上にも使えます。

吸込仕事率150Wで、業界最強パワー(国内電動工具メーカー製)というのもうなずける力強さ。家電メーカー製のメインとして使用する掃除機はもっと強力ですが、絨毯などを掃除することはないのでこれで十分です。

ただし低騒音75dBと書かれていますが、そもそも75dBが低騒音なのかというとそうでもなく、一般的には70dBでかなりうるさいレベルだそう。しかもこれがどの強さでこの騒音量なのか分かりませんが、夜は使えません。ラジオを付けている時にも掃除しましたが、ラジオの声が聞こえないくらい。

とはいえ、掃除機=うるさいイメージがあるので仕方ないと納得しましたが、低騒音と書かれていた段階で期待値が高まっていた分、うるさく感じました。

ちょっとだけならそんなに汚れないだろうと思い、撮影前に使用してしまったものだから、内部の写真はありませんがダストケース内にはゴミがいっぱい。内部には捕集性能の高い、ろ布製のフィルタが採用されています。

同社の不織布フィルタを使ったクリーナ R18DAと比べると、約36%捕集性能がアップしたそうです。

パワーの源であるバッテリーは、18Vと36Vが自動で切り替わるマルチボルト蓄電池「BSL36A18」。普段はインパクトドライバに仕様しているもの。

バッテリーはほかの電動工具同様、本体後部に「カチッ」と差し込むだけ。両サイドのラッチを押しながら引き抜けば、簡単に取り外せます。

1充電あたりの連続使用時間は、【強】約15分、【標準】30分、【弱】約60分。

バッテリーの背面には電池残量表示ランプが付いており、4つのインジケーターの点灯で残量が一目で分かります。残量が0%だと点滅する仕様です。

4つのインジケータランプが全部点灯していれば電池残量は75%以上、3つ点灯なら50〜75%未満、2つなら25〜50%未満、1つなら25%未満です。

1つ点滅すると0%、4つ点滅だと高温のため出力停止です。

充電時間は、冷却機能付きの専用充電器「UC18YDL2」を使えば、実用充電で約19分、満充電で約25分。ちなみに、この充電器とマルチボルト蓄電池「BSL 36A18」が付いたセットは4万6800円(税別)です。

■機能性から操作性まで、あらゆる面でシンプル

昨今の家庭用コードレスクリーナーの“映える”デザイン・配色とは一線を画す、シンプルなデザインに、白一色(ハンドルを除く)のそっけないカラー。ボタンは「強」「標準/弱」「切」の3つだけ。しかもヘッドは、モーター式パワーブラシでもタービンブラシでもない、ただの床ブラシ。ネックは、最近出たクネクネ曲がるクリーナーのようなメカメカしくはなく、プラモデルのボールジョイントのようなもの。

こう書くとマイナスイメージですが、裏を返せば、現場で使うことを第一に考えたものなので、いかに壊れず、簡単に使えるかが大事。つまり、余分な機能をそぎ落とし、ひたすら“吸う”に特化した職人系クリーナーともいえるのです。

スイッチは、吸引力を3段階に切り替えられるだけのシンプル仕様。スイッチの上に、フィルタの目詰まりによる吸引力の低下を知らせる「お知らせランプ」が付属しています。

慣れれば気になるほどではないですが、電源オンしてすぐ作動するわけではなく、一拍置いてからスタート。

本体にはLEDランプを内蔵。スイッチ連動式で、運転中はずっと点灯しています。本体に付いているため、当然延長管を装着しているときはあまり明るくありませんが、ノズルだけのときは明るく照らしてくれます。

ブラックで唯一のアクセントにもなっているハンドルは、ラバータイプで滑りにくく持ちやすくなっています。

本体の後ろにはストラップも付いているので、フックに引っ掛けておくことも可能。

床ノズルの可動部は、ボールジョイントですが、意外にスムーズ。ブラシも付いていませんが、砂や木屑を吸い込むなら、こっちの方がさっと拭くだけできれいになりそう。

ラフに使えるので、DIYの強い味方です。今回は作るものがなかったので、木屑は掃除していませんが、出番が多かったのが、砂を吸うこと。SUP(スタンドアップパドルボード)は使用後、水で洗って乾燥させてから部屋にしまうのですが、どうしても表面素材に付着しやすいので少し砂が残ってしまいます。この砂をを吸い取るのに重宝しました。

通常の家庭用掃除機では、砂を吸うと壊れるといわれたりもするので、メインで使っているモデルでは試せませんでしたが、あらかじめ現場使用を想定しているのでためらわずに使いました。

■あまりにも素っ気ないのでステッカーチューン

最後におまけです。シンプルでいいのですが、あまりにも素っ気ないのでステッカーで飾りつけ。といってもカラフルなものだとごちゃごちゃしそうなので、ワンポイントにブラックのステッカーで仕上げました。

貼ったのは、スタンレーの“ベアロゴ”。なんとなく精悍な感じになりました。

*  *  *

なにはともあれ、必要な時にサッと使えるのは便利。最先端掃除機のようにオシャレでも、すごい機能が付いているわけではありませんが、とにかく気楽に使えます。

家電としてのクリーナーというよりも、まさに電動工具としての掃除する道具。バッテリーもほかの電動工具と共用できるので、DIYする人にとっては重宝します。

つまり、家事としての掃除ではなく、趣味の延長線上にある片付けに欠かせないアイテムといえそうです。

>>ハイコーキ 「マルチボルト(36V)コードレスクリーナ」

<写真・文/澤村尚徳(&GP)>

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