ステイホームの必需品となった多彩なコンテンツに対応する映像機器5選【GP AWARD 2020】
&GP / 2020年12月16日 20時0分
![ステイホームの必需品となった多彩なコンテンツに対応する映像機器5選【GP AWARD 2020】](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_341653_0-small.jpg)
ステイホームの必需品となった多彩なコンテンツに対応する映像機器5選【GP AWARD 2020】
【特集】GP AWARD 2020
家で過ごす時間をいかに充実させるか。ステイホーム期間中にはこんなテーマも話題となった。そのために活躍したのがテレビをはじめとする映像機器だ。有機ELテレビを筆頭にバリエーション豊かな傑作が登場し、イエナカエンタメの中心となっている。
■「VOD対応」が新たなニーズに
外出するレジャーが制限された2020年は、自宅で楽しむエンターテインメントが注目された年でもあった。映画やドラマ、ゲームなど楽しみ方がある中で、軸となるのはやはりテレビをはじめとする映像機器。本来ならばオリンピック需要があった年でもあり、各社が意欲的に新製品を投入した。
中でもオーディオ・ビジュアルライターの折原さんが注目したのは、有機ELテレビだ。
「今年はより小型の48インチモデルが登場したことで、新たなニーズが開拓されました。また、従来からある55インチ以上では、自社設計パネルを採用するなど、画質がさらに進化。ラインナップの充実と同時に全体のクオリティも底上げされています」
コンテンツの観点では、VODサービスなどネット動画のニーズが一層高まった。テレビでもこれらへの対応は、必須の要素となっている。
「ネット動画向けを売りにした東芝の『レグザVシリーズ』が象徴的で『Fire TV』シリーズのような手軽にVOD対応にできる外付け端末も人気。近年急増中のプロジェクターも、ネット動画人気が後押ししているのでしょう」
手軽に多彩なコンテンツを高画質で楽しめる。そんな製品が今のニーズを象徴している。
オーディオ・ビジュアルライター・折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て、独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb 媒体、商品情報 誌などで、トレンド解説や製品のレビューなど多彩な記事を執筆。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務めている
1. 個室でも使える48インチで有機ELならではの映像美を堪能
ソニー
「ブラビア KJ-48A9S」(実勢価格:24万円前後)
今年注目を集めた48インチ有機ELテレビのひとつ。画質に加え、映像配信やゲームなど多彩なコンテンツに対応する点でも価値のある1台です(折原さん)
“クリエイターの制作意図を忠実に再現する”ことを狙った、4K有機ELテレビの48V型モデル。大型サイズモデルと同様に超解像映像エンジンや新4K衛星放送受信チューナーなどを搭載。Android TV OSを搭載し、映像配信サービスやゲームアプリ、音声検索などに対応する。
▲最上位の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。被写体ごとの高精細化処理やHDR技術で映像を鮮やかに映し出す
▲各種VODサービスに対応し、リモコンには主要6サービスをダイレクト起動できるボタンを配置している
▲画面そのものを振動させて音を出力。2基のアクチュエーターと1基のサブウーファーで迫力ある音を再現する
2. 自社設計パネルとクラウドAI技術で一段上の高画質を実現
東芝
「レグザ 65X9400」(実勢価格:40万円前後)
本格シアターレベルの高画質だけでなく “クラウドAI高画質テクノロジー” で地デジもキレイ。独自の全録機能も便利です(折原さん)
専用開発の4K有機ELパネルを採用し、クラウド技術を使って放送番組を高画質化する機能や、残像感低減モードで、画質を追求した最上位モデル。室内の明るさや色温度に合わせて画質を自動調整する機能も搭載。4種のHDR規格にも対応している。65V型
▲ジャンルや番組ごとの画質特性をクラウドから取得。視聴コンテンツに適切なAI高画質処理を行い、よりリアルな高画質を実現する
3. ネット動画向けチューニングで画質も操作性も大満足
東芝
「レグザ V34シリーズ」(実勢価格:4万円前後~)
ネット動画対応を謳う、まさに今のニーズを象徴するテレビ。パーソナルユースも意識したサイズ展開で、実際によく売れているようです(折原さん)
“ネット動画のためのテレビ”をコンセプトにした2K液晶モデル。NetflixやAmazon プライム・ビデオ、YouTubeなど、主要な動画配信サービスの高画質化に対応し、快適な操作性も追求している。40V型、32V型、24V型を用意ネット動画向けの高画質化処理を、2Kモデル用にチューニング。精細感や色階調などを高め、ノイズを低減する。
▲ネット動画向けの高画質化処理を、2Kモデル用にチューニング。精細感や色階調などを高め、ノイズを低減する
4. 手持ちのテレビに簡単接続でコンテンツが一気に充実
Amazon
「Fire TV Stick」(4980円)
手軽に各種VODを利用できることで人気。今年は個室用の小型テレビも売れていて、セットで購入する人が多かったようです(折原さん)
スティック型ストリーミングデバイスの第3世代モデル。従来より処理能力が向上し、新たに3種のHDR規格をサポート。Amazonプライム・ビデオやNetflixなどの多彩なVODサービス、Amazon Musicなどの音楽ストリーミングに対応する。
▲テレビのHDMI端子に接続して使用。デュアルアンテナのWi-Fiチップにより、ストリーミングの安定性を高めた
5. プロジェクターのニーズを開拓した照明一体型モデルがフルHDに進化
popIn
「popIn Aladdin 2」(9万9800円)
多機能照明としても使えることで、プロジェクターの新たなニーズを開拓した製品。第2世代に進化し、画質も使い勝手も向上しています(折原さん)
シーリングライト一体型として人気を博したプロジェクターの第2世代モデル。画質がフルHDになり、短焦点レンズの採用でより大画面で投写できるようになった。NetflixやAmazon プライム・ビデオ、YouTubeなどに対応。
▲本体の両側にハーマンカードン製のスピーカーをふたつ内蔵(各出力8W)。別途スピーカーを用意しなくても単体でサラウンド感のある音声を出力できる
※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています
<取材・文/高橋智>
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