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帰宅したらiPhoneに「ちゃんと手洗った?うがいした?」って聞いてもらおう

&GP / 2021年1月1日 21時0分

帰宅したらiPhoneに「ちゃんと手洗った?うがいした?」って聞いてもらおう

帰宅したらiPhoneに「ちゃんと手洗った?うがいした?」って聞いてもらおう

新型コロナウイルスの流行で、今年も例年以上に体調管理には気をつけたいところですが、どのように対策すればいいか悩んでいる人もいるのではないでしょうか? そんなときは、ぜひiPhoneの「ショートカット」アプリを使ってみてください。

複数の操作やアプリを組み合わせた一連の動作をワンタップでこなせるようにするという特徴を活かし、ただしい手洗い・うがい習慣をサポートしてくれたり、簡単に水分摂取量を記録できたりしますよ。

 

■手洗い・うがいをリマインドしてもらう

「ショートカット」はずばり、アプリです。例えば「帰宅時のリマインダー」というショートカットを使えば、自宅に到着したときに任意の通知が受け取れます。これを活かし、帰宅時の手洗いやうがいを忘れないようにiPhoneにリマインドしてもらえます。

▲(左)「必須ショートカット」のなかから「帰宅時のリマインダー」をタップ。(右)「ショートカットを追加」をタップ

まずは「ショートカット」アプリを開き、「帰宅時のリマインダー」を「マイショートカット」に追加するところからはじめましょう。

続いて、自宅の住所を入力します。

▲(左)番地、市区町村の順で自宅の住所を入力して「完了」をタップ。(右)「マイショートカット」画面で「…」をタップ

設定した場所に近づいたのをスマホが感知し、リマンド通知が送られてくる仕組みです。入力できたら画面左下の「マイショートカット」から追加されたのを確認し、「…」をタップして詳細設定を進めましょう。

▲(左)リマインダー名を入力。(右)住所の空欄を埋める。番地から始まって最後に地域の順番なので間違えないように注意

詳細設定画面で「スクリプティング」欄の「リマインダーで何を知らせてほしいですか?」をタップし、リマインダー名を入力。続いて「住所」に都道府県や郵便番号などを入力し、空欄を埋めていきます。

このとき、通知を受け取るタイミングも変更できます。

▲(左)「アクセスを許可」をタップし、続いて「OK」を選択。(右)「表示を増やす」をタップして「半径」で通知を受け取る距離を指定

「リマインダー」欄で「アクセスを許可」をタップし、リマインダーへのアクセスを許可しましょう。「表示を増やす」をタップすると、どれくらい自宅に近づいたときに通知を受け取るかを決められます。

画面右上の「完了」をタップし、詳細設定を完了。

▲(左)「帰宅時のリマインダー」をタップ。(右)テキストを入力して「完了」をタップすると「リマインダー」アプリにタスクが設定され、条件を満たすと通知が届く

最後に「帰宅時のリマインダー」をタップし、「テキスト」欄に通知内容を入力してください。ここで入力した内容がリマインドされる仕組みです。「完了」をタップすれば、準備OK。

 
 

■手洗いのときに20~30秒間音楽を流す

手洗いは20~30秒ほど時間をかけて丁寧に行うことでウイルスをより多く洗い流せます。「ハッピーバースデーの歌」2回分が目安になるといわれていますが、どうせなら好きな曲を聴きながら手を洗いたいですよね。そんな願いを叶えるのが、ショートカット「手洗いの音楽」。

▲(左)ギャラリーから「手洗いの音楽」を選択し、「ショートカットを追加」をタップ。(右)「ショートカットの入力」をタップして「消去」を選択

まずはこのショートカットを「マイショートカット」に追加するところから始めましょう。

「マイショートカット」で「…」をタップすると、流したい音楽を「ミュージック」アプリから選択できます。

▲(左)「マイショートカット」で「…」をタップ。(右)「ミュージック」アプリへのアクセスを許可し、使用する音楽を選択

その際は、「ミュージック」欄で、「ミュージック」アプリへのアクセスを許可しましょう。

また「スクリプティング」では、音楽の再生時間を変更できます。

▲(左)「20秒」をタップ。(右)「+」や「-」で時間を調整

より時間をかけて手を洗いたい人は、「20秒」の部分をタップし、「+」で時間を調整してください。あとは画面右上の「完了」をタップすれば準備完了。「手を洗う前にスマホに触りたくない」と思うかもしれませんが、ショートカットは「Siri」と連携しているので大丈夫。Siriを起動して「手洗いの音楽」と話しかけるだけで、自動でショートカットが実行されて音楽が再生されます。なお、この機能を使う際は「設定」アプリの「Siriと検索」から、「“Hey Siri”を聞き取る」がオンになっているかを確認しておきましょう。

 

■水分摂取量を記録して水分補給を習慣づけ

冬の喉・鼻の粘膜は乾燥によって潤いがどんどん失われていき、風邪に対する防衛機能がが低下してしまいます。1日で体内から失われる約2.5Lを補うために、食事や体内で作られる1.3Lのほかに1.2Lの水分を自発的に摂取すべきと言われています。

そして水分補給の習慣づけに便利なのが、「水の量を記録」をいうショートカット。「ヘルスケア」アプリと連携し、水分を摂ったあとにその量を素早く記録できます。

▲(左)画面右下の「ギャラリー」をタップし、「健康を維持」欄の「水の量を記録」をタップ。(右)「ショートカットを追加」をタップ

「ショートカット」アプリの「ギャラリー」をタップし、「健康を維持」から「水の量を記録」を選択してマイショートカットに追加しましょう。

続いて、「マイショートカット」から「…」をタップして詳細設定の変更を行います。

▲(左)「リスト」欄の「+」をタップし、水分量の選択肢を入力。(右)「-」をタップすると選択肢を削除、三本線をタップしたままドラッグすると位置を変更できる

「リスト」欄では水分量の選択肢を追加できます。最初は8、12、16、20、24の選択肢しかないので、「+」をタップしてコップ約一杯分の量である200mlや、一般的なペットボトルの500mlを追加しておきましょう。

次に「ヘルスケア」欄で、記録するデータの種類を選択します。

▲(左)「種類」をタップし、次の画面に「水分」をタップ。(右)「アクセスを許可」をタップし、次の画面で「水分」をどちらともオンにして「許可」をタップ

「種類」をタップし、検索欄に「水分」と入力して「水分」をタップ。「アクセスを許可」をタップし、ショートカットからヘルスケアにデータを入力できるようにしましょう。

デフォルトの状態だと単位がオンスになっているので、「値」の部分からmlに変更しておくと記録が楽になります。

▲(左)「米液用オンス」をタップ。(右)「mL」をタップすると、記録の際の単位がわかりやすくなる

画面右上の「完了」をタップすれば設定終了です。

「水の量を記録」ショートカットもSiriとの連携が便利ですが、外出先や公共の場などでスマホに話しかけるのは抵抗がありますよね。そんなときは、このショートカットをアプリアイコン化しましょう。

▲(左)「…」をタップして詳細画面を開き、もう一度「…」をタップ。(右)「ホーム画面に追加」をタップ

これでホーム画面に「水の量を記録」のアイコンが追加されます。タップすると水分量の選択肢が表示され、素早く記録できます。

「ショートカット」アプリは標準搭載のアプリなので、iPhoneユーザーなら誰でも無料で使用できます。ショートカットにサポートしてもらいながら健康的に過ごしてみませんか。

 

<取材・文/山﨑理香子(TEKIKAKU)>

山﨑理香子|1997年生まれ、新潟県出身。編集プロダクション「TEKIKAKU」に所属。ライターとしてスマートフォンや雑貨、グルメなど広い分野の記事を執筆している。「推理小説」と「カレー」と「お昼寝」が好き。

 

 

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