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現代アートとゼニスが融合した1本は作品と呼ぶに相応しい

&GP / 2021年3月31日 11時0分

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現代アートとゼニスが融合した1本は作品と呼ぶに相応しい

1865年創業、スイスを代表する老舗マニュファクチュールのひとつであるゼニスが、気鋭の若手アーティストとコラボレーション。現代アート界で旋風を巻き起こしているアルゼンチン系スペイン人アーティスト、フェリペ・パントンとのコラボレーションによる新作「デファイ 21フェリペ・パントン」(220万円)が100本の数量限定で登場です。高度な時計製造技術と時代の最先端を走る現代アートの融合は、もはやひとつの芸術作品かもしれません。

2020年、ゼニスの建築物正面部をキャンバスに見立てた大胆なコラボレーションで世界を驚かせたフェリペ・パントン。ダイナミックなグラデーションや、白黒2色で描かれた幾何学模様を特徴とするパントンですが、このたびゼニスから発表された「デファイ 21 フェリペ・パントン」 にもその作風が存分に生かされています。

搭載されているのは1/100秒計測が可能なクロノグラフムーブメント、「エル・プリメロ 9004」。50時間以上のパワーリザーブと高精度を備えた自動巻きムーブメントですが、目を惹くのは、やはりパントン作品の特徴でもあるマルチカラーのブリッジです。

ブリッジを彩るメタリックなレインボー調のグラデーションは、干渉色の原理を使ってコーティング加工したもの。このレインボー効果を実現するために、ゼニスは専門家とともに何カ月もの間試行錯誤を行い、最終的にはムーブメントの表面処理にシリコン粒子の立体的なPVDを施し、大胆にして繊細な色変化を生み出すことに成功しました。

また、ブリッジ上部には高度なレーザー彫刻とラッカー技術を用いた細かなストライプ模様が施されていますが、これもパントンの作品に多用されるモアレの視覚効果を狙ったもの。

翻って、モノトーンでまとめたダイヤルに鮮烈な印象を残しているのが、これもブリッジと同様の加工処理を行ったバーインデックスと時分針、サブダイヤル。特に、中央の時分針はこれもパントンの作品に繰り返し用いられるモチーフである稲妻に似せた形状に象られており、6時位置に配した60分カウンターにも白と黒の繊細なコントラストが浮かびます。

ブラックセラミックのベゼルには端正なグリッド柄を施し、 ケースの四隅には“Felipe Pantone El Primero”を意味する「FP#1」の刻印をオン。ブラックテクスチャー加工のラバーストラップには、あえて歪んだグリッドモチーフを入れることで、文字盤に散りばめられた豊かな色彩とディテールを際立たせています。

よりアーティスティックな表現を求める人のために作られた、光の角度に応じてさまざまな色彩へと変化するインサート入りの替えストラップ、ハードカバーの書籍をモチーフとしたパッケージに描かれた特別制作の署名入りオリジナル作品など、どこを取っても芸術作品の域に達した稀少なタイムピースです。

> ゼニス

<文/&GP>

 

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