話題の「東急プラザ銀座」を2時間で巡る!オススメ10選
&GP / 2016年5月10日 20時0分
話題の「東急プラザ銀座」を2時間で巡る!オススメ10選
デザインコンセプトは「光の器」。“江戸切子”をモチーフにした壁面も印象的な「東急プラザ銀座」は、数寄屋橋交差点のあらたなランドマークとして日々多くの人で賑わっている。
地下5階・地上11階の計16層、延べ床面積約50,000㎡という館内にはトータル125店舗が出店。1F~2Fは路面店、B2Fと10F~11Fは食物販・飲食フロア、B1F・3F~9Fは物販メインフロア、都内最大の市中空港型免税店も入居しているという銀座でも最大級の大箱は、買い物で長居が出来ないという人には少々ハードルが高いのも事実。
そこで「まずはサクッと巡ってみたい」いう人にオススメの「東急プラザ銀座」の見どころ10を勝手ながらセレクト。飲食時間を抜けば、だいたい2時間を目安に巡れる10のスポットをご紹介します。
急ぐなら銀座駅直結のB2Fフロアからスタート!
急ぎ足でぐるっと巡りたい時は、まずB2Fからのアプローチがオススメ。このフロアは東京メトロ「銀座駅」コンコースと直結しているので、特に東京メトロ「銀座駅」経由で訪れる場合は迷わずこのエントランスへ。
B2Fのエントランスから一歩踏み込むと、飲食・物販の店舗がずらりと並ぶ「ギンマチマルシェ」が広がる。京都から初出店するアイスクリーム専門店「ハンデルスベーゲン」や、エアポートでは知られる存在の「キャビアハウス&プルニエ」のサンドイッチハウス。B1Fには表参道の行列店として知られる「GRANNY SMITH APPLE PIE&COFFEE」、ステーショナリーショップ「TOUCH & FLOW」などなど多彩な計28店舗が出店。
なかで特に存在感を示しているのがJUNがプロデュースする「SALON GINZA SABOU(サロン ギンザ サボウ)」(B2F)と、TULLY'Sが新業態として出店する「TULLY'S COFFEE prime five(タリーズコーヒープライムファイブ)」(B1F)だ。
1.おにぎりやお茶をテイクアウトできる「SALON GINZA SABOU」
「ファッションと同じくらい食べることが好きな人へ」をコンセプトに吉祥寺に1号店を構えるコンセプトショップ「SALON adam et ropé」。世界各国の今に注目した食材・生活雑貨・ファッションを幅広く展開する同店では、フードディレクターに浅本充氏を迎えてプロデュースしたショップインレストラン「SALON GINZA SABOU(サロン ギンザ サボウ)」を併設。
「古き良き日本と、変わり行く食文化の融合」をテーマに、幻の米として名高い「雪ほたか」とのコラボレーション米を使ったおにぎりや雑炊・まげわっぱ料理、奈良「ティーファーム井ノ倉」からのお茶のセレクションなど魅力的なメニューを展開。おにぎりやお茶のテイクアウトは朝9:00から利用できる。
B2F/03- 6264-5320/11:00-22:00(L.O.21:00)テイクアウト9:00~
2.料理選任シェフが振る舞うタリーズの味「TULLY'S COFFEE prime five」
和牛のローストビーフサンド(フライドポテト付)ドリンクとのセット価格 2600円(ハーフサイズ 1600円)
タリーズコーヒーの哲学「5つの最高」を世界に発信する旗艦店として、初のバールスタイルの店舗を出店。タリーズ厳選のコーヒーの特徴をより分かりやすく提案するため、ハンドドリップを忠実に再現するというマシーンを導入したほか、「プライムシーズナルコーヒー」や特製スイーツ、厳選ワインやビールなどアルコールメニューも充実。
料理選任のシェフが常駐するという同店では、自家製のローストビーフ等の限定メニューなど厨房で作り立てを提供するフードメニューも展開する。85坪(114席)の広さを誇る空間はブラウンを貴重に落ち着いたしつらえで、打ち合わせやPC作業などビジネスユースなどさまざまなシーンで活用できそうだ。
B1F/03-3268-8282/7:30-22:00/http:www.tullys.co.jp
1〜2Fはブランド&セレクトショップ10店の豪華ラインナップ
1F~2Fには「BALLY(バリー)」「Cruciani(クルチアーニ)」「HACKETT LONDON(ハケットロンドン)」などラグジュアリーブランドの旗艦店をはじめ、「STRASBURGO(ストラスブルゴ)」などのセレクトショップもラインナップ。このフロアでぜひ立ち寄りたいのは、日本初のフラッグシップストアとなる「HUNTER(ハンター)」。そして、三菱電機が提案する体験型イベントギャラリースペース「METoA Ginza(メトア ギンザ)」も要チェックだ。
3.レアアイテムも展開。世界2号店めの「HUNTER」
おしゃれレインブーツ(長靴)で知られる英国王室のご用達ブーツブランド「HUNTER(ハンター)」が日本初、世界2号店めの旗艦店をオープン。フットウエアのほか、アパレル、アクセサリーなどブランドのフルラインを展開するという、国内では貴重なショップでもある。
赤を基調にしたエントランスのアプローチをぬけると、自然光がたっぷり注ぐ店内では4mにもおよぶデジタルスクリーンがお出迎え。田園風景と都市的環境の調和を表現した空間には、ビビッドなカラー展開のレインウエアがスタイリッシュにレイアウトされ、空間そのものにHUNTERの世界観が漂う。ちなみに、ハンターオリジナル、ハンターフィールドがフルライン揃うのはロンドン以外ではこの銀座店のみなのだとか。
1F/HUNTER グローバルフラッグシップストア/03-6280-6544/11:00-21:00/http://www.hunterboots.jp/
4.“最新鋭”を立体的に体感できるイベントスクエア「METoA Ginza」
スーパーパンケーキ
独自設計したエレベーターや約20mの大型映像システム(64面液晶マルチディスプレイ)などを空間のコアに、三菱電機グループの技術・サービスを立体的に体感できるユニークなイベントスクエア「メトアギンザ」。
1Fに併設されるオーストラリアカフェレストラン「me's CAFE & KITCHEN at METoA Ginza」では、“オールプレスエスプレッソ”のスペシャルティコーヒーや、オーストラリアではおなじみの「フラットホワイト」など魅力的なドリンクメニューをはじめ、イベントとのコラボメニューやスーパーフードを使ったヘルシーなメニューを展開する。
オープニングイベントとして、現在は花をテーマにした「Flowers for Ginza―映像と花との美しい出会い。」(~6/28まで)を開催中だ。
1F~3F/03-5537-7411/11:00-21:00/http://www.metoa.jp/
1F「me's CAFE & KITCHEN at METoA Ginza」/03-6264-5761/11:00-23:00(L.O.22:00)/http://www.mescafeandkitchen.com/
大人をターゲットに、新業態・初上陸店も続々
3F~5Fには本物志向の大人の男女に向けた約40店舗が出店。セレクトストア「HINKA RINKA」やストールブランド「marumasu」初の直営店、NYを拠点に活躍するKenji Tankenakaが独自のフラワーデザインを展開する「SIKIRO NEW YORK」、最高級タオル・リネンを中心とした神戸発のセレクトショップ「FRANCJOUR」など新業態・初上陸系が続々登場。気になる店は多々あるものの、急ぎ足の方はこちら。空間、視覚、味覚で新しい世界が体感できる「TWG Tea(ティーダブリュジー ティー)」と「ESqUISSE CINq(エスキスサンク)」へぜひお立ち寄りを。
5.お茶好きにはたまらない!「TWG Tea 銀座」
数寄屋橋交差点側エントランスから3F直通のエスカレーターを上るとすぐという好立地にオープンしたのは、世界最大級のティーコレクションを15カ国に展開する高級ティーブランド「TWG Tea」。約4メートルの天高に向けて、TWG Teaのアイコンとも言える茶葉の入った黄色いティーティンが並ぶ光景はティーマニアならずともわくわくするものがある。
同店では800種を超えるTWG Teaのティーリストの中からセレクトした国内最大の418種類をラインナップ。豪華なティーアクセサリーの数々や、ギフトに最適な最高級茶葉のみを使用した「Grand Fine Harvest Tea Collection」など、日本初上陸のアイテムも展開する。お茶好きのみなさまはどうぞお見逃しなく。
3F/03-6264-5758/11:00-21:00/http://www.TWGTea.com
6. ミシュラン2ツ星!成田シェフのアシェット デセールがいただける「ESqUISSE CINq」
アシェット デセールを含むデザートコース(3500円~)の1品、「シュークル トリュフ添え」
ミシュラン2ツ星を獲得しつづけるフレンチレストラン「ESqUISSE(エスキス)」の新業態が満を持して登場。これまでESqUISSEのみで提供されていたシェフ・パティシエ成田一世氏のアシェット デセールがコース仕立てで味わうことができるという注目のサロンだ。
マカロン3個1250円~ ガトー700円~ グラスデセール 650円~(テイクアウトのみ/すべて税抜)
約30席をゆったりとしつらえた有機的な空間では、デセールが創られるプロセスを目の前で見ることができるカウンター席が特にオススメ。芸術的なガトーやグラスデセール、各種焼き菓子、マカロンなど成田氏によるテイクアウトデセールが購入できるオンリーショップとしても注目したい1店。
4F/03-5537-7477/11:00-21:00(L.O.20:15)
数寄屋橋交差点が一望できる圧巻の吹き抜け空間
7.世界観が一望できる場所はここ!「KIRIKO LOUNGE」
“光の器”をテーマにデザインされた館の象徴とも言えるのが、6Fの「KIRIKO LOUNGE(キリコラウンジ)」。江戸切子をモチーフにデザインされたガラスの窓面、高さ約27mの大吹き抜けがとにかく圧巻!
「Bukamura」と連携したスペシャルプログラムを定期的に開催するこの空間では、昼夜を通して利用できるカフェラウンジ「数寄屋橋茶房」を併設。銀座のモダン懐石料理店「六雁(むつかり)」料理長・秋山能久氏によるオリジナルメニューや手土産にもできるスイーツ類、三宿「OBUSCURA COFFEE」監修のコーヒーや「おちゃらか」監修のお茶など魅力的なドリンクメニューも充実する。
数寄屋橋のスクランブル交差点が見下ろせる絶好の撮影ポイントとしても覚えておきたい。
最上階では、ここでしか味わえないモダンな美食を
20店のレストランが出店するレストラン&ダイニングゾーン(10F~11F)では、回転寿し「根室花まる」や、つるとんたんの新業態「つるとんたん UDON NOODLE Brasserie」、オーガニックグルメバーガー「Bareburger」など話題店も多い。
8.オーストラリア・シドニー発のモダングリーク「THE APOLLO」
ラムショルダー ザジキソースとレモン 3200円
日本初上陸となるオーストラリア・シドニー発のモダンギリシャレストラン「THE APOLLO(アポロ)」。ギリシャ系オーストラリア人であるSamとシェフのJonathanによって2012年にオープンして以降「オーストラリアホットレストラン50」を3年連続受賞するなど、現地でも常に話題を呼んでいる注目の食空間だ。
新鮮な野菜・シーフードなど、食材の特徴を生かしながらオリーブオイルをたっぷり使ったヘルシーなレシピが特徴的で、ギリシャでも定番の炭火焼メニューなど本格的なグリークモダン料理が楽しめる。空間は、ロングカウンターとアポロ神殿の円柱を思わせるダイナミックかつシンプル&クールなしつらえが印象的。非日常感を味わいながら、世界無形文化遺産でもあるギリシャ料理を現地流にシェアしながら楽しめる。
11F/03-6264-5220(予約専用03-3572-4200)/ 11:00-23:00(L.O.22:00)http://theapollp.jp
9.京都の老舗料亭が提案する「日本酒バル のまえ」
創業160周年を迎える京都の老舗料亭「下鴨茶寮」が新業態2店を銀座に初出店。料亭の技をさりげなく生かした肴と日本酒のマリアージュを提案する「日本酒バル のまえ」と、「京都と東京を和える。日本と世界を和える」をコンセプトに、カウンターや個室空間で同店自慢の割烹料理がカウンターでいただける「割烹料亭 銀座 下鴨茶寮 東のはなれ」。
鯛と蕪 春菊のソース
どちらもぜひ訪れたいものだが、サクッと立ち寄りたい際は「のまえ」へ。同店では牛フィレの唐揚げや、料亭の玉子かけご飯など、京都の本店でしか味わえなかったスペシャリテや魅力的なアラカルト料理を、全国津々浦々からセレクトした日本酒・国産ワイン・焼酎とともに楽しめる。小山薫堂氏のプロデュースで新風を吹き込まれた老舗料亭の丁寧な味を、カジュアルなアプローチで楽しむことができるという貴重なバル。夜は予約も可能なのが嬉しい。
11F/03-6264-5264/11:00-16:00、17:00-23:00/http://www.nomae.jp
10. 館内めぐりの〆は、屋上KIRIKO TERRACEへ
GREEN SIDE
急ぎ足で巡った最後の〆は、上がり口に豊かなグリーンを配した屋上「KIRIKO TERRACE」へ。銀座のど真ん中に浮かぶ空中ガーデンさながら、晴れている日はとにかく気持ちよいオープンエアスペースだ。
WATER SIDE
このフロアはグリーンを壁面に這わせた「GREEN SIDE」と、広い水盤が特徴の「WATER SIDE」のふたつのゾーンで構成。テーブル&チェアやベンチもランダムに配置されているので、併設されるカフェスタンド「櫻ノ茶屋」で看板メニュー「ジャパニーズフライドポテト」にビールやコーヒー、甘いものを欲するならばソフトクリームなどを片手に、銀座・数寄屋橋の空を満喫してみてはいかがだろう。
【東急プラザ銀座】
東京都中央区銀座5-2-1
開業日:2016年3月31日
営業時間(ショップ、サービス、カフェ)11:00-21:00、(レストラン、フード)11:00-23:00 *1部店舗により異なります。
http://ginza.tokyu-plaza.com
(文/松浦 明)
英国・ロンドン「Sotheby's Institute of Art」で西洋美術史を学び、帰国後は美術図録の編集に携わる。ギャップ出版入社後、ライフスタイルマガジン『gap』や数々の書籍の企画・編集を手がけ2003年に独立。現在は雑誌・ウェブマガジンでの記事執筆、食ブランドや企業のフリーペーパーなどの企画・編集等を手がけている。
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