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どんなサイズを選ぶ?キャンプで使う斧の選び方

&GP / 2021年4月9日 21時0分

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どんなサイズを選ぶ?キャンプで使う斧の選び方

<不自由を自由にする野営スタイル>

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

春、最高のキャンプシーズン到来です! 焚き火をしたいですね! そして、焚き火といえば薪割り!

さて、皆さんはキャンプで斧を使ってますか? もしくは、これから斧を買おうと思ってる方はいますでしょうか?

斧ってカッコいいけど、どんな時に使うのか? 果たしてキャンプで本当に斧は必要なのか? それに、いろんなサイズあるけどどのくらいの大きさがいいのか? 分からないものです。

私も斧を買うとき、本当に悩みました。形状、ブランド、サイズ…何が一番自分のキャンプスタイルに適しているかわからなかったので色々調べました。そして購入し、野営やキャンプ場で使って分かった、斧の使用シーンや、斧の選び方を今回は紹介します!

■キャンプで斧を使うシーンは?斧は必要か?

まず、キャンプで斧を使うときはどんな場合なのか? キャンプ場でのキャンプと、野営の場合とでそれぞれ紹介していきます。

■キャンプ場で斧を使うシーン

本来斧は、薪を割る、枝を払う、木材の成形などを行うために使いますが、キャンプ場で行うキャンプでは、薪を割ることがメインの使い方ではないでしょうか。

では、キャンプ場やホームセンターで売っている薪を割るのに、斧は必要なのでしょうか? 結論からいうと、なくても大丈夫ですが、あれば便利です。売っている薪のほとんどは、中割から大割ぐらいの太さで、それにいきなり並べて火をつけようとしても、かなり苦労します。

なので、薪を小割にして火を付きやすくする必要があります。小割はおおよそ、指2本から3本分くらいの太さでしょうか。以前、「焚き火の隠れた楽しみ!フェザースティックの作り方」という記事でも書いたのですが、指2本分の太さまで割ってフェザースティックを作った方が着火しやすいです。

そんな中割から大割の薪を、小割りにするにあたり、薪割りが必要です。ナイフや鉈で割れないことはありませんが、薪に節があったりすると、かなり難しくなってきます。そんな時に重宝するのが、斧なのです!

斧であれば、少ない力でも大割の太い薪が割れます。

▲中割:5〜8cm、大割:10〜12cm

■野営で斧を使うシーン

野営の場合、枝払いや30cm以上あるような薪を割ったり、クラフト(木材の成形)をしたり、キャンプ場でのキャンプに比べ、斧を使うシーンは多いです。もちろん野営だからといって、必ずしも斧が必要というわけではありませんが、あった方ができることの幅が広がります。

枝払いは、足で折れるくらいの木であればナイフで十分ですが、30cmくらいの木の枝を払うのであれば、斧は必須です。また、直径30cmほどの木を割るのにも、ナイフや鉈では太刀打ちできません。

▲このくらいの太さの薪だと、斧が必要

もちろん太い幹を割らないと薪が作れないかというとそうではありません。斧がないならば、足で折れるくらいの薪を探してくればいいのですが、斧があれば多彩な太さの薪を作れます。

▲枝の先端を斧で尖らせるのはナイフでも可能ですが、斧のパワーがあったほうが早い

クラフトにおいては、斧くらいパワーがあった方が使いやすいです。私が良くやるクラフトは、チョッピングといって、刃物で木を叩いて割ったり、先端を尖らたりするのに使います。

また、机を簡易で作るのにも斧を使います。幹の表面を斧で斜めに叩いて平らにするだけなのですが、これをナイフや鉈で行うのは結構きつい作業です。

それぞれのキャンプシーンにおける斧を使うタイミングと、必要性は理解いただけたでしょうか? 改めていうと、斧はなくてもキャンプは楽しめますが、あった方ができることの幅が増えます。

■斧のサイズの選び方

斧は本当にさまざまなサイズがあります。私が、持っていて使っている斧は、グレンスフォシュというメーカーのものを使っているので、そちらを例にして、どのサイズを選んだらいいかを紹介したいと思います。

結論からいうと、キャンプ場でのキャンプには、両手で柄を握れるギリギリの長さの斧がおすすめです。グレンスフォシュでいうと、刃渡り80mm、柄長345mmの「ワイルドライフ」くらいのサイズ感がベストだと思います。

このワイルドライフは、重量が440gと斧にしては、とても軽量ですが、キャンプ場やホームセンターで買えるくらいの中割から大割の薪なら節があっても、十分に割れます。

ポイントは、“両手でも片手でも扱えるくらい”というところにありますが、そのくらいですと、本当に取り回しやすく、便利です。中割から細割にする場合は片手で割り、大割から中割にする時は両手で割る。こんな風に使い分けられます。

▲左:ハンター 右ワイルドライフ

野営時でのおすすめは、キャンプ場で使うのと同じくらいの薪を焚き火用に割る、もしくは、クラフトで、枝の先端を尖らせるくらいの使い方であれば、ワイルドライフくらいのサイズで十分です。

それ以上のことを求めるならば、刃渡り85mm、柄長473mm、重量600gの「ハンター」もしくは、刃渡り80mm、柄長495mm、重量610gの「小型フォレスト」くらいのサイズがおすすめです。ちなみに私はハンターを愛用してます。

ハンターは、男性なら片手で使えるギリギリの重量で、両手で扱えば、30〜40cmの薪も割れますし、20〜30cmの薪をチョッピングで切ることもできます。それより大型の斧は、チェーンソーで切り出した切り株のような薪を割るための斧なので、キャンプには不要だと思います。

ちなみに、もっと高度なクラフト、例えばククサやスプーンなどを作るのに、薪から削り出ししたい場合は、柄が長いと邪魔になるので、ワイルドライフくらいの長さがいいと思います。ただワイルドライフだと、少し軽いので、ハスクバーナーの38cm、重量600gなどがおすすめです。

※  ※  ※

さて、いかがでしたでしょうか? 自分のキャンプスタイルを考え、必要なサイズはお分かりいただけたでしょうか? 斧がなくてもキャンプは楽しめますが、斧があるとできることが増え、より色々なスタイルでキャンプができます。

薪を割る以外にも斧を使って、楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

>> 連載

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

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