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ヘリノックスの新作「フェスティバルチェア」は焚き火も夜空も両対応!

&GP / 2021年4月28日 21時0分

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ヘリノックスの新作「フェスティバルチェア」は焚き火も夜空も両対応!

昨今の超軽量チェアブームを作った立役者といえば、誰がなんと言ってもヘリノックス(Helinox)の「チェアワン」です。極細のフレームなのにとってもタフという、これまでのチェアではなし得なかった二律背反を実現し、さらにシートを吊り下げることによるハンモックのような座り心地がキャンパーを魅了しました。

今ではハイバック、回転チェアなどヘリノックスチェアファミリーは全12種類がラインナップ。その中で最も新しいのが「フェスティバルチェア」(1万4080円)です。

ヘリノックスのローチェアには座面高22cmの「グラウンドチェア」、座面高27cmでハイバックの「ビーチチェア」、「ビーチチェア」の座面をさらにワイドにして背もたれも伸ばした「ブライアチェア」がありますが、「フェスティバルチェア」はこれらとは一線を画したユニークなチェアになっています。

まずは収納状態を見てみましょう。

左がこれまでもっともロータイプだとされていた「グラウンドチェア」、そして真ん中が「フェスティバルチェア」、右がスタンダードな「チェアワン」になります。

収納サイズと重さはそれぞれ
「グラウンドチェア」30×11×11cm、640g
「フェスティバルチェア」51×15×14cm、1370g
「チェアワン」35×10×12cm 、960g

並べてみると「フェスティバルチェア」の長さが飛び抜けているように見えます。重量も「グラウンドチェア」のほぼ2倍。いったい「フェスティバルチェア」のメリットって何なのでしょうか?

「フェスティバルチェア」の収納袋は幅広のロールトップ型です。これまでのファスナーがぐるりと取り囲んだ収納袋や巾着タイプよりも断然使いやすい!

とくに手の小さな人はフレームを小さくまとめても片手で袋、片手でチェアを持っている間にフレームがバラけて手間取るなんてことがありますが、ガバっと開くロールトップ型ならその心配なし。

中に入っているのはシート生地とフレームです。ここらへんは他のヘリノックスチェアファミリーと同じです。

フレームは随分印象が変わります。前脚は小さな樹脂で、先端が細く、これに体重を載せると思うとなんだか危なっかしいイメージ。

ポリエステルとナイロンのシート生地をかぶせて完成です。「チェアワン」のようなメッシュは使われていません。メッシュのように風を受け流すことはできませんが、ローチェアのため風で倒れにくい印象です。

そして「フェスティバルチェア」唯一無二の機能がコレ。樹脂製の前脚は無段階で前後にスライドできて、それによって座面高と座面の角度がガラリと変わるんです。

前脚を一番手前にすると座椅子感覚。座面がワイドなのであぐらを組んでも脚がフレームに当たることなく快適です。

反対に前脚を一番うしろにすると座面の一番前端がぐいっと持ち上がり、空を見上げるような角度になります。

使用サイズを比べてみましょう。
左より
「チェアワン」52×50×66cm、座面高35cm
「フェスティバルチェア」55×54×46cm、座面高最大30cm
「グラウンドチェア」52×50×49cm、座面高22cm

「フェスティバルチェア」は「グラウンドチェア」よりもややワイドだとパッと見てわかりますね。

次は横向きです。前脚を後ろにした「フェスティバルチェア」はどのチェアよりも後傾しています。

背もたれの長さはほぼ同じですから、「フェスティバルチェア」のハイバックタイプがあればそれはもう極楽でしょうが、かといってこのフレームでハイバックにすると後ろに倒れやすくなりそう。バランスを計算した結果、この背もたれになったのでしょう。

高さ調整する際は、このように後脚に体重をかけて前脚を少し浮かせればOK。いちいち立ち上がって調節する必要はありません。

肝心の座り心地ですが、「チェアワン」らしく、揺れは少なくしっかりとした印象です。

フェスではいろいろな地形でステージを鑑賞しますし、時には前脚を最も後ろにして青空を眺めながら音楽につつまれるなんてこともアリ。キャンプでは前脚を最も前にして薪をいじりつつ焚き火を楽しむという使い方もできます。

「フェスティバルチェア」のようにシーンによって好ましい角度に変えられるチェアは大歓迎です。

それに近年は、チェアを組み立てたまま移動することでトラブルが増え、チェアワン型が禁止のフェスも。

ガバっと開く収納袋ならサッとバラして肩にかけてフリーハンズで持ち運べる。「フェスティバルチェア」が各地のフェスで対応するかどうかは主催者側の判断次第ですが、マナー向上にも一役買いそうです。

まだまだ大型フェスの開催は未確定ですが、キャンプ場に「フェスティバルチェア」を持ち出して来たるべきフェス参戦の予習をしておくのはアリかもしれません。

>> ヘリノックス

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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