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ドコモ夏モデル全11機種チェック! 最注目はスマホより5Gルーター!?

&GP / 2021年5月20日 19時0分

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ドコモ夏モデル全11機種チェック! 最注目はスマホより5Gルーター!?

NTTドコモが5月19日に「2021夏 新サービス・新商品発表会」を開催し、新商品としてスマートフォン4機種、モバイルルーター1機種、ホームルーター1機種を発表。これで発表済みのスマホ5機種を含めて、全11機種のラインナップが揃いました。

コロナウィルスの感染拡大防止のため発表会はライブ中継で行われましたが、取材陣には抗体検査を課すなどの対策を講じた上で、実際に新製品に触れられる場も設けられました。筆者がいち早く触れたインプレッションを含め、夏モデルの注目ポイントを紹介します。

 

■最注目は5G対応のホームルーター

ハンズオン会場で最も注目を集めていたのは、スマホではなく5G対応のホームルーター「HR01」(シャープ製)です。工事不要で、コンセントに挿すだけでWi-Fi環境が作れる「home 5G」サービスが8月下旬に開始されます。

▲コンセントに挿すだけで、すぐに使える「HR01」。価格は未定

HR01は、一般的なブロードバンドルーターよりひと回り大きい程度で、テレビ台や本棚、机の隅など、場所を選ばずに設置できそうなサイズ感。通信方式は5Gと4Gに対応し、5G(Sub6)は受信最大4.2Gbps、送信最大218Mbpsで、4Gは受信最大1.7Gbps、送信最大131.3Mbpsで通信可能。無線LANはWi-Fi 6に対応し、有線LANポートも備えています。

▲Wi-Fiで最大64台のデバイスを接続でき、さらに有線LANで1台接続可能

home 5Gの利用料は月額4950円で、データ通信は無制限。ドコモのギガプランを契約している場合は、スマホ料金から最大1100円が割引になる「home 5G セット割」が適用されます。

現状、自宅にWi-Fi環境がない人はもちろん、光回線を利用しているが、思うような速度が出ないという人も検討の価値はあるでしょう。

なお、8月下旬には、5G(Sub6)対応のモバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-52B」(シャープ製)も発売されます。home 5Gは契約時に届け出た住所でしか使えないので、自宅と職場など持ち歩いて使うのなら、モバイルルーターも選択肢に加えて検討しましょう。

▲Wi-Fi STATION SH-52Bは、現在発売中のミリ波対応の「SH-52A」よりも小さく、片手で楽に持てるようになった

 

■5Gスマホは全7機種。カメラ性能を比べて選ぶのが得策

5Gスマホは、すでに発売中の機種を含めて7機種がラインナップされました。なお、5Gに使われる周波数帯には、6GHz未満の「Sub6」と、高周波数帯の「ミリ波」がありますが、全機種がSub6に対応し、Galaxy S21 Ultra 5GとXperia 1 IIIはミリ波にも対応しています。

▼ハイスペック
Galaxy S21 5G(サムスン電子製/発売中/9万9792円)
Galaxy S21 5G Olympic Game Edition(サムスン電子製/6月上旬以降発売予定)
Galaxy S21 Ultra 5G(サムスン電子製/発売中/15万1272円)※ミリ波対応
AQUOS R6(シャープ製/6月中旬以降発売予定)
Xperia 1 III(ソニー製/7月中旬以降発売予定)※ミリ波対応

▼ミドルレンジ
Galaxy A52 5G(サムスン電子製/6月中旬以降発売予定)
Xperia 10 III(ソニー製/6月中旬以降発売予定)

Galaxy S21 5Gは、約6.2インチのディスプレイを搭載。横幅は約71mmに抑えられており、片手でも操作しやすいことが利点。超広角+広角+望遠(光学3倍)のカメラは8Kビデオを撮影でき、インカメラと同時に撮影できる「ディレクターズビュー」機能も搭載。性能と使いやすさの両方を求める人でも満足できそうな印象です。

▲大画面と持ちやすさを両立するGalaxy S21 5G

▲高性能のトリプルカメラを搭載。8Kビデオから高画質で静止画を切り出すことも可能

新たに発表された東京2020オリンピック記念モデルは、世界でドコモだけが発売。「ファントムブルー」という珍しいボディカラーを採用し、サイドフレームはゴールドカラー。ロック画面やアプリアイコンなどにもオリジナルデザインが採用されています。レア物好きは見逃せませんね。オンラインショップ限定販売で、価格は未定です。

▲ドコモだけが発売するGalaxy S21 5G Olympic Game Editionは、外観だけでなく内蔵コンテンツやパッケージもオリジナル仕様

Galaxy S21 Ultra 5Gは、約6.8インチの大画面で、1億800万画素をメインとする4眼カメラを搭載。光学10倍×デジタル10倍の最大100倍でのズーム撮影が可能で、AIによる超解像技術により、肉眼では読み取れない遠くにある小さな文字をズームで確認することもできます。Galaxy Sシリーズで初めてSペンに対応し、アナログの手帳とペンの感覚でメモを取ったりできることも利点。とにかく、最もスペックが高いスマホが欲しい! という人はこれ一択でしょう。

▲大画面だが、扱いにくいと言うほどでもない

▲100倍ズームで撮影した月

▲Sペンとケースは別売。「Smart Clear View Cover With S Pen」は1万780円

AQOUS R6は、ライカが監修したカメラシステムを搭載。高級コンパクトカメラに搭載されるものと同サイズの1インチの画像センサーを採用し、ライカブランドの「ズミクロン」レンズを搭載。従来モデルから大幅な画質向上を期待できます。最大120Hz駆動で、なおかつ省エネ性にすぐれた「Pro IGZO OLED」ディスプレイや、ワンタッチで登録できて瞬時にロック解除ができる最新の指紋センサーも備えています。価格は未定ですが、「ライカのカメラを買うと思えば安い」と思える価格になるかもしれません。

▲アウトカメラは単眼。されど、スマホ最大級のイメージセンサーを搭載

▲マニュアルモードも使いやすく、簡単に自分好みの写真が撮れそうな印象

Xperia 1 IIIは、超広角(16mm)、広角(24mm)に加えて、焦点距離が70mmと105mmに切り替えられる可変式望遠レンズを初搭載。構図の自由度が向上したことがアドバンテージ 。さらに、タップした被写体にピントを合わせ続ける機能など、カメラ性能がさらなる進化を遂げています。新機能「360 Spatial Sound」によって、ライブ会場にいるかのような臨場感のある音質で音楽を楽しめることも魅力。そもそもカメラや音楽性能が高く評価されていたXperia 1が、ついに完成形に達したという印象を受けました。

▲従来モデルは、標準的な「カメラ」と、マニュアルの「Photography Pro」の2つのアプリがインストールされていたが、Xperia 1 IIIでは「Photography Pro」に統合された

▲カラバリは3色。上質感のあるデザインも魅力

Galaxy A52 5Gは、比較的安い価格で販売される見通しですが、約6.5インチの有機ELディスプレイやステレオスピーカー、4眼カメラなど、平均的なユーザーには必要十分以上の仕様を備えています。被写体に約40mmまで近づいてマクロ撮影ができたり、3200万画素のインカメラで背景をぼかしてセルフィーが撮れるなど、カメラ性能の満足度も高そうです。

▲超広角+メイン(広角)+マクロ+深度センサーのクアッドカメラを搭載

▲マクロモードは素早くピントが合い、使いやすい

Xperia 10 IIIは、約6.0インチ画面を搭載し、横幅が約68mmとスリムなことが魅力。されど、4500mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、アプリやゲームを使うことが多い人にもおすすめ。ドコモオンラインショップでは限定カラーの「イエロー」も購入できます。

▲縦横比21:9の有機ELディスプレイは、HDR表示に対応

▲カラバリは5色。右のイエローはドコモ限定色。アウトカメラは超広角+広角+望遠のトリプルレンズ

 

■2万円台の4Gスマホは、初めてスマホを使う人向け

今年発売されるスマホは、ほとんどが5G対応になっていますが、ドコモは4Gスマホも2機種リリースします。どちらも価格は2万円台で、他社からの乗り換えなど、条件によってはさらに安く買えるそうです。

ソニー製のXperia Ace IIは、約5.5インチの画面を搭載しつつ、横幅が約69mm、重さが約159gというコンパクトなボディが魅力。4500mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちを重視する人にもおすすめ。5月28日発売予定で、価格は2万2000円。

▲片手で楽に持てるサイズ感。Xperiaでは珍しくノッチを採用している

▲カラバリは3色。アウトカメラは単眼で、深度センサーも備える

FCNT製の「arrows Be4 Plus」も画面サイズが約5.6インチのコンパクトモデル。バッテリー容量はXperia Ace IIよりも少ない3600mAhですが、抗菌ボディで、スマホを洗えて、アルコール除菌もできるという安心感が魅力。落としても画面が割れにくい頑丈な設計で、長く使い続けたい人にも最適です。5月28日発売予定で、価格は2万1780円。

▲横幅は約71mmで、片手でも操作しやすい。アイコンや文字を大きく表示する設定にもできる

▲カラバリは3色。やや古めかしく感じるデザインだが、丸みを帯びた背面パネルに指紋センサーを備え、誰もが使いやすく感じるはず

 

■夏スマホは全機種ahamoにも対応。格安4Gモデルは2台目にも最適

いまやミドルレンジのスマホでも快適に操作できるので、買ったスマホを長く使い続ける人が多いようです。ハイスペックスマホで各社の競争が続いているのがカメラ。今年の夏以降に、機種変更を考えている人は、そこに着目して、長く使い続けられそうな機種を選ぶべきでしょう。なお今回発表された夏モデルは、すべてahamoにも対応しているそうです。

また、エントリー向けと言っても、最新モデルは普段使いに支障がないクオリティ。それが約2万円で手に入れられるわけですから、2台目として検討するのもアリです。

そして、ドコモ初の5Gホームルーターにも要注目。まずは、自宅の窓辺などで、ドコモのスマホでどれくらいの速度が出るかをチェックしてみましょう。もしかしたら、いま契約している光回線よりも速かったりするかもしれません。home 5Gは工事不要なのですぐに導入でき、転居時の手続きなどが容易なことも利点。ニューノーマルの生活にも生かせそうですよ。

▲自分に最適なデバイスが見つかりますように

 

>> NTTドコモ

 

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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