エントリーにぴったりなソニーのアンプを導入したら仕事部屋の音楽環境が劇的に心地よくなりました
&GP / 2021年7月25日 21時0分
エントリーにぴったりなソニーのアンプを導入したら仕事部屋の音楽環境が劇的に心地よくなりました
<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
コロナ禍で自宅作業が続く中、DIYで作ったものの一つが本棚です。そこに20年選手のスピーカーを置き、小さな押入れに同じく20年選手のアンプを置いて接続。引っ越して長年放置していたCDも並べ、ようやく準備が整った! と思ったのもつかの間、アンプの調子が悪く、電源を入れてもノイズだらけでまともに音楽が聴けません。
普段はBluetoothスピーカーを使っているので、「まぁいいか」なんて思っていましたが、先日、ふと聴きたいアルバムが。音楽配信サービスで聴こうにも、ジャケットのイメージだけで覚えていたため、アーティストの名前が出てこず、検索ができなかったのです。
ようやくCDを見つけて再生したら、やっぱり音が鳴りません。たまに片側がなりますが、ノイズだらけで不快この上なく、ストレスが溜まりまくり。
そんな経緯もあり、アンプを探していたのです。今はひとまずCDを再生したいけど、配信音楽も聴きたいし、今後レコードを聴く可能性もある…と考えると、Bluetooth接続可能でフォノ入力のあるモデルがちょうどいい選択。というわけで、選んだのはソニーの「ステレオアンプ STR-DH190」(ソニーストア価格:2万1868円)です。
音質はいいに越したことはないですが、上を見ればキリがありませんし、出せる金額にも制約があります。「STR-DH190」は発売から3年が経っているのでECサイトでは実売1万円台で、価格的にも耳のレベル的にも身の丈にぴったり! シンプルなブラックボディのデザインも購入の決め手。大学時代の友人が昔、ソニーのアンプ「TA-F333ES」を持っていて、それを見て以来、一度ソニー製のアンプが欲しかったというのもあります(ランクはだいぶ違いますが…)。
そんなこんなで十数年ぶりに購入したアンプ(20年選手以外に何度か購入)で、システムを組んだのは5年ぶり。使ってみると、やっぱり左右のスピーカーから音が出てくるっていい! と当たり前なことに感動してしまいました。そんなレベルなので当然、音質については細かく説明できませんが、音は部屋全体に広がり、仕事部屋の音楽環境が劇的に変化。いつも聴く音楽も心地いいものになりました。
■シンプルな構造で設定は簡単
オーディオ機器の設定はかなり苦手で、いつも手こずります。でもこのアンプは、実に簡単。そもそも背面に端子も少なく、テレビにも接続しないし、オーディオ機器というよりも、Bluetooth設定もできるし、デジタルガジェットのよう。
▲端子は、フォノ端子(MM型)1系統、音声入力(RCA)4系統、スピーカー出力2系統とシンプル
設定自体は、以下の通りで、わずか数分で完了。
▲大きなボリュームダイヤルの斜め上にある「BLUETOOTH」ボタンを押せば、ペアリングを開始。端末に表示される機器名をタップすれば接続は完了する。一般的なBluetoothスピーカーなどと同じ接続方法なので迷うことはない
1.INPUT 1に再生機器(CDプレーヤー)を接続
2.スピーカーは極性(L/R)を間違えないように接続(スピーカーインピーダンスをスピーカーに合わせて、初期設定の8Ωから6Ωに設定)
3.FMアンテナ線を、スピーカーアンテナ端子に差し込む
4.Bluetooth接続は、「BLUETOOTH PAIRING」ボタンを押し、接続する機器にアンプ名が表示されたら選択するだけ
ちなみに、レコードプレーヤーを接続する際は同様に、レコードプレーヤーとつないだ音声ケーブルをPHONO入力に差し込めばOKです。
■バナナプラグは非対応なので注意
唯一、手間がかかったのは、もともとアンプと接続していたスピーカーケーブルがバナナプラグだったので、これを切って皮膜を剥き、裸にすること。すぐ終わるので面倒というほどではないし、バナナプラグが付いていない導線であれば問題ありません。
10mmほど皮膜の先端をカットして、導線をネジネジして差し込めば完了。
当たり前といえば当たり前ですが、スピーカー端子にアンプの値段を感じます。
■FMワイド放送対応なのに…
アンプはFM30局がプリセット可能なワイドFM(FM補完放送)にも対応。ラジオ好きはこれだけでも刺さるかもしれません!
ところが、クルマのオーディオもそうなんですが、自宅周辺はラジオが入らない(テレビもですが)。せっかくワイドFMに対応しているのに、チューニングしても地元のFM局とNHKの地元局しか入らないのが残念(AM局のワイドFM聴取エリアに入っているのに…)。
「radiko」でラジオ放送は聴けるとはいえ、せっかく搭載されている機能を活用できないのは損した気分。これはレシーバーのせいじゃないのかもしれませんが。
■各種ソースの再生は至って簡単!
▲作りは値段相応だが、必要にして十分なリモコン
セッティングが完了したので、使ってみると、実に快適。エントリー向けなので機能がそもそも少ないし、アンプなのでリモコンでソースを選べばほぼ役割は終了。
▲表示窓はシンプルで見やすいものの、「CONECTING」など、あと2文字なので入れてしまえばとも思うが…。流れて表示される
“Bluetoothスタンバイ機能”付きで、スマホと1度ペアリングすれば、スマホで本体を起動できます。でも本体の電源を入れれば、ペアリングしたスマホとすぐ接続されるから、どっちが便利かは使い方次第。
唯一、アンプの背面にサービスコンセントがあればプレーヤーの電源も一括で入れられるのにと思いましたが、価格が価格ですので仕方ありません。
※ ※ ※
なにはともあれ、コストパフォーマンスは抜群。使ってみると改めてわかりますが、廉価でもやっぱりアンプを繋ぐのと繋がないとでは大違い。ちょっと贅沢な音響空間を手に入れられました!
<文/澤村尚徳(&GP)>
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