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初心者でも簡単!キャンプで使える基本的なナイフワーク3選

&GP / 2021年8月13日 21時0分

初心者でも簡単!キャンプで使える基本的なナイフワーク3選

初心者でも簡単!キャンプで使える基本的なナイフワーク3選

<不自由を自由にする野営スタイル>

「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。

皆さんはアウトドアで、ナイフをカッコ良く、上手に使いたいと思ったことはありませんか? 私は、友人にナイフをプレゼントされたことがきっかけで、ナイフワークを独学で学び、さまざまななアウトドアシーンで使って来ました。

以前「ナイフ1本で野営して分かった効果的な使い方と工夫の仕方」でも簡単にナイフの便利さは伝えたのですが、当初は右も左もわからず使ってきたのですが、最近ようやく体系的に理解できてきたので、ナイフワークについて改めて勉強していきたいと思います。

今回はキャンプで役立つ簡単なナイフワークを3つご紹介します。

これからナイフワークを覚えたいという方や、ナイフは使っているけど、改めて基本的なことを学びたいという方は、ぜひ参考にしてください。

ナイフを使うときは身の安全を確保する


ナイフを使うときは、自分や周りの人の安全にちゃんと配慮しましょう! まず、ナイフワークの紹介の前に、ナイフを使う時の注意点を紹介します。

慣れた時が一番危ないといいますが、何度注意しても注意しすぎるということはないので、改めて説明させていただきます。

一番基本的なことですが、ナイフを動かす先に、自分の体はもちろん、他人がいないことを必ず確認しましょう。

そして、絶対にナイフの軌道上に動脈が来ない位置でナイフを使いましょう。

動脈は首(素頸動脈)、手首の内側(尺骨動脈、橈骨動脈)、肘の内側(上腕動脈)、股関節のあたり(大腿動脈)、膝の裏側の動脈(膝窩動脈)、足の甲(足背動脈)などがありますので、あらかじめ、どこにあるか調べておくといいかと思います。

ナイフで切っても致命傷にならない部位は多いのですが、動脈だけは別。上の写真のように、絶対にナイフの軌道上に自分を置かないようにすることが大事です。

■ナイフの基本的な使い方3選

まずキャンプでの代表的なナイフの使い方は以下になりますが、
・設営時に枝をポール代わりにする際に枝を加工する場合
・ロープをカットする場合
・薪を作る時に薪を割る、削る場合
・ちょっとしたクラフトをする場合
・調理する場合

その中で調理以外で使うナイフワーク、チョッピング(ナイフで枝を叩いて短くしたり、先端を尖らせたりする)、バトニング(ナイフで薪を割る)、シェービング(ナイフで枝を削る)の3つをご紹介します。

1.木を叩き斬る「チョッピング」

まずはナイフを使って作業する時の基本といえるのが「チョッピング」。ナイフでこの作業をすれば、ノコギリや斧を使うシーンが減ります。注意するのは、枝を切ったり、叩いたりする際には、台になるものを下に置きましょう。

台を置かないと、ナイフが地面に当たって刃がかけますし、滑った時に、台がストッパーになって、自分を守ってくれることもあります。

チョッピングは、ただ真上からナイフを打ち下ろすのではなく、Vの字をイメージしてチョップしていくと、簡単に枝を切ることができます。

薪の長さを調整する時や、枝をポール代わりに使う時に便利に使えます。また、単に枝をカットする以外では、枝払いや、枝を地面に刺す時に先端を尖らせるのにも使えます。

薪の太さ調整で使う「バトニング」

バトニングは、ナイフを割りたい薪に当てて、ナイフの背を別の薪で叩いて割る手法です。焚き火をする際にやっているという人も多いことでしょう。これさえできれば、薪の太さ調整が自由自在。

とても簡単なのですが、安全面はちゃんと気をつけましょう!

上の写真は悪い例です。どこが悪いかわかりますか?

こちらが良い例です。

違いは、ナイフの向きです。悪い方は、自分に対して垂直にナイフを出し、良い方は自分に対して平行にナイフを出しています。

なせ、垂直にナイフを出すと悪いかというと、下の写真のように、ナイフが滑った場合、自分の方に刃が来るからです。

前述したように、ナイフの刃の軌道上に自分を置かない。というのが鉄則なので、このように、自分に向かっていくるように構えない方がいいのです。

以上を踏まえたら、あとは下記のようにするだけです。

ナイフを自分の体と平行方向に出して、割りたい薪の上にナイフの刃を置き、ナイフの背を違う薪で叩きます。ナイフの刃が、薪で埋まったら、先端部分を叩きます。

このように、刃が薪に完全に埋まったら

ナイフの先端部分を叩く。ただ、あまり先の方を叩きすぎると、刃の先端がチップ(欠ける)する可能性があるので注意しましょう。

先端を叩いていて、ナイフが斜めになってしまったり、あまり深く薪に入りこまないときは、根本も叩いてみましょう。基本的に、地面に並行な状態でナイフが薪の下まで行くのが望ましいです。

薪の半分くらいまでナイフが入れば、あとは軽く叩けば割れますよ。

枝を削ったり尖らせたりする「シェービング」

最後にシェービングを紹介します。枝の皮を削ったり、フェザースティックを作ったり(フェザースティックの作り方は以前、記事で紹介しております)、枝の先端を尖らせたりするのによく使います。

今回は、私が最もよく使う、先端を削る際のナイフの使い方をご紹介します。

まず、上の写真のように、自分から遠いところでナイフを構えると、力がうまく入らないので、できるだけ自分に近づけましょう。もちろん、ナイフの軌道上に自分や他人がいないように配慮してくださいね。

このように、枝を脇に挟んで、自分の体の前にナイフを持ってきて、左右の肘を後ろに引っ張り、胸を張るようにすると、力が伝わりやすくなります。

上の写真のように枝を引くと強く削れますよ。

シェービングは、いろんな角度で、色々なものを削ってみて、自分なりにやりやすい方法を模索してみてください。

ただ、とにかく、自分をナイフの軌道上に置かないことに気をつけてくださいね。

チョッピング、バトニング、シェービング。キャンプで使う3つのナイフワークは、いかがだったでしょうか? ナイフの安全な使い方と、この基本を押さえれば、ナイフワークの幅がグッと広がりますよ。

刃物は正当な理由なく携帯することは、銃刀法や軽犯罪法で禁止されています

(文・写真/RYU

RYU/横浜元町ミリタリーキャンパー

RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」

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