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コンパクトだけどパワフル!「Zenfone 8」はとにかく使いやすかった!

&GP / 2021年8月19日 8時0分

コンパクトだけどパワフル!「Zenfone 8」はとにかく使いやすかった!

コンパクトだけどパワフル!「Zenfone 8」はとにかく使いやすかった!

ASUS JAPANが、最新スマートフォン「Zenfone 8」シリーズの日本発売を発表しました。5.9インチ画面のコンパクトな「Zenfone 8」と、6.67インチの大画面と180度に回転するトリプルカメラを備える「Zenfone 8 Flip」の2モデルで、いずれも8月20日に発売されます。

▲左がZenfone 8で、右がZenfone 8 Flip

パッと見では、Zenfone 8が手頃な普及モデルで、Zenfone 8 Flipがハイエンドの上位モデルいう印象を持つかもしれませんが、違うんです。どちらも最高峰のプロセッサー「Snapdragon 888」を搭載するハイスペックな5G対応モデルなんです。

コンパクトなZenfoneは、シリーズ初のおサイフケータイと防水・防塵に対応していることもセールスポイント。ちなみに、従来は「ZenFone」と表記されたブランドが、本機から「Zenfone」に変わりました。ASUSの本気が感じられる2モデルにいち早く触れることができたので、ファーストインプレッションを交えながら紹介しましょう。

 

■ボディは小さく、パワーは大きく進化した「Zenfone 8」

5.9インチの有機ELディスプレイを搭載するZenfoneの最大の利点は、片手で操作しやすいこと。横幅が約68.5mmに抑えられていることに加えて、画面の下の方を軽くスワイプすると、画面表示を引き下げることもできます。

▲5.9インチ(2400×1080ドット)の有機ELディスプレイを搭載。サイズは約148×68.5×8.9mmで、重さは約169g。片手で楽に持てる

▲画面の下中央をなぞって、画面表示を引き下げられる「片手モード」も搭載。クイック設定パネルを操作したい時に便利

ディスプレイには指紋センサーも搭載。ちなみに、インカメラによる画面認証にも対応しており、顔認証のほうがスピーディにロック解除できました。マスクを着けなくていい状況では、顔認証を用いたほうが良さそうです。

▲画面内指紋センサーは親指を当てやすく使いやすい。指紋の登録には多少時間がかかるが、認証はスピーディー

右側面に音量キーと「スマートキー」を搭載。スマートキーは電源や画面をオン・オフする操作に加えて、2回押しや長押しで任意のアプリを起動させるなどのショートカットを設定できます。

▲右側面に音量キーとスマートキー(電源キー)を搭載

▲スマートキーに割り当てる機能は変更可能

上部には3.5mm穴のイヤホンジャックを備え、下部にはUSB Type-Cポートを搭載。内蔵スピーカーは上下に搭載し、厚みのあるステレオサウンドを楽しめます。

▲イヤホンジャックがあるので、有線イヤホンを使いたい人には便利

▲底部にはSIMスロットとUSBポート

▲SIMスロットは両面に1枚ずつnanoSIMを装着でき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。なお、microSDカードは使えない

背面のメインカメラは、広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)の2眼構成。AIによるシーン検出に対応し、「夜景」モードや「ドキュメント」モードも備えています。なお、AIのオン・オフは、カメラアプリの「設定」画面で行う必要があるので、ちょっと手間。しかし、AIをオンにしても比較的ナチュラルな色で写るので、常時オンにしておいてよさそうです。

▲超広角で撮影

▲広角で撮影

▲室内でスイーツを撮影。見たままに近い鮮やかな色で写った

▲「夜景」モードで撮影。手持ちでもブレのないシャープな画質で撮れる

▲「ドキュメント」モードは、自動で歪みを補正して文書だけを撮影でき、PDFにも変換できるのが便利

OSはAndroid 11で、CPUはSnapdragon 888。メモリ(RAM)は8GBまたは16GBから選べます。筆者が使ったのは16GBモデルですが、軽めのタッチ操作にもキビキビと反応してくれて、非常に小気味よい操作感でした。

▲「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果、現行機種ではトップクラスのスコアを記録

4000mAhのバッテリーを内蔵し、電池は余裕で2日以上持つ印象。フルに充電してから「Netflix」で2時間の映画を再生したところ14%しか減らなかったので、残量を気にせずに動画やゲームなども楽しめそうです。

▲一般的な省電力モードのほかに、電池の寿命を長くする「バッテリーケア」という機能も備えている

メモリとストレージの容量が異なる3モデルが用意されていて、それぞれ3色のカラバリから選べます。

▲カラーはムーンライトホワイト、ホライゾンシルバー、オブシディアンブラックの3色。価格は、8GB RAM + 128GB ROMモデルが7万9800円、8GB RAM + 256GB ROMモデルが9万2800円、16GB RAM + 256GB ROMモデルが10万8800円

 

■強度を高め、新たな撮影モードを追加した「Zenfone 8 Flip」

「ZenFone 6」「ZenFone 7」に引き続き、フリップカメラを搭載するZenfone 8 Flipも発売されます。

ハードウェアのスペックは前モデルのZenFone 7に近く、ディスプレイは6.67インチ(2400×1080ドット)の有機ELで、カメラは広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素/光学3倍)という構成。

▲6.67インチの大画面ディスプレイにはノッチさえなく、写真や動画の一部が欠けることなく表示できる。サイズは約165×77.2×9.6mmで、重さは約230g

▲180度に回転するトリプルカメラを搭載

フリップカメラのヒンジに搭載された「ステッピングモーター」の耐久性は前モデルから50%向上。30万回開閉させるテストをクリアしているので、毎日150回開閉させたとしても5年間使い続けられる計算です。

▲フリップカメラの強度が大幅に向上

前モデルからの進化は、プロセッサーがSnapdragon 865から最新のSnapdragon 888に代わり、5Gに対応したこと。ZenFone 7ではサイドボタンに搭載されていた指紋センサーが画面内認証に変わったことなど。全体的な使用感は前モデルに近いので、ZenFone 7のユーザーの買い替えメリットは少なそうです。

フリップカメラの好みのアングルを保存したり、カメラが自動で回転してパノラマな写真が撮れるなど、この機種ならでは便利機能は継承。さらに、新しい機能として、カメラを自身に向けてビデオを撮影する際に「商品レビューモード」を選択できるようになっています。撮影者が商品を手にしているのを認識して、商品に優先してピントが合うモードです。実際に試してみると、スピーディーにピントが切り替わり、レビュー動画を撮る人には役立つかもしれません。

▲画面の右の「1」「2」「3」のアイコンに、好みの角度を登録できる

▲カメラが自動に回転して撮った写真を合成する「オートパノラマ」は、迫力のある写真が撮れて楽しい

なお、Zenfone 8 Flipは、防水・防塵とおサイフケータイには非対応。イヤホンジャックもありません。ただし、トリプルスロットを搭載し、2枚のnanoSIMに加えてmicroSDも装着できることはFlipだけの利点です。

▲2枚のSIMとmicroSDを同時に使えるトリプルスロットを搭載

▲専用のスマホケースを同梱。フリップカメラを誤作動させないためのストッパーも付いている

カラバリは2色で、ストレージ容量が異なる2モデルから選べます。

▲カラーはグレイシアシルバーとギャラクティックブラックの2色から選べる。8GB RAM +128GB ROMモデルが8万6800円で、8GB RAM +256GB ROMモデルは9万8800円

Zenfone 8シリーズの価格は、SIMフリースマホの中では高めですが、ハイスペックの5Gスマホの中では低め。スペックには妥協できないが、なるべく安く買いたいという人には絶好の選択肢となりそうです。3大キャリアの5G(sub6)に対応し、楽天モバイルの5Gにも対応する見通しとのことなので、今年始まった各社の新しいプランで利用する端末としても検討する価値がありそうです。

>> ASUS「Zenfone」

 

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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