トノー型だけどクロノにシースルーにコーデュラストラップなんて個性的！

腕時計をケースの形で比べたとき、ラウンド型やスクエア型と比べてかなり個性の強い印象に映るのがトノー型（樽型）。どちらかといえばクラシックでエレガントなイメージの強いフォルムですが、イタリアメイドにこだわる時計ブランド「LOCMAN（ロックマン）」の新作「SPORT VISION（スポーツビジョン）」（5万2800円）はそんなトノー型のなかでもかなり異色な存在かもしれません。

ボリュームのあるアルミニウムケースに高性能クオーツクロノグラフのムーブメントを搭載、さらにその動きを文字盤からもケースバックからも覗かせる、唯一無二のタイムピースを紹介します。

この「SPORT VISION」のベースとなっているのは、21世紀の始まりにローンチした「スポーツトノー」。ドーム型風防を備えたトノー型ケースにカラーストラップをあわせたキャッチーなスタイルは、エルトン・ジョンやマドンナなど当時のポップアイコンたちからも熱い支持を集めたといいます。2020年にはその斬新なデザインコンセプトを保ちながら、ケースデザインとグラフィックを一新した「スポーツアニバーサリー」として復活し、新たな話題を呼んでいます。

今回登場した新バージョンでは、ダイヤルの一部をシースルーとしてムーブメントの一部を表に見せることで、サブダイヤルの存在がより際立ったものに。インデックスのアラビア数字と秒表示にストラップと同系の蛍光色がプラスされたことで、いっそうポップでスポーティなデザインになっています。

カラーバリエーションとしてブラック、ブルー、グリーン、オレンジ、レッドの5種類をラインナップ。ストラップには耐久性と撥水性に優れたコーデュラ素材を採用、裏地にはカーフレザーを用いているので肌当たりもやわらかです。クラシカルな意匠をベースにイタリアらしい洒脱な遊び心をふんだんに盛り込んだ1本です。

>> LOCMAN「SPORT VISION」

＜文／&GP＞

 

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