ネット動画も気軽に楽しめる最新プロジェクター7選【趣味時間最強ベストギア】
&GP / 2021年9月12日 20時0分
ネット動画も気軽に楽しめる最新プロジェクター7選【趣味時間最強ベストギア】
【趣味時間最強ベストギア】
かつてイエナカにおいては、本格的なシアタールームなどでしかお目にかかれなかったプロジェクター。しかし、ネット接続機能によって映像配信サービスを気軽に楽しめるようになった最新モデルは、大画面ならではの迫力ある映像を、誰もが気軽に堪能できるようになった。そんな最新プロジェクターの魅力を、音と映像のプロが解説する。
* * *
ひと昔前までは、ホームシアターセットを組んでいる家庭などでしかお目にかかれなかったプロジェクター。それがここへ来て、身近な存在となり始めた。その要因について、折原さんはこう分析する。
「Wi-Fiなどのネット接続機能を搭載するモデルが増えたこと。また、YouTubeやNetflixといったオンラインでのコンテンツ配信サービスが充実したこと。このふたつが今のプロジェクター人気を後押ししています」
そうした中、プロジェクター自体のコンセプトにも変化が見られると、折原さんは続ける。
「かつてはひたすら高画質を追求したストイックなモデルが多かったですね。でも最新機種はネットコンテンツにフォーカスしていることもあり、画質が4K対応ではなかったり、スクリーンではなく自宅の白い壁に映し出すことを想定したりと、カジュアル仕様も増えています」
もちろん、4K対応の高画質機も充実。今や最新プロジェクターは、好みや用途に合わせて選べる映像ハードとなっている。
オーディオ・ビジュアルライター
折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などでトレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務めている
1. インテリアに調和するスタイリッシュな意匠も魅力
エプソン
「dreamio EH-LS500B/W」(実勢価格:32万円前後)
広い壁があれば、超大画面を投射できるオールインワン機。画質・音質も完成されたハイクオリティモデルです。(折原さん)
レーザー光源採用の超短焦点プロジェクター。壁前に置けば最大130インチの4K相当高画質を楽しめる。同社製メディアストリーミング端末を同梱し、2基の10Wスピーカーを内蔵するため、Wi-Fi環境があればこれ1台でコンテンツを観られる。
2. 画質劣化の少ない光学シフトで6畳空間でも大画面投写が可能
エプソン
「dreamio EH-TW7100」(実勢価格:21万円前後)
エプソン自社開発の液晶デバイスが明るく鮮明な大画面を表示。市販のメディアストリーミング端末を挿せば動画配信サービスも楽しめます。(折原さん)
コントラスト比10万:1、明るさ3000ルーメンというハイスペックを誇り、リビングで気軽に大画面の4K高画質を楽しめる。Bluetooth対応オーディオとの簡単接続や、ゲームなど動きの速いコンテンツへの対応など、便利機能も充実。
3. 天井の引掛シーリングに工事なしで簡単取り付け
popIn
「popIn Aladdin 2」(9万9800円)
天井固定方式やチューナーとの連携によるテレビ番組対応など、プロジェクターの新しい姿を開拓した意欲作ですね。(折原さん)
シーリングライトに高性能プロジェクターと高音質スピーカーを内蔵。プロジェクターには専用の短焦点レンズを搭載し、ライトの調光・調色を1万通りから選べる。放送用チューナーとワイヤレスで連携すればテレビ番組も視聴可能だ。
▲睡眠導入をサポートする「Aladdin Timer」やヨガ教室体験ができる「おうちヨガ」など、独自コンテンツも収録
4.映像は明るくて見やすく音はDolby Audioなどに対応
XGIMI
「XGIMI HORIZON Pro」(17万6880円)
早くからWi-Fi対応機を手掛けていた同社の上級機。4Kならではの高画質と、内蔵スピーカーの音の良さが魅力です。(折原さん)
4K専用の高解析レンズを搭載し、各種コンテンツをワンランク上の高画質で楽しめるリアル4K対応機。2200ルーメンと明るいため、昼間の使用も可能だ。2基のハーマンカードン製8Wスピーカーによる迫力あるサウンドも魅力的。
▲天井へ投影したり天井からつり下げて照射したりと使い方は自在。天井をプラネタリウムに変身させることも可能だ
5. モバイル仕様としては上級の1080pフルHD画質が魅力
Nebula by Anker
「Vega Portable」(7万9990円)
バッテリーを内蔵したWi-Fi対応のポータブル機。そのため、家中どこでも気軽にネットワークコンテンツを楽しめるのが魅力です。(折原さん)
HDR10に対応し、躍動的かつ鮮やかな表現を実現。再現が難しい黒も深みと濃さをダイナミックに映し出す。垂直方向は自動、水平方向は手動での台形補正機能を搭載している。オートフォーカス機能などで各種調整も簡単だ。
▲スマホ画面のミラーリング投影にも対応。Android TV 9.0の搭載で、YouTubeを始めとする多彩なアプリを楽しめる
6. 安全設計で光源に近づくと投影を一時的に停止
Nebula by Anker
「Astro」(2万9990円)
480pのSD画質で明るさも100ルーメンですが、アンダー3万円とガジェット感覚で買えるコスパの高さは魅力です。(折原さん)
Android 7.1搭載で、Wi-Fiにつなぐだけで多彩なオンラインコンテンツを楽しめるポータブル機。天井や壁など好きな場所に、最⼤100インチの⼤画⾯を映し出す。付属のリチウムイオン電池は約2.5時間の連続再⽣に対応する。
7. ゲームやスポーツ観戦に有効な優れた応答速度
BenQ
「TK700STi」(実勢価格:20万円前後)
“ゲーミングプロジェクター”のコンセプト通り、16.7msの低入力遅延を実現するほか、3つのゲームモードを搭載しています。(折原さん)
“4K UHD”による830万画素の4K解像度を実現。輝度は3000ルーメンと明るいため昼間でも十分楽しめる。約2m離れた場所から100インチ以上の大画面を映し出す短焦点設計で、狭い部屋でも迫力ある大画面を投影。Android TVの搭載で、多彩なコンテンツをすぐに視聴できる。
※2021年9月6日発売「GoodsPress」10月号26-27ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/アップ・ヴィレッジ>
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