遮蔽板付きがうれしい「FORE WINDS」の折りたたみ式カセットガスこんろ
&GP / 2021年9月18日 19時0分
![遮蔽板付きがうれしい「FORE WINDS」の折りたたみ式カセットガスこんろ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_399481_0-small.jpg)
遮蔽板付きがうれしい「FORE WINDS」の折りたたみ式カセットガスこんろ
【アウトドア銘品図鑑】
カセットこんろといえば岩谷産業。卓上で気軽に料理ができるため、多くの店舗、家庭で使われています。
近年は、風や気温の影響を受けやすい屋外でも頼りになる屋内・屋外兼用のカセットこんろを積極的にリリースしており、キャンパーからの支持も爆上がり中です。
そんな背景もあってでしょうか。岩谷産業では1995年より展開しているアウトドアブランド「FORE WINDS」のロゴとコンセプトを刷新。
従来のカセットガスジュニアコンパクトバーナーやカセットガスジュニアランタンよりも軽くなった「MICRO CAMP STOVE」と「MICRO CAMP LANTERN」、マーベラスⅡを新デザインにアップデートした「LUXE CAMP STOVE」など、長年培ってきた技術力に今どきデザインを手に入れた製品がラインナップしています。
なかでも注目は折りたたみ式カセットこんろ「FOLDING CAMP STOVE」(1万6500円)でしょう。
市場にはすでに小さくたためるカセットガスこんろが登場していますが、「FOLDING CAMP STOVE」は鏡面ステンレスが美しい、汁受け皿を兼ねた遮熱版付きで、テーブルへのダメージを極力抑える親切設計です。
■バーナーユニットを引き出してあっという間に展開
「FOLDING CAMP STOVE」は、普段はボトル状になって立てて収納できます。燃料となるカセットガスよりもひと回り大きな11.1×28.5×11.4cm。さっそく展開していきましょう。
ケースの一面に脚が付いているので、脚を下にして台に置きます。脚部分には二つ折りになった遮熱板が収まっているので、これも取り出しておきましょう。
本体を開くとこんな感じです。炎が出るバーナーユニットもつまみ部分も中に収納されています。
バーナーユニットをケースの外側に引き出して脚を広げます。
収納時にはよくわかりませんでしたが、バーナーユニットはつまみ部分と同じプレートでつながっているので、バーナーユニットを90度引き出すだけでつまみ部分が正しい位置にセットされますよ。
3本の脚は広げるだけでは宙に浮いているので、下にある支持脚をおろします。五徳も持ち上げてセットします。
脚は3本ですが五徳は4つ。バーナーユニットと本体をつなぐプレートにも付いているのでクッカーを確実に支えてくれますね。それに刻みがちゃんと入っているのも頼もしく感じます。
遮熱板を載せます。よく見ると遮熱板の穴は、着火のための電極と干渉しない形になっているので向きに注意しましょう。
カセットガスを装着。刻みにあわせてセットすれば、マグネットの力でカチッと確実に装着できます。このあたりはほかのカセットガスこんろと同じです。
装着するのはFORE WINDSブランドのカセットガスのほか、イワタニカセットガス、イワタニカセットガスパワーゴールドです。ケース内にあるので気づきにくいのですが、FORE WINDSブランドのカセットガスもシンプルで素敵なデザインに進化しています。
完成です。31.7×28.8×H12cmで、重量は約1.6kg。岩谷産業のカセットフーシリーズよりもコンパクトで、折りたたみ式のライバルとほぼ同サイズです。
カセットガスを入れるケース部分が平らになっています。狭いテーブルならトングや取り箸を置けそうですが、その下はカセットガスが入っているので熱い皿などを乗せるのはご法度。スキレットのハンドルにも注意したいところです。
■斜めに伸びる炎が優秀
カセットこんろは外炎式が主流ですが、「FOLDING CAMP STOVE」の炎の出口は少々異なります。
最大発熱量は2.2kW(1900kcal/h)。
アウトドア用こんろに採用されている多孔式バーナーではなく、インドアとアウトドアの両方での使用を意識した製品だとわかります。
カセットこんろのスタンダードである外炎式とは少々異なり、「FOLDING CAMP STOVE」では炎が出る穴が細長く、斜めに並んでいます。斜めになることで炎が大きく、たくさん並んでいてより効率よく湯沸かしができそう。それに鍋底を中心からフチのほうまで広くカバーしてくれます。
スペック上のハイカロリーよりも実用的なバランスのよい炎を選んだと言えそうです。
載せられる鍋の大きさはφ24cm。
キャンパー人気の高い木製天板は、缶の結露によるシミ、熱による変色に気をつけなくてはなりませんが、「FOLDING CAMP STOVE」は遮熱板が付いているので鍋底からの輻射熱を抑えて、吹きこぼれた汁や油をある程度受け止めるため、テーブルを汚す不安を軽減しています。これはライバルたちにはない特性です。
遮熱板の範囲内であれば、ミニ鉄板(溶岩プレートは除く)やスキレットを使えるのもいいですね。
五徳は4本で安定していますが、残念ながらシェラカップは落ちてしまいます。ギリギリ五徳に載るのはロッキーカップなので、ソロ用クッカーであれば問題なく載せられるでしょう。
* * *
ほかの火器同様、テントの中や車内など狭い場所では使用禁止ですが、安全装置付きなのでコテージや自宅での鍋料理、ベランダでのコーヒータイムなどいろいろなシーンで活躍します。耐熱シートを追加で用意しなくてもよく、手軽に扱えます。それに室内利用OKで小さく収納できるため防災アイテムとしても優秀ですね。
>> FORE WINDS「FOLDING CAMP STOVE」
<取材・文/大森弘恵>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
【関連記事】
◆小さくて上質。カセットコンロの新しいカタチ
◆ガス釜で炊いたごはんの美味しさをカセットガスで実現!
◆火鉢型カセットコンロ「ヒバリン」にロゴスとのコラボモデルが登場
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
今売れている「アウトドアテーブル」おすすめ&ランキング キャンプの食事やお茶タイムに活躍!【2024年7月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年7月12日 17時30分
-
【募集予定】日本初登録!コンロの新次元!?超コンパクトでCB缶とOD缶使用可能!携帯自在、折りたたみ式のアウトドア用2バーナーカセットコンロが7月12日にCAMPFIREでクラファン開始予定!
PR TIMES / 2024年7月5日 18時45分
-
卓上こんろでも妥協ナシ! 鉄鋳物のステーキ鉄板でワンランク上の焼き上がりに
&GP / 2024年6月25日 19時0分
-
今売れている「カセットコンロ」おすすめ3選&ランキング アウトドアでも使いやすい製品が人気【2024年6月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年6月21日 20時37分
-
分厚いステーキ肉が美味しく焼ける!イワタニカセットフー専用アクセサリーシリーズから「ステーキ鉄板プレート」を新発売
PR TIMES / 2024年6月17日 17時45分
ランキング
-
1実は「ポイ捨て」しまくっていたキャベツの栄養 科学で解明「芯はおいしくない」と思うなかれ
東洋経済オンライン / 2024年7月15日 15時0分
-
2「子どもは無料」で簡単につられる大人たちの盲点 企業側の仕掛けには「わかったうえで」乗りたい
東洋経済オンライン / 2024年7月16日 9時0分
-
3カップみそに入ってる「白い紙」は捨てる?捨てない? 気になるギモンをメーカーが解説!…正解は?
まいどなニュース / 2024年7月16日 14時35分
-
4「これは奇跡...」破格の1人前"550円"寿司ランチ。もうこれ毎日通いたい美味しさ...。《編集部レポ》
東京バーゲンマニア / 2024年7月16日 7時2分
-
5“新しい働き方”として定着すると思いきや…コロナ禍を経た今になって、強硬な「リモートワーク廃止論」を示す企業が現れた理由
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月16日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)