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激安アルミ鍋はソロキャンプの手抜き料理にちょうど良くて雰囲気抜群でした

&GP / 2021年9月26日 21時0分

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激安アルミ鍋はソロキャンプの手抜き料理にちょうど良くて雰囲気抜群でした

いよいよキャンプが気持ちいいシーズンになってきました。今年はバイクのソロキャンプを復活させたいと思い、何を持っていくかを妄想していたのですが、悩んだのがクッカー。

大人数のキャンプではそこそこ料理を作りますが、ソロキャンプの時は作るのが面倒で、いつもキャンプ場の近くで買った食材を温めるか、焼くか、炙るだけ。とはいえ、自然の中で料理をしている雰囲気は味わいたいし、これからの寒いシーズンは温かいものを食べたいから、クッカーは必要。

で、手持ちのクッカーで使っているシーンを思い返したのですが、蓋部分の浅いフライパンはだいたいお皿代わりだし、深い鍋はラーメン作りか温めぐらい。フト「手元にあるクッカーは適切なんだろうか?」と思ったわけです。

そんな時に目にしたのが、前川金属工業所の宝こづち印「寄せ鍋(17cm)」。そう旅館で出てくるような、アルマイト加工が施されたあのアルミ鍋です。

「これがあったか!」と思い、ECサイトを見てみるとなんと391円と激安! その分、アルミはペラペラですぐ凹むし、特にアウトドア用ではないし、ちゃんとしたアウトドア用のクッカーと比べるまでもありません。

でもキャンプ場近くのスーパーで買った食材をちょっと温めるとか、ラーメンを作るなら問題なし。薄くて軽いから、運びやすいのもメリットです。

そんな鍋でズボラ飯を作ったのですが、思いのほかいろいろ作れて嬉しくなりました!

■ソロキャンプの時にする料理といえば…

もともとバイクで各地を回っていた頃に、キャンプを始めたので、圧倒的にソロキャンプの道具が多いのですが、持っていく時に悩むのがクッカー(調理道具含む)です。

▲左上から、ヨコザワテッパン、YOKA「YOKA GRIDDLE」、飯ごう、ホットン「ビリー缶」、snow peak「パーソナルクッカー」、ダッチオーブン、トランギア「メスティン」、4W1H「ホットサンドソロ」、snow peak「コロダッチ」3種。いろいろと使ってはいますが…

昔は1種類しか持っていなかったので選択肢がなかったのですが、あれから30年。道具が増え、その分、悩みもつきません。逆に言えば、コレさえあれば! というクッカーに出合ってないということかもしれません。

料理自体は好きなので、人の料理やレシピ本を見ると感化され「作ってみたい!」と思うんですけど、結局、1人の時はまったりが勝っちゃうんですよね。

だから、ソロで行く時はだいたい、缶詰を温めたり、冷凍の焼き鳥を焼いたり、飲みながら作れる簡単な手抜き料理だけです笑

■手抜き料理でも雰囲気抜群!

購入した鍋で、早速手抜き料理を作ってみましたが、想像以上にいい感じ。使ってわかったメリットが5つあります。

1つめは、鍋底が広いのでシングルバーナーの五徳にしっかり乗り、熱伝導率が高く薄いのですぐに温まる。2つめは、低く安定感があり調理がしやすい。3つめは、サッと洗えて簡単に汚れを拭き取れる。4つめは、鍋の角度のせいか、汁物が飲みやすい(ただしハンドルが熱くなるので、グローブは必須)。5つめは、そのまんまですが見た目が鍋料理に合う。クッカーで同じものを作っても、コレジャナイ感がありますが、これで作ると、抜群に雰囲気が出ます。

逆にデメリットは、なんせアルミが薄くペラペラですぐ凹む点と、見た目。蓋の取っ手にプラスチックが使われているので、無骨感というよりもチープ感があります。いずれも個人的には気になりませんが、気にする人はやめておいた方がいいかもしれません。

■キャンプに欠かせない「袋ラーメン」

鍋料理ではないですが、まずはキャンプに欠かせない袋のラーメンを作ってみました。野外で食べると、袋のラーメンでも美味しさが全然違うんですよね。

鍋の容量が0.7Lと、ラーメンを作るのにぴったりサイズ。袋のラーメンの水量はだいたい500mlですが、ペットボトルがなければ、蓋の線より約1cmほど下(小指の第一関節の中ほどまで。指の長さは人によって違うので、あらかじめ計っておくといいでしょう)で、ザクっと500mlです。

■買ってきて入れるだけの「おでん」

超簡単なのが、スーパーによくある、おでん種とスープが入ったおでんセット。鍋に種を並べ、スープを入れて、蓋をして温めるだけ。これならナイフもまな板も要りません。

カラシ好きは、カラシを持参してください。

■豆腐とネギを切って入れる「湯豆腐」

湯豆腐も簡単です。水に一片の昆布を入れ、切った豆腐を入れて静かに煮るだけ。今回は長ネギを入れましたが、春菊とかシイタケとか好みに合わせて好きなものを入れればOK。ただし、タラも白菜も…と追加すればするほど、手抜き鍋から離れていきますので、ご注意を。

醤油やポン酢、昆布を入れる場合は昆布を持参する必要があります。

もちろん普通のクッカーでも作れますが、気分が違います!

■冷凍の餃子とキャベツで作る「餃子鍋」

昔からよく作っていた餃子鍋も簡単鍋のひとつ。今回はオリンピックでも大評判になった冷凍の餃子にキャベツのコンビ。キャベツを数枚持参すればいいですし、スーパーで1人分にちょうどいい野菜があればそれを入れるだけで完成です。油揚げを入れてもいいでしょう。

自宅で、味噌と顆粒のだしの素を混ぜてゴルフボールくらいに丸めてラップに包んだものを作って、それを持っていけばすぐできます。

味噌仕立てで、好みで七味を振るとポカポカ暖かくなります。

■温めるだけ「パックのご飯」と「レトルトカレー」

アウトドアで食べるカレーも美味しいものです。飯ごうやメスティンでご飯を炊いてもいいのですが、1人の場合はパックのご飯とレトルトカレーで済ませます。

水を蓋の線よりちょい多めにすると浮かぶので、鍋に当たることもありません。ただし、沸騰させると噴きこぼれるので、プクプクと泡が立つくらいでキープ。

両方温めたら、鍋に入れていただきます。ちょうどいいサイズなのですが、鍋底を傷つけてアルマイトが損傷しないよう、金属製のスプーンは使わない方がいいかもしれません。

■自分史上最高のクッカーセット完成

手抜きとはいえ、思いのほか料理を作るのが楽しかったのですが、意外な発見が収納です。一緒に購入した、前川金属工業所にアルミの小皿12cmと14cmがちょうど中に収まるので、試しに家にあった網とグリルを載せたらなんとぴったり!

オリジナルのクッカーセットを作りました。これだけあれば、焼きも炙りも可能です!

▲左から鍋、12cm小皿、14cm小皿、ユニフレーム「ミニロースター」の網とメッシュの下網、Stay smile「カーボングリルプレート小」

できるだけ料理をしたくないとはいえ、一緒に持っていけるので、料理の幅が広がるのであれば便利。

どんなことができるのかというと。

焼き網を使えば、魚介を焼いたり、エイヒレを焼いたり、つまみだけでなく、食パンを焼くことも可能。

ホットサンドは作れないけど、朝はパンとコーヒー派なので重宝します。

炎を通さず熱に変換するバーナーパッド(メッシュの下網)を使えば、満べんなく熱が広がるので、温め料理にも使えますし、底面が小さくて五徳の上だと安定感の悪いコーヒーポットも火にかけられます。

そしてカーボングリルプレートを使えば、ステーキだって美味しく焼けます。

ということで、温める、焼く、炙る、煮るを網羅した、自分史上最高に使えるクッカーセットの完成! これで手抜き料理のバリエーションも広がりそうです。もちろんこの鍋、家でちゃんとした鍋料理を作る時にもピッタリですよ。

>>前川金属工業所

<文/澤村尚徳(&GP)>

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