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ビクトリノックスの名作時計「I.N.O.X.」を自分好みの“釣り仕様”で作ってみた

&GP / 2021年10月3日 21時0分

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ビクトリノックスの名作時計「I.N.O.X.」を自分好みの“釣り仕様”で作ってみた

世に数多ある腕時計は物色し始めるとキリがなく、好みに完璧にマッチする「これ!」というものが、なかなか見つからないこともあります。よく「ベゼルのデザインは好きなんだけど、ダイヤルカラーがなあ…」といった、腕時計の一長一短にヤキモキしながらネットサーフィンをしています。仕事中に……。いや、仕事だし(笑)。

まあ逆に、その悩みこそが時計選び最大の楽しみでもありますが、このセレクト体験そのものを楽しんじゃおう、というのが近年流行している「オーダーメイドウォッチ」サービスです。ケース、ダイヤル、バンドなどを自分で選び、組み上げてもらうので、オンリーワンな時計が出来上がるという寸法。

誰とも被りたくないロックンロールなハートを持った人や、自分の気持ちを込めたオリジナルウォッチをプレゼントしたいなど、人気の理由はよくわかります。で、そんなオーダーメイドウォッチシーンに新たに参入するのが、マルチツールからトラベルギアまで手掛けるスイスの老舗メーカー・ビクトリノックス。しかもベースとなるのは、とんでもない耐久性を誇ることで有名な「I.N.O.X.」。

これは試してみたいぞ!というわけで実際に、ビクトリノックス銀座店へお邪魔してきました。

■1万5000通り以上の組み合わせはコンセプトが大事!

▲ビクトリノックス銀座店

それぞれのライフスタイルに合わせて腕時計をパーソナライズできる「MY I.N.O.X.」という今回のサービスは、サイトではなく実際に店舗でのみ体験可能。さっそく、おしゃれな店内に入るとブースが目に飛び込んできました。

テーブルに置かれているのは「I.N.O.X.」のパーツ群。カラフルかつ多彩なダイヤルにバンドがたくさん並んでいます。これは胸がときめく。と、ここで応対してくれたのが、ビクトリノックス・ジャパンのリテール シニアスーパーバイザーの中田顕次さん。各店舗を統括するマネージャー的な立場であり、今回の「MY I.N.O.X.」についても指揮を執っているそうです。

▲リテール シニアスーパーバイザーの中田顕次さん

編集「どうも~。時計を作りにきました。すごく種類があって楽しそうですね。組み合わせは全部で1万5000通り以上と聞いたんですが」

中田「こんにちは。ぜひ楽しんでいってください。ケースの素材は3種類。文字盤は7色、ストラップは15種類、ケースに装着するバンパーは7色から選ぶことができます。さらにマルチツール『スパルタン』もセットになっていて、こちらも7色を用意しています」

編集「め、めちゃくちゃ豪華ですね…。そのターンテーブルみたいなやつで組み合わせを選ぶんですか?」

中田「その通りです。これを回すとケース、ダイヤル、ストラップを自由に組み換えられます。今回はどんな時計を作られる予定ですか?」

▲とりあえず回してみる…、だけでも楽しい(笑)

編集「ビクトリノックスのI.N.O.X.といえば高い堅牢性が有名ですよね。130の過酷なテストをクリアした時計でしたっけ」

中田「そうです! 10メートルの高さから落下させたり砂嵐にさらしたり、あるいは酸への耐性を試したり洗濯機に入れたり……。また、-51℃から71℃までの過酷な温度にも、12Gまでの遠心力にも耐えます」

編集「やり過ぎじゃないですか?(笑) とはいえ、これほど頼もしい腕時計ですから、個人的にはアクティビティにぴったりだと思うんですよね。最近はキャンプや釣りにハマっているので、そういうコンセプトで作ってみようかと思います」

中田「承知しました。では考えていきましょう!」

■悩み始めると止まらない!だって全部カッコいいし

とにかく軸となるカラーから決めないと種類が多すぎて、らちが明かないことに…。まずビクトリノックスといえばキーカラーはレッド。サンプルを装着してみると、なかなかビビッドな感じで悪くないなと。ラバーベルトとの愛称もよく、やはり人気カラーとのこと。

個人的にはカーキが大好きなので、ダイヤルもストラップも同色にしていきたいのですが、悩み始めると止まらない…。まずはケースから決めていくことにします。

▲左がチタン、真ん中がステンレス、右奥がカーボンケースになっている

編集「ステンレス(6万6000円)、チタン(8万3000円)、カーボン(9万9000円)とありますが、通常はみなさんどのように選ばれるんですか?」

中田「やはりビジネスでも使いたいという方はステンレス。軽さを求めるならチタンか、ハードな仕上げだとカーボンもありです。今回はアクティビティに向いたということなので、カーボンがいいかもしれませんね」

編集「そうですね、じゃあケースはカーボンで。釣りにも行くので濡れても気にならなそうだし。次はダイヤルですけど、どれもマット加工でカッコいいですね」

中田「はい、レッドやネイビーは定番として人気ですし、オレンジも珍しいので面白いでしょう。『MY I.N.O.X.』は秒針がすべてホワイトですから、合わせてみると上品さがあります」

編集「たしかに! どれも捨てがたいですけど、ハードなカーボンケースにあえてシンプルかつ上品なホワイトダイヤルはアリかも。じゃあ、そこに好きなカーキ系とビクトリノックスらしいパラコードを足して…と。いや~、でもやっぱりネイビーも捨て難いし、チタンケースも…」

中田「悩んじゃいますよね(笑)」

結局、小一時間悩みまくって決めたのは、カーボンケースにホワイトダイヤル、迷彩のパラコードストラップという組み合わせ。好きなカラーのカーキはケースバンパーとマルチツールに振り分けてみました。また、ここで別売りとしてストラップだけ替えバンドを購入するという手もあります。ステンレスケースにしておいて、オンはステンレスベルト、オフでラバーベルトに着せ替えみたいなイメージです。

▲選択できるのは、ケース、ダイヤル、ストラップ、バンパー、ナイフ、そして刻印のありなし

オーダー書に注文を書き込み、これで完了。ではなく、裏ぶたに刻印のサービスまであるとのこと。釣りウォッチとしてメモリアルにするため、「fishing takashi」と入れてみました。これで発注から約2~3週間後に到着するとのこと。ワクワクしながら店舗を後にしました。

*   *  *

そして数週間後……。到着すると、カッコいい専用ケースにすべてが収まっており、とても大満足。まさに自分のためだけの超絶タフな時計セットです。ムーブメントはクォーツ式で手入れ不要だから、休日用のヤンチャな時計としてぴったり。ガンガン使い込んで、いろいろなところに遊びに連れて行こうと思います。

「歴史あるスイス製のたしかな技術とスタイルをご自身の手で好きに作れる『MY I.N.O.X.』は、エントリーの方から誰でも楽しめるサービスになっています。今回のように釣り好き、アウトドア好き、という以外にも自分のライフスタイルに合ったコンセプトで素材やカラーリングを試しながら、ビクトリノックスの時計の素晴らしさを体感してみてください」と中田さんは言います。

現在、期間限定で常設である銀座店とグランフロント大阪店以外でも体験が可能とのこと。ライフスタイルが多様化している昨今、自分らしい腕時計を作って身につけられる、なかなか贅沢な体験型サービス。興味のある方は足を運んでみてはどうでしょうか。

>> MY I.N.O.X.

<取材・文/三宅 隆(&GP) 写真/下城英悟>

 

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