バックパックを背負って歩く!長距離トレッキング+キャンプに持っていく道具の選び方
&GP / 2021年10月15日 21時0分
![バックパックを背負って歩く!長距離トレッキング+キャンプに持っていく道具の選び方](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_404887_0-small.jpg)
バックパックを背負って歩く!長距離トレッキング+キャンプに持っていく道具の選び方
<不自由を自由にする野営スタイル>
「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。
前回、中山道を32kmトレッキングし、中山道から近いキャンプ場でキャンプをした記事を公開しました。
今回は、その時の装備について紹介します。キャンプだけの装備については以前書きましたが、キャンプだけを行う場合と、トレッキングや登山など、バックパックを背負って長距離を歩いてから行うキャンプでは装備が若干異なるため、見直しが必要です。
一番のポイントは重量。オートキャンプであれば重量も体積も関係ありません。バックパックキャンプでは、体積は小さい方がいいのですが、重さは担げればそこまでシビアにならなくてもいい部分があります。
しかし、長距離を歩いた後にキャンプをするとなると、歩くための装備とキャンプのための装備の両方を持っていく必要があります。
快適な居住空間を作ることと軽量化は相反する部分もありますが、なるべく快適で、軽量な装備、ということで、今回の装備を選定しました。
■最初にパッキングした装備の見直し
最近キャンプメインの装備が多かったので、今回はトレッキングを想定した装備を選択。以前は登山もやっており、久しぶりに軽量化のみを追求してパッキングしてみると約15.2kgでした。
一般的に登山のテント泊装備(1〜2泊)は15kgくらいが目安といわれてますが、とにかく長距離を歩くので限界まで軽くしたい! と思い、12.8kg(カメラ等撮影機材含む)まで減らしました。そこで、何をどう減らしたのかを紹介します。
カメラなどの撮影機材と、水は写真に含まれてませんが、それらを含めて総重量15.2kg。軽いと思っていましたが、意外と重かったのです。
自分の体力を過信しない私(笑)は、もっと減らしたい! と単純に思いました。キャンプ装備としては決して重い方ではないのですが、重量10kgを切るべく、装備の重量をすべて書き出しました。
そして、全装備をg単位で計測(すべて実測値)。違うギアで軽量化できないか、持っていかなくても大丈夫かを検討しました。
■装備を削減または代替えギアで軽量化
まず最初に行ったのは、一番重量がある泊まる際の装備の見直しでした。キャンプシーンを想定して、普段キャンプのみを行う場合には絶対に持っていくギアである、サーマレストマットを削りました。
このマット、普段キャンプでは寝る時のマットとしてではなく、椅子や、膝をついての作業の際にも使っているので、私にとってはなくてはならないアイテムなのですが、同じ機能を持つエアマットと重複するので、やむなく削減。また、ペグも長さを変更したことで、127gの軽量化に成功しました。
このようにすべてにおいて持っているギアで検討を重ね、サイズを変えたり、他のもので代用できるものは重さを測って軽い方選んだり、削減したりして、上の表のように変更をしました。
▲サーマレストマット、ガソリンバーナーなど、持っていくのをやめたギアたち
これにより、テント関連で662g、調理道具1353g、衣類・その他370gで合計2385gの軽量化に成功。15.2kgから12.8kgまで減らすことができました。たった2kgちょいなのですが、一歩一歩にその重量がかかると考えると、決して少なくない重さです。
今回、持って行って使わなかったものは、レインウエア上下(770g)、ザックのレインカバー(104g)、ペグ3本(171g)、蚊帳(135g)、靴下予備(76g)の合計1.25kg分でした。とはいえ、雨が降ったらレインカバーとレインウエアは必須ですし、ペグや蚊帳もキャンプ地の状況や天候によっては必要でしたし、靴下はトラブルがあったら、歩けなくなってしまいますので必要です。
そう考えると、これ以上軽量化するには、バックパックや、タープなど、重量があるものをより軽量にするしかありません。
今回は、食料は行動食しか持っていかず、現地で調達しましたので、その分軽く出来ました。あと水や酒類は、自分の飲む量をしっかりと把握しましょう。酒はともかく、水を500mlしか飲まないのに、2Lも携行すると、1.5kgも無駄に重いものを持って歩くことになります。
トレッキングする場所の水場や補給できるところもしっかりと把握しましょう。また、浄水器や煮沸用に使える(火にかけられる)ボトル等(今回はキャンティーン)があると、水を大量に持って行かなくてよくなります。
▲ウォーターバックと浄水器があれば、水の確保に困りません
今回は高い山に登る想定ではなかったし、登山のテン場のようにあまり広いスペースが確保できない状況は想定していなかったので、3×3mのタープを選択しましたが、登山であればこれを山岳用のテントに変更する必要があるかもしれません。
このようにまず、書き出す。そして、検証する。特に自分が行うアクティビティをしっかり想像することで「本当に必要なものなのか?」を考えて装備を選定すれば、皆さんもアウトドアマスターになれるでしょう! 私もまだまだですが!笑
>> 連載
(文・写真/RYU)
RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、不便さの中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしております。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
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◆撥水・防カビで張り方もアレンジ次第だからタープ入門にいい!
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