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iPadをBluetoothスピーカーで高音質化!5000円以下から2万円超まで人気9機種を聴き比べ

&GP / 2021年12月18日 21時0分

iPadをBluetoothスピーカーで高音質化!5000円以下から2万円超まで人気9機種を聴き比べ

iPadをBluetoothスピーカーで高音質化!5000円以下から2万円超まで人気9機種を聴き比べ

【iPadで始めるAV環境最強化計画】

iPadユーザーの多くが、YouTubeやNetflixやプライム・ビデオ、Apple TV+といった映像鑑賞や、Apple Musicなどのサブスク音楽配信を利用していると思います。でもそれらのエンタメサービス、もうちょっといい音で聴きたいと思うことありませんか?

アップル純正の選択肢であり高音質重視となると、すでに検証したAirPlay対応の「HomePods mini」がありますが、Wi-Fiなしで使えるシンプルさで選ぶならやっぱりBluetoothスピーカーです。Boseやソニーなど業界大手ブランドからも発売されていて、バッテリー内蔵でアウトドアにも持ち出し可能。

そこで、僕が購入した「11インチiPad Pro(第3世代)」(2021年モデル)をパワーアップできるBluetoothスピーカーは、どれくらい予算をかけるべきなのかを検証してみます。

価格帯を「5000円~1万円」「1万円台」「2万円オーバー」の3つに分けて、人気の9機種を集めてみました。各コースのなかでオススメ機種も選んでみます。

▲Bluetoothスピーカーは1台ずつ接続になるので切り替えて比較

音質チェックはクリスマス前にちなんでAppleTV+で配信中の『マライア・キャリー:今年もマジカルクリスマス』を中心に。

 

■「5000円~1万円」のベストバイモデルは?

5000円~1万円で用意したBluetoothスピーカーが以下の4機種。

・Anker「Soundcore Mini 3」(実勢価格:4440円)

・Anker(実勢価格:6660円)

・JBL「JBL GO 3」(実勢価格:5280円)

・Tribit「StormbBox Pro」(実勢価格:9999円)

▲左から「Soundcore Mini 3」「Soundcore 3」「StormbBox Pro」「JBL GO 3」

お手頃な5000円以下からスタートするこの価格帯。どの機種も内蔵スピーカーより音質アップを体感できました。

▲iPadと組み合わせると見た目にもコンパクトな3機種

Anker「Soundcore Mini 3」は、「11インチiPad Pro(第3世代)」内蔵スピーカーのナチュラル系で厚み重視のサウンドとは傾向が異なり、楽器の演奏までダイナミックなサウンドを部屋全体に広げて低音もリッチ。

画面下に横置きできるAnker「Soundcore 3」は、より繊細な音と低音も鳴らしますが、いい音で聴ける範囲が上下に狭いモデルです。

JBL「JBL GO 3」は見た目よりもいい音で聴ける範囲が広く、小型なので置き場調整もしやすいタイプ。低音も上手く厚みを出しています。

この3機種では、Anker「Soundcore Mini 3」が、良い意味で内蔵スピーカーからのパワーアップ感があってイチオシです。

▲実勢価格9999円とは思えないパワフルさが自慢のTribit「StormbBox Pro」

そして、Amazonで人気のTribit「StormbBox Pro」。実勢価格で9999円と先の3機種と比べて価格は少し上ですが、歌声まで肉厚で深みあるサウンド、リズムの刻みも的確だし、音の広がりも文句なしに広い。コスパは抜群ですね。

 

■「1万円台」のベストバイモデルは?

1万円台で用意したBluetoothスピーカーが以下の3機種。

・ソニー「SRS-XB23」(実勢価格:1万1880円)

・JBL「FLIP6」(実勢価格:1万2100円)

・JBL「CHARGE 5」(実勢価格:1万7000円)

▲左から「CHARGE 5」「FLIP6」「SRS-XB23」

激戦区の1万円台は、1万台前半のソニー「SRS-XB23」とJBL「FLIP6」、後半はJBL「CHARGE 5」が定番モデルですね。

▲サイズ感もちょうどいいソニー「SRS-XB23」とJBL「FLIP6」

ソニー「SRS-XB23」は、歌声と楽器がバランスの取れた音の広がりとして再現する、音楽リスニングの総合力を感じるサウンド。

JBL「FLIP6」は予想以上にいい音質の機種で、歌声のクリアさと音の広がり、アコースティックな楽器の再現、低音のリズム感まで絶品です。

▲ビッグサイズでパワフルなサウンドを実現するJBL「CHARGE 5」

ただ、これらを上回ったのがJBL「CHARGE 5」。音のクリアさや再現性は「FLIP6」そのままに、さらに余裕たっぷりで轟音のような重低音を鳴らしてくれるスピーカーです。iPadをスタンドに乗せて斜め上向きにして置くと、モノとしての存在感を主張しつつも上手くマッチします。

1万円台まで来ると、音質はどれを聴いても満足ですが、設置スペースと予算が許すなら、やはりJBL「CHARGE 5」がイチオシ。必要十分の上を行くパワフルなサウンドは、体験するとクセになりそうです。

 

■「2万円オーバー」のベストバイモデルは?

2万円オーバーで用意したBluetoothスピーカーが以下の2機種。

・BOSE「SoundLink Revolve II Bluetooth speaker」(実勢価格:2万7500円)

・SONOS「SONOS ROAM」(実勢価格:2万3800円)

▲左が「SONOS ROAM」、右が「SoundLink Revolve II Bluetooth speaker」

この価格帯はBOSE「SoundLink Mini II Special Edition」というロングセラーモデルがありますが、今回は発売の新しいBOSE「SoundLink Revolve II Bluetooth speaker」、そしてAirPlay対応のWi-FiスピーカーでもあるSONOS「SONOS ROAM」をチェックしました。

▲AirPlayにも対応するSONOS「SONOS ROAM」

SONOS「SONOS ROAM」は、まずそのコンパクトなサイズからは想像もつかないほど音のクリアさや空間の広がり、そして低音と、バランス重視のサウンド。横置きできてiPadと組み合わせやすく、見た目と音質のギャップもNo.1。

▲外見もお洒落なBOSE「SoundLink Revolve II Bluetooth speaker」

BOSE「SoundLink Revolve II Bluetooth speaker」は、見た目どおりにリッチで、空間を満たすような音の広がりが。若干低音寄りのバランスですが気持ちよく音楽を聞かせてくれます。

サウンドとしては、どちらも十分すぎるほど合格点な2機種。音質の差よりも、BOSEはブランドやデザイン、SONOSはWi-Fi内蔵でAirPlayも使える機能性で選ぶと良さそうですね。

>> 【iPadで始めるAV環境最強化計画】

 

<取材・文/折原一也

折原一也|1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年によりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員/ライフスタイル分科会副座長

 

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