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汚れたエアコンを100均グッズで掃除してみた

&GP / 2016年6月26日 11時0分

汚れたエアコンを100均グッズで掃除してみた

汚れたエアコンを100均グッズで掃除してみた

最後にエアコンを掃除したのはいつでしょう? わが家のエアコンは2年前に購入したもの。「2年分のカビやホコリを溜め込んで、それらを風とともに吹き出している……」と考えたら、いてもたってもいられなくなり、夏が来る前にエアコンを掃除することを決意しました。

ネットで調べたところ、プロの業者に頼むとエアコン掃除が9000〜1万2000円程度。自動お掃除機能付きエアコンだと、1万5000〜2万3000円と高額です。まずは自分で、できる範囲をやってみよう。そう思ってクリーニングを試してみました。

100均で道具をそろえてみた!

バケツ、45Lゴミ袋、ぞうきん、スプレー(ペットボトルに装着するもの)、エアコン洗浄スプレー、仮止めテープ、マスカーフィルム、お掃除棒の計8点。しめて864円! バケツ、45Lゴミ袋、ぞうきん、スプレー(ペットボトルに装着するもの)、エアコン洗浄スプレー×2、仮止めテープ、マスカーフィルム、お掃除棒の計9点。しめて972円!

 

掃除にあまりお金をかけたくないので、100均を活用しました。驚いたのは、エアコン洗浄スプレーが100均で売っていたこと(ダイソーで購入)。薬局やホームセンターで見かけるエアコン洗浄スプレーが400〜500mlなのに対し、こちらは1本200mlと小さめサイズ。2本購入しました。

薬局で売られている一般的なスプレーと同じく、成分は界面活性剤、安定化剤、香料と書いてある。中性洗剤 薬局で売られている一般的なスプレーと同じく、成分は中世の界面活性剤、安定化剤、香料と書いてある

 

 

まずはエアコンまわりを養生しよう

壁や天井、家具などが汚れないよう、エアコンまわりをカバーします。床にもビニールを敷いて、その上にさらに新聞紙を敷きました。この時、安全のために必ずエアコンの電源プラグを抜くこと!

100均でエアコン掃除

ガムテープを使ってもOKですが、塗装用のマスカーフィルムとテープを使うと、後からきれいにはがせるのでオススメです。マスカーフィルムは、ビニールシートとテープが一体になっている便利なアイテム。

右が仮止めテープ、左がマスカーフィルム。ホームセンターで売っているものより少量だが、108円で使い切りと考えれば十分 右が仮止めテープ、左がマスカーフィルム。ホームセンターで売っているものより少量だが、108円で使い切りと考えれば十分

 

汚れた水が流れ落ちるのを防ぐため、ゴミ袋を写真(下)のように設置。ゴミ袋の長い方を片側だけ切って開き、エアコン下にテープで貼付けます。45Lサイズのゴミ袋を使うとちょうどいい大きさです。

袋状になったところに汚れた水が溜まる仕組み 袋状になったところに汚れた水が溜まる

電源部分にはパネルが付いているのが一般的だが、ここもカバーしておくと安心 電源部分にはパネルが付いているのが一般的だが、ここもカバーしておくと安心

 

エアコン内部、最初はホコリ取りから

わが家のエアコンは自動お掃除機能が付いたタイプで、いつも運転終了とともに「お掃除します」とアナウンスが流れます。これに油断して掃除をしてこなかったわけですが……。実はこれ、「フィルターを掃除する」という意味で、内部を掃除しているわけではないのですね。

というわけでエアコンのパネルを開いてみると、ホコリがびっしり(汚すぎて写真は割愛します)。吹き出し口には、カビの胞子でしょうか。黒い点々があちこちに……ぞぞぞっ。フィルターを取り外し、まずはエアコン内部のホコリ取りから。

フィルター掃除機能が付いていても、この汚れ……。掃除機能が付いていなければ、もっと汚れていたかも フィルター掃除機能が付いていても、この汚れ……。掃除機能が付いていなければ、もっと汚れていたかも

フィルターのホコリは掃除機で吸い取ります。それでも取れなかったら、台所用洗剤を入れたバケツにフィルターを10分程度浸し、使い古しの歯ブラシなどでやさしくこすればスッキリ フィルターのホコリは掃除機で吸い取ります。それでも取れなかったら、台所用洗剤を入れたバケツにフィルターを10分程度浸し、使い古しの歯ブラシなどでやさしくこすればスッキリ

フィルターを外し、掃除機で中のホコリを吸い取る。ブラシのノズルがない掃除機ならば、ノズルだけ100均でも購入可 フィルターを外し、掃除機で中のホコリを吸い取る。ブラシのノズルがない掃除機ならば、ノズルだけ100均でも購入可

自動掃除機能付きエアコンは、内部にダストボックスが。恥ずかしながらその存在を知らず、ドレッドヘア状態のホコリがごっそりたまっていた 自動掃除機能付きエアコンは、内部にダストボックスが。恥ずかしながらその存在を知らず、ホコリがごっそりたまっていた

 

エアコン用スプレーでフィンを洗浄

ホコリを取り終えたら、エアコン洗浄スプレーの登場です。冷却フィンの部分に、こびりついた汚れを落とすようにまんべんなく吹き付けたら、約10分放置します。(自動掃除機能付きではないエアコンだと、冷却フィンはもっとむき出しになっています)

2本使い切ったが、少し足りない気も。この200mlサイズなら3〜4本あってもいいかも? 2本使い切ったが、少し足りない気も。200mlサイズなら3〜4本あってもいいかも?

 

10分経ったら、水を入れたスプレーを吹き付け、洗剤を洗い流します。同時に、汚れている部分をこすってきれいに。エアコンを傷つけないためにもブラシは避け、布やスポンジのようなやわらかい素材のものがオススメです。こういった掃除便利グッズは100均でも充実しているので、各家庭のエアコンの形状に合ったものを探してみてください。

ペットボトルに装着できるスプレーに水を入れて、ひたすらシュッシュッ。細いところに届くお掃除棒が活躍 ペットボトルに装着できるスプレーに水を入れて、ひたすらシュッシュッ。細いところに届くお掃除棒が活躍

ゴミ袋には汚れた水が。ゴミが沈殿しているのも見える

 

乾かしたら、お掃除完了!

乾いたらフィルターやパーツを戻せば完了です。送風モードを2〜3時間運転させて、しっかりと乾燥させました。全部で2時間くらいかかりました。

きれいになったフィン部分 きれいになったフィン部分

最後に天井部分や側面をぞうきんで拭いて仕上げ! 最後に天井部分や側面をぞうきんで拭いて仕上げ!

 

【100均グッズを使ってみた感想】

  • 目に見えてホコリやカビがとれたので、気持ち的にかなりスッキリ。
  • 最初は慣れなくて少し大変だったけれど、次第にコツをつかんできた。次回は1時間くらいで掃除ができそう。
  •  100均グッズは使い捨ての感覚で使えて便利。エアコン洗浄スプレーの内容量が少なかったので注意。香料が強めなのも気になった。

後日談:100均以外のスプレーも試してみる

 

100均のエアコン洗浄スプレーが適量だったのか? という点が気になり、ほかの市販のエアコン洗浄スプレーも試してみることにしました。また、100均のスプレーは香料が強く、においが気になったので(筆者は化学香料が特に苦手なため。芳香剤など大丈夫な人はそんなに気にならないかもしれません)今回は無香料のものを選びました。

1本420mlを2本セット約2500円で購入。こちらは電解アルカリ水を使ったアルカリ性洗剤 1本420mlを2本セット約2500円で購入。こちらは電解アルカリ水を使ったアルカリ性洗剤

 

数日前にホコリはすべて掃除済みなので、今回は冷却フィンにスプレーだけしてみました。2本(合計840ml)使い切ったところ、再び真っ黒な水がぽたぽたと……! 前回よりもこちらの方が水の汚れがひどく、100均のスプレーより洗浄力が高いように感じました。あと、スプレーの噴射力が強いです。

100均スプレーよりも汚れがはっきり 100均スプレーよりも汚れが落ちた!

 

個人的には、とにかく安く済ませたい人は100均、多少高くても洗浄力重視という人には100均以外をオススメします。

また一方で、業者によっては「市販の洗浄スプレーはエアコンをダメにする」と、推奨しない意見も見かけます。今回のセルフ掃除体験はあくまでも参考としていただき、ご自身でご判断ください。

筆者はセルフクリーニングに大満足で、花粉やアレルギー対策のためにもこれから年2回(夏前・冬前)は掃除したいと思いました。この方法だと内部のファン部分までは掃除ができていないそうなので、何年かに一度はプロに解体してクリーニングしてもらうのがいいかもしれません。

 

(取材・文/大野麻里
おおのまり/エディター・ライター

美術大学卒業後、出版社勤務を経て2006年よりフリーランス。雑誌や書籍、広告、ウェブなどで企画・編集・執筆を手がけている。得意ジャンルは住まいやインテリアなどの暮らしまわり、旅行、デザイン関係など。シンプルで機能的なものが好き。働く主婦の目線で提案。

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