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ギア好きに刺さる財布!マルチツールの機能を備えた「DANGO WALLET」

&GP / 2022年2月26日 7時0分

ギア好きに刺さる財布!マルチツールの機能を備えた「DANGO WALLET」

ギア好きに刺さる財布!マルチツールの機能を備えた「DANGO WALLET」

【男前マルチツールの世界】

マルチツール。それは、手に収まるほどのコンパクトなボディにさまざまな道具を詰め込んだ“ハンドツール”。とかく専用ツールに比べ「間に合わせ」と思われがちですが、そこにはマルチツールだからこそ味わえる奥深い世界が存在します。

そんなマルチツールの男前な魅力を紹介する連載第17回は、DANGO PRODUCTS「T01 タクティカル バイフォルド ウォレット SPEC-OPS」(1万8480円)です。

*  *  *

2015年に発足したDANGO PRODUCTSは、金属加工のマニファクチュアです。その技術を活かしたDANGO WALLETを開発、商品化し現在に至ります。日常の生活の中で役立つアイテムを想像し具現化する、それはどれもスタイリッシュでタクティカルな雰囲気を持つ男性が好きそうなアイテムばかり。

今回ご紹介するのはマルチツール付きの財布。これまでさまざまなマルチツールを単体で紹介してきましたが、今回はちょっと毛色が違います。

キャッシュレスの時代を迎えた現在、財布をどのようにするか考え始めた人は多いかもしれません。日常の中で欠かすことのできないアイテムである「財布」に焦点を当て、スマートに携帯できるマルチツールを紹介します。

 

■ギア好きがかっこいいと思える財布

コロナ禍になって2年以上が過ぎようとしています。はからずもキャッシュレス化が加速し、現金を使う機会が以前よりもかなり減りました。もちろん現金しか使えない場所もあるので、多少は財布に現金が入っていますが、以前のようにATMで現金を下すという行為はかなり減ったと思います。

あらためて自分の財布を見ると、入っているものは現金よりもカードの方が多い。クレジットカードに免許証に保険証、その他診察券やポイントカードetc。しかし、実際に頻繁に使っているカード類は3~5枚くらい。使っていないカードの方が圧倒的に多かったのです。ならば、それに適した財布を探そうじゃないか!と思って見つけたのがこのDANGO WALLETでした。

何よりかっこいい! そこに目を奪われました。日々携帯するならかっこいい方が良いし、タフで上質なものが良い。もちろん、考え方は人それぞれですが、マルチツールが好きな人であれば、同様の意見を持っているのではないかと信じたいです。

▲外側にもポケットが付いている

財布のスタイルは同社の「Dシリーズ ダッパーウォレット」と同じ二つ折りタイプ。表に2箇所、内側に1箇所のポケットがあり、計3枚のカードを収納できます。そして、内ポケットの反対側にシリコンゴムバンドで閉じられたメタルプレートに挟まれたマルチツール(MT02)が収納されています。マルチツールを外せば、あと3枚くらいのカードが入ります。

▲見た目のゴツさを裏切らないセキュリティ機能

キャッシュレスが一般的になってきたことで多くなってきた犯罪が「スキミング」。大切なカード情報をすれ違いざまに抜き取るスキミングによる被害は近年増加している模様。しかし、この財布にカードを入れておけばスキミング犯罪に遭うことはありません。

▲バンドを変えてイメチェンも可能

キャッシュをまったく持っていないと不安な場合は、シリコンバンドにお札が挟めて、マネークリップ的な使い方ができます。このウォレットバンドは別売もしていて、補修用としてはもちろん、色を変えることでイメージを変えることも。オンとオフで使い分けてもおしゃれかと思います。

シャーシとなるフレームはアルミ合金製。航空機にも使用される軽量で丈夫な6061番のアルミを採用。表面処理は対傷性に優れたセラコート塗装が施されており、アウトドアでのラフな使用にも耐えられます。フレームには紐が通せるランヤードホールがあり、脱落防止用のパラコード等を付けることができます。

フレームを包むカバーは、DANGO WALEETが一般的に採用しているレザーではなく、DTEXと呼ばれる耐久性と耐水性に優れた新しいファブリックが使われています。レザーと帆布の中間のような肌触りで、レザーのようなしなやかさを持つ優れた素材です。

とても縫製が丁寧で上質な質感が印象的。DTEXカバーはステンレス製ボルトでフレームに取り付けられています。このボルトは六角レンチで取り外しが可能です。

メーカーサイトを見ても交換用のレザーやDTEXがストックされてるわけではありませんが、将来的には補修品がリリースされるのでしょうか? 今回紹介するTシリーズではありませんが、同社のAシリーズであれば、カーボンやウォルナット(木製)、ニッケルメッキされたカバー等が別売りでラインナップされています。

カスタマイズが可能であることは実にワクワクしますね。お財布を改造する人なんて稀かもしれませんが、重要なのは“自分好みに変えられる可能性がある”ということ。実際にしてもしなくても、できることがうれしいのです。

では、本題のマルチツールの機能を見てみましょう。

 

■ケースと一緒に使うことで活きるツール

▲ウォレットに入れたまた使えるMT02マルチツール

中央が大きく空いたロ型のプレートに14種のツールが付いています。プレートはCNCで加工されたハイカーボンステンレス鋼。熱処理が施された耐食性に優れた素材です。

一見すると抜きで作られたただのプレートツールのようですが、フレームとの適合性が非常に良好。各部のエッジが抜きで作られる安価なプレートツールとは一味違った感じです。このツールはウォレットから外しても使えますが、その真骨頂は財布に入れたまま使える点です。

そしてプレートタイプのマルチツールを使用する場合、少なからず感じるのが「握っていると手が痛い問題」。グローブや軍手をしていれば問題ありませんが、素手だと少しストレスを感じます。それをこのツールは解決しています。

プレートツールの両サイドに注目。左右にそれぞれ2つの小さな突起があります。これは、財布のフレームに設けられた溝に嵌めて固定するための突起で、プレートツールを財布の内側にスライドさせ、カバーをめくると財布自体がハンドルになるというユニークなものです。

フレーム1段目のロックポイントまでツールをスライドさせると、ナイフやのこぎりが使えて、2段目のロックポイントまでスライドさせると、中に指を通してしっかりと握れます。

もちろん、プレートツールを逆方向に挿せば反対側のツールを使えるように。プレート型のマルチツールはどうしても力が掛けにくく使い難いと感じる人は多いのではないでしょうか? 単に「カードサイズです」的な物ではなく、ケースと共に使うことで立派なツールとして使えるようになっています。

 

▼レンチ

プレートツールでは最もポピュラーなレンチには、比較的よく使われていそうな、そしてプレートツールで開け締めができるサイズのボルトに対応した1/4インチ、10mm、15mmが採用されています。

 

▼ナイフ的なもの

ナイフと表現すると紙などをスパッと切れるものを想像しますが、実際には突起といった感じです。ナイフのように美しく切ったり、刺したりすることはできませんが、カートンオープナーとしては大変優秀。刃が非常に短いので、内容物を傷つけることなく開梱できます。

 

▼缶切り

ナイフである突起部と1/4レンチの部分を利用すれば缶切りとして使えます。意外と使えます。

 

▼定規

ロープやパラコードの長さを測ったりするのに便利。DIY作業時に鉛筆でスミ入れするときなど、ちょっとした直線を引くのにも使えます。

 

▼釘抜

柱に刺さった邪魔な釘を取り除く時などに。プレートはしっかりとしているので力が加えやすく使いやすかったですね。

他にも栓抜きやマイナスドライバーなど日常でよく使うであろうツールを搭載しています。タクティカル・ウォレットという厳つい名前のアイテムですが、プレートツールに関していえば、日常のちょっと困ったを解決するためのツールを備えているのではないでしょうか。

*  *  *

EDC(Every Day Carry)という言葉があります。アメリカのギア好きの間で結構前から使われています。日々所有するアイテムの総称ですが、共通するドレスコードのようなものを付加させるのがこだわりとして見られます。つまり、EDCを見るとその人の趣味・志向、職業、年齢、性別などのプロフィールを垣間見られるわけです。

単純にかっこいいとか便利とか、そういった見た目や機能だけでなく、そのものを選び所有するこだわりが「かっこよさ」に繋がると彼らは考えているようです。製品のアイデア、品質、そして拡張性。DANGO WALLETはまさにそんな人たちの所有欲をくすぐるアイテムではないでしょうか。

キャッシュレス社会が日本よりも早く定着した欧米にこれから日本が追いつくことは間違いありません。それに合わせて普段から所持するであろう財布のスタイルも変わってくることでしょう。ギア好きの人がこのDANGO WALLETに触れれば、その魅力に気づくことでしょう。

 

>> [連載]男前マルチツールの世界

<取材・文/GOL>

GOL|歯科技工士、ECディレクター、webライターまで幅広く活動しております。指先に伝わるハンドツールの質感や重さ、音などアナログな部分に惹かれて今に至ります。一番好きなのは懐中電灯。

 

 

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