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テレビをBluetooth対応にする簡単な方法と注意点

&GP / 2016年6月28日 23時0分

テレビをBluetooth対応にする簡単な方法と注意点

テレビをBluetooth対応にする簡単な方法と注意点

スマホやタブレット、マウス、キーボード、携帯音楽プレーヤー、ヘッドホンetc…、近年急速に普及したワイヤレス規格、Bluetooth。難しい設定が必要ないため、多くの機器に広まっている。しかし、なぜかいまだにBluetoothが搭載されないモノが…。それがテレビだ。

家族が寝静まった夜、リビングの大画面テレビで、Bluetoothヘッドホンを使って好きな映画を迫力の音量で楽しむ。テレビにBluetoothが搭載されていれば、そんなことも可能になるのだ。そんな希望を叶えてくれるのが、センチュリーの「どれで~もBluetooth Ver.2」だ。

どんな機器でもBluetooth対応に

この商品は、いわゆるBluetoothオーディオアダプターだ。Bluetoothに対応していない機器につなげると、音声をBluetoothで送信や受信できるようになる。そして最大のポイントが、送信と受信を切り替えられること。

20160628_century01 幅35×高さ51×厚さ10mm、重さ約30g。小さく軽いので、思ったほどジャマにはならない。充電用のmicroUSB端子と3.5mmステレオミニジャックを備える

 

たとえばテレビにつなげた場合、モードは送信(トランスミッター)にする。するとテレビの音声を送信できるようになり、Bluetooth対応のスピーカーやイヤホン、ヘッドホンで音声を受信できる。

一方、受信(レシーバー)モードにした場合。本体の3.5mmステレオミニジャック端子にBluetoothを搭載していないイヤホンやヘッドホン、スピーカーつなぐことで、それらをワイヤレスで使えるようになる。スマホから音楽を飛ばして、Bluetooth非対応のヘッドホンで聴くなんてことも。

20160628_century02

そして「どれで~もBluetooth Ver.2」を2台用意すれば…。そう非対応同士でワイヤレス通信ができてしまうのだ。

有効範囲は約10m。送信モードで約10時間、受信モードで約6時間連続動作する。

Bluetoothに潜む問題点

ちなみにこの製品をテレビで使う場合、ひとつ注意点がある。それが遅延だ。

テレビ用ワイヤレスヘッドホンはいくつも発売されているのだが、これらは実はほとんどが赤外線仕様になっている。理由は遅延。Bluetoothは技術特性上、ほんの少し音声が遅れるのだ。そうすると、映像と音が微妙にズレることになる。だから、遅延のない赤外線が使われている。

だったらBluetoothはダメだと思うかもしれないが、この問題を解決する方法もある。それが高音質コーデック「aptX」だ。Bluetooth通信で音声がズレるのは約1/10秒。aptX対応機器を使えばこれがかなり改善され、映像と音声がズレることによる違和感はなくなる。

「どれで~もBluetooth Ver.2」はaptXに対応している。あとは受信するヘッドホンやイヤホン、スピーカーなどにaptX対応のものを使えばOKだ。aptXは低ノイズ化も特徴なので、ズレがなくなるだけでなくクリアな音も楽しめる。

テレビをBluetooth化するなら、aptX対応機器は必須条件だ。

「どれで~もBluetooth Ver.2」>> http://www.century.co.jp/products/zak/zak/cbttr-av2.html

関連記事:いよいよイヤホンは完全ワイヤレスの時代に突入!?

(文/&GP編集部)

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