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iPadを車載してカーナビ&カーオーディオ化!ポイントはやっぱりSiri

&GP / 2022年3月12日 19時0分

iPadを車載してカーナビ&カーオーディオ化!ポイントはやっぱりSiri

iPadを車載してカーナビ&カーオーディオ化!ポイントはやっぱりSiri

【iPadで始めるAV環境最強化計画】

音楽リスニングで外せないのが愛車の運転中。カーステレオやカーナビのAV機能で音楽を流す人が多数派だと思いますが、音楽リスニングは今やSpotifyやApple Musicなどサブスク音楽配信が主流。基本がオフラインのカーナビだと、サブスクはちょっと扱いにくいんですよね。

そこでiPadを車載してサブスク音楽配信のリスニング用、ついでにカーナビとしても活用してみます! キーワードはアップルユーザーならお馴染み音声アシスタント“Siri”。

実は個人的にはこのテーマ、前々から興味を持っていて、僕が「11インチiPad Pro(第3世代)」(2021年モデル)を購入した際にSIMカードの入るモデルも購入したのも当初から車載を想定していたから。

▲iPadをカーAVとBluetoothで接続して活用

カーAVや車載の分野はまだまだ初心者ですが、いろいろ試行錯誤してみました。

 

■「ヘイSiri」とこんなに呼びまくった日はないかも

iPadの車載に挑戦したのは愛車のスバル・フォレスター。カーオーディオは購入時に、ケンウッド「MDV-M906HDW」という社外品のカーナビ・カーAVを取り付けているし、ビルトインスピーカーもハイレゾ対応スピーカーに交換、DSPも追い込み済み。おかげで音質面では満足しているのですが、だからこそ音楽サブスクで、いつでも好きな曲を聞けるようにしたい! という欲求が湧き上がってきます。

今どきのカーステレオやカーナビのAV機能はBluetooth対応なので、スマホと同じくiPadとの接続はBluetoothで簡単にできます。カーAVの世界は以前から、運転中のハンズフリー通話などの需要があるので、スマホやタブレットとの親和性があるんですよね。

その前に、まずはiPadを固定方法を考えます。今回はダッシュボード用の固定スタンドを購入しました。

▲Amazonで1870円で購入

僕の「11インチiPad Pro(第3世代)」(2021年モデル)は車載には画面が大きめですが、タブレットホルダーでガッチリ固定できます。通信は普段サブのスマホ用に契約している楽天モバイルのSIMカードをiPadに差して利用しています。

Bluetoothで接続すれば車載でも簡単に使えるし、Apple Musicで音楽を流すだけなら、実はこれだけでシステムは完成。でも、使うにあたって最優先で考えるべきことは、車の運転中にも安全に使えることです。道路交通法によって運転中のスマホ等の操作は明確に禁止されています。

そこで活躍するのが…iPadだから使える音声アシスタント“Siri”です。Siriはアップルのサービスなので、AppleMusicとの相性も抜群。これですべての操作を安全にハンズフリーでできるという目論見です。

▲車載だからこそ活用したい音声アシスタント“Siri”

iPadの固定が済んだら、試しに音声操作をテスト。「ヘイSiri、ヨアソビを流して」といった風に声をかけるとYOASOBIの曲を流せたり。曲名、アーティスト名とかなんでも通用するし、「ヘイSiri、運転中の曲を流して」みたいな雑なリクエストにも結構プレイリストが用意されていたりします。

▲「ヘイSiri、○○を流して」の選局が運転中にはとても便利

音質面は、カーオディオの音質を作り込んであるので、もう十分過ぎるほどアリ。いつも聞いている宇多田ヒカルも歌声が車の中で響くし、エド・シーランの超カッコイイ音楽も車内に響きます。

それ以外にも試行錯誤はいろいろとしていて、Siriで操作してYouTubeを流したりできないかも挑戦したのですが、これは音声操作のみなら上手くいかず…。手動操作ならYouTubeだけでなくNetflixやAmazonプライムで動画を視聴できますが、安全面からもちろん非推奨です。

そして、iPadを車載するなら、音楽リスニングだけでなくカーナビとしても使いたいところ。

難しい事は考えずアップル純正の「マップ」アプリでいいなら「ヘイSiri、マップを開いて」でマップ画面に切り替えられます。地図データはWi-Fi環境下で事前にダウンロードしておけば通信容量を減らせます。「マップ」を開いた状態からでも「ヘイSiri」の声をかけると、Apple Musicの選曲が可能です。

▲Apple純正の「マップ」でカーナビとして活用

目的地の検索は「ヘイSiri、○○に行きたい」と声をかけるだけ。これでルート検索も一発完了。ナビとして使うためには最初に“出発”ボタンを画面タップする必要がありますが、これって普通のカーナビでも同じですよね。

▲「ヘイSiri、○○に行きたい」「ヘイSiri、○○までナビして」などと声をかけると検索も一発

実際にクルマを運転しながらiPad車載で音楽リスニング&カーナビを試してみたんですが、実用性は十分。今回、「11インチiPad Pro(第3世代)」(2021年モデル)を使っていますで、カーAV環境としては11インチの大画面は正義!と言わざるをえません。ナビの画面がとにかく見やすい。

▲大画面だからマップの見やすさは抜群

と言いつつ少し不満もあって、運転席から操作するには、かなり大きめの声で「ヘイSiri、○○」と言う必要があったり…。あとApple Musicで音楽を流しつつナビをしていると、ガイド音声の音量はもう少し大きく流れて欲しいですね。

そしてしばらく運転していて気づいたのですが、iPadの電池残量がもりもり減っていく! これは、Apple Musicでデータ通信をガッツリ使っていること、そしてあとで気づいたんですがApple Musicの音質設定を“ロスレス”のまま流していたことが原因かも。シガーソケットからUSB type-CのUSB PD対応ケーブルをつないだら、ぎりぎり減らない程度にはなりました。

▲通信でバッテリー残量がどんどん減るので充電は必須

▲充電しっぱなしのスタイル。見た目的にはもうちょっと工夫が必要かも

あとは曲送り(スキップ)がちょい面倒だな…と思ってたのですが、考えてみれば、車載カーナビのスキップや音量操作のボタンでもコントロールできます。併用すればちょっと便利になりますね。

▲カーナビ本体のボタンで音量や曲送り

今回は元々カーナビ&カーAVが整備されている僕の愛車でテストしたのですが、Apple MusicやマップをSiriで音声操作するコンセプトで考えると、Bluetoothスピーカーを持ち込んでみるのもアリ。iPadの車載活用は、まだまだ研究していきたいところです。

>> 【iPadで始めるAV環境最強化計画】

 

<取材・文/折原一也

折原一也|1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年によりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員/ライフスタイル分科会副座長

 

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