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Galaxyが最新モデルを発表! 最注目のSペン付き「Galaxy S22 Ultra」の使い勝手は?

&GP / 2022年4月8日 19時0分

Galaxyが最新モデルを発表! 最注目のSペン付き「Galaxy S22 Ultra」の使い勝手は?

Galaxyが最新モデルを発表! 最注目のSペン付き「Galaxy S22 Ultra」の使い勝手は?

サムスン電子ジャパンが4月7日、Galaxyの最新モデルの日本発売を発表しました。スマートフォンはハイスペックの「Galaxy S22」「Galaxy S22 Ultra」と、ミッドレンジの「Galaxy A53 5G」「Galaxy M23 5G」の全4機種です。

▲Galaxy S22シリーズはグローバルではS22/S22+/S22 Ultraの3モデルだが、日本ではベーシックなS22と最上位のUltraの2モデルが発売される

Galaxy S22/S22 Ultraはドコモとauから4月21日に発売されます。ドコモ版の価格は未定。au版はS22が12万5030円で、S22 Ultraが17万8820円。使い終えた後の返却を条件とする「スマホトクするプログラム」適用時の実質負担金は、S22が7万1990円で、S22 Ultraが10万7180円となっています。

A53 5Gはドコモ、au、UQ mobileが取り扱い、5月下旬発売予定(価格未定)。M23 5Gはオンライン専用のSIMフリーモデルで、4月21日からAmazonとGalaxy Harajukuで販売が開始されます。Amazonでの価格は4万975円と案内されています。なお、キャリアが発売するモデルにもSIMロックはかかっていませんが、M23 5GはSIMを2枚挿せることがメリットです。

フラッグシップのGalaxy S22とGalaxy S22 Ultraを発売に先駆けて借りることができたので、まずは、その使い心地を本音でレポートしていきます。

 

■Galaxy S22は携帯性とパワーの両方を求める人にオススメ

Galaxy S22は、コンパクトで片手で扱いやすいことが利点。されど、ディスプレイは6.1インチと大きく、120Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。

▲Galaxy S22は、6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しつつ、横幅は約71mmに抑えられている

▲カラバリはファントム ブラック(左)、ファントム ホワイト(中央)、ピンク ゴールド(右)の3色から選べる

CPUには現行機種向けでは最高峰といえるSnapdragon 8 Gen 1(最大2.9GHz)を採用。RAMは8GB。素早いタッチ操作への追従性も良く、全くストレスを感じることなく操作できました。

カメラは広角(5000万画素)+広角(約1200万画素)+望遠3倍(1000万画素)の3眼構成。そもそもGalaxyのカメラはきれいに撮れるのですが、とくに夜景の撮影画質が大きく向上しているように感じました。

▲デザインは前モデルのGalaxy S21を踏襲。背面にはトリプルカメラを搭載

▲明るく鮮やかな色で撮影できる

▲「ナイト」モードで撮影した作例。従来モデルよりも露光時間が短くなり、2秒ほどで撮影できた

画像補正機能も進化しています。意図せずにして写り込んでしまった人や物を消せる「オブジェクト消去」という機能は以前から搭載されていましたが、さらに影や反射も消せるようになっていました。これらの機能がS22だけでなく、S22 Ultraでも利用できます。

▲タップで指定した人や物が、あたかも存在しなかったように消せる「AI消しゴム」機能は超便利

▲新たに影を消せる機能も追加。ガラス越しに撮影する際に、ガラスに写る反射を消すこともできる

 

■Galaxy S22 Ultraは「曲がらなくてもいい」なら最高の端末

Galaxy S22 Ultraは、同じ「S22シリーズ」とは言え、ベーシックモデルのS22とは、かなり印象が異なります。

▲6.8インチの大画面ディスプレイを搭載するGalaxy S22 Ultra。横幅は78mm

▲カラバリはファントム ブラック(左)とバーガンディ(右)の2色

S22 Ultraは約6.8インチの有機ELディスプレイを搭載。S22のディスプレイはフラットですが、S22 Ultraは左右が曲面でベゼルレスに見える仕様。背面にはクアッドカメラを搭載。そして、Galaxy Sシリーズでは初めてSペンを内蔵していることが大きな特徴になっています。

▲背面にはクアッドカメラを搭載。5つの円が並ぶが、右上はレーザーAFだ

▲本体にSペンが収納されていることがアドバンテージ

機種名としては、昨年発売されたS21 Ultraの後継ですが、実際に手にした印象は、Galaxy Noteシリーズの最後のモデルNote20 Ultraにも近く、世界では「Galaxy Noteが復活した!」と喜んでいるユーザーも多いようです。

Sペンは本体の左下に収納されていて、カチッと押して取り出します。ちなみに前モデルのS21 UltraもSペンに対応していましたが、別売で、端末内に収めることはできませんでした。やっぱり、本体に内蔵されているのは便利ですね。Sペンは「なくても操作できるけど、あったら用途が広がる」という機能。これまでGalaxy Sシリーズを使っていた人は、S21 Ultraを選ぶことで、スマホの使い方をグンと拡張できるかもしれません。

▲Sペンを抜き出すだけで、Sペンのメニューが表示される

▲画面オフでも素早くメモがとれる機能も健在

▲「ギャラリー」のサムネイルにペン先を近づけて、見たい写真や動画を確認できるなど、“書く” 以外にも便利に使える

筆者はそもそも、スタイラスペンで文字を書くのは苦手なのですが、Sペンはアナログのペンや鉛筆のような書き心地で、デジタルペン特有の遅延もほとんど感じません。手書きの文字をテキストに変換できる機能もすぐに使いこなせて重宝しました。

▲テキスト変換機能はウェブ検索やメッセージの返信にも使える

クアッドカメラは広角(1億800万画素)+超広角(1200万画素)+望遠3倍(1000万画素)+望遠10倍(1000万画素)という構成。S22よりもスペックが高く、デジタルズームとの組み合わせで最大100倍まで撮影できることも利点です。

いろいろ倍率を変えて撮ってみましたが、30倍くらいまではほとんど画質が粗くならず、日常的に使えるように感じました。最大の100倍にするとさすがに粗くなりますが、遠くのある物を確認したいときなどに重宝しそうです。

▲超広角で撮影

▲広角で撮影

▲望遠(光学3倍)で撮影

▲望遠(光学10倍)で撮影

▲30倍で撮影

▲100倍で撮影

▲高倍率で撮影する場合に、ガイドが表示され、手ぶれ補正が有効になるのも便利

撮影シチュエーションに関係なく、どのレンズを使ってもきれいに撮れる印象で、インカメラも4000万画素で、高画質で撮れます。カメラ性能は、あらゆるスマホの中でトップクラスと評価できそうです。

▲超広角で撮影

▲背景ボケはコントロール可能

▲夜景は驚くほどシャープな画質で撮れる

CPUにはS22と同じくSnapdragon 8 Gen 1(最大2.9GHz)。RAMはS22よりも多い12GB。サクサクとストレスなく操作できたことは言うまでもありません。5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、ヘビーに使う人でも余裕で1日は持ちそうです。

Galaxyは、折り曲げる「Galaxy Z Fold3」を最上位に据えていますが、カメラの性能やSペン内蔵という利便性ではS22 Ultraに軍配が上がります。「スマホは曲がらなくてもいい」と言う人には最高の選択肢となるでしょう。

 

■ミッドレンジのA53 5GとM23 5Gもかなり高性能

ドコモ、au、UQ mobileから発売されるGalaxy A53 5Gは、6.5インチの有機ELディスプレイを搭載するミッドレンジモデル。しかし、120Hzのリフレッシュレートに対応し、6400万画素をメインとするクアッドカメラを搭載するなど、ハイスペックモデルに近い性能を備えています。

▲Galaxy A53 5Gは、Sシリーズよりもスペックは低いが、普段使いには十分すぎる機能とスペックを備えたミドルハイ仕様

▲カラバリは左からオーサムホワイト、オーサムブルー、オーサムブラックの3色

サムスン電子ジャパンが初めてオープンマーケットで発売するGalaxy M23 5Gは6.6インチの液晶ディススプレイを搭載。CPUがSnapdragon 750Gで、RAMは6GBというミドルハイ仕様。5000万画素をメインとするトリプルカメラを備えています。約4万円という買い得感のある価格なので、MVNOのユーザーは検討する価値がありそうです。

▲Galaxy M23 5Gはシンプルなデザインで、5000mAhの大容量バッテリーを搭載していることも魅力

▲カラバリはディープグリーン(左)とライトブルー(右)の2色

>> Galaxy

 

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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